パリに戻って思った。肉が食べたいっ! 

なにしろ、ブルターニュではガレットとムール貝ばかりだったから(季節外れの暑さでぐったりして肉料理の気分じゃなかった)。

手始めにホロホロ鳥。鳥肉屋でロースト用に処理してもらう。内臓も要りますって言うと、レバーと砂肝と心臓を出してキレイにして包んでくれる。

ホロホロ鳥にスパイスをすりこむ。スパイスは Rœllinger の poudre Gallo を使った。鳥の味つけに、って書いてあるから。



タマネギ、エシャロット、細かく切った内臓に同じスパイスをほんの少し振って炒めてコニャックを入れ、栗を混ぜ、おなかの中に詰める。

栗は、詰めもの用に既に蒸したものが売られている。微妙なのを選ぶと水っぽくて味がしないので、私はいつもこのメーカーの栗。

 



溶かしバターを塗り、おなかを下向きにして(むね肉がパサッとしちゃうから)170〜180 ℃のオーブンで気長に焼く。

 



いい匂い♡ 焼きかげんもふんわり柔らか。おいしーい。ホロホロ鳥の質が良かったんだわ。放し飼いですから。

栗の詰めものもおいしい。Rœllinger のスパイスはやっぱり違うな。 お料理が上手になった気分になる。



残った芋を夫がサラダで食べたいって言うので、翌日、輪切りしてオーブンで焼き直してサラダに。



ホロホロ鳥の残りは(もちろん2人で1羽いっぺんに食べきれない)、解体して冷凍し、うちの定番のキッシュに。