チーズ屋で、自家製シャンティのマシンがあった。こんなの初めて見た!
これは絶対、夫が好きそうだ。
ふだん「オリーブオイルが好き」と健康志向のパリジャンぽく振る舞っているが、クリーム系大好きなのを私は知っている。
ふわっふわ! 空気をたくさん含んでいて(つまり、単価にしたらおっそろしく高い)、うちでハンドミキサーで泡立ててもこんなふうにならない。マシンすごいな!
クレームシャンティは、パリから北に行ったシャンティという街にあるシャンティ城で出されたものがその起源(と言われている)。
シャンティ城の庭園カフェで食べたシャンティ、おいしかったなあ♡
いまだに、シャンティがのったケーキを食べるとき、「正真正銘の(シャンティ城で食べた)シャンティと違うけれど」と前置きしてから、コレもおいしいよね、と続けるほど。
この季節にシャンティといえば、イチゴとあわせてパヴロヴァですよ。
大きく焼いたメレンゲにクリームとフルーツを盛っただけのシンプルなお菓子。
フランス人はメレンゲ大好き。サクサクして私も大好き。しかしパン屋で売っているメレンゲはなぜあんなに高いのか... ただの泡立てた卵白じゃないの。
あまーいので、レシピから少しずつ砂糖の量を減らしていって今にいたる。さらに減らしても大丈夫そうな予感。
私は中がネッチョリしたメレンゲは苦手なので、低温で焼けるのを気長に待つ。
カシャッと儚く崩れるメレンゲとフワフワのクリーム、酸味のあるガリゲット(フランスのイチゴの品種)で、春のおいしいお菓子。