
先日、帰りがけに、半身の大根だけ欲しいと思いながら、どこで買い物をして帰るかを猛烈に脳内解析している自分がいた。いずれにしても、道中で一番楽に立ち寄れる場所は某スーパー。ところが、そこは会員カードなどのシステムを一切切り捨てた小銭製造工場である。だから、いつもそこに行くには、スマートフォンにExcelの専用ワークシートを忍ばせて、一円単位の端数が出ないように慎重に買い物をしている。ところが、今回は半身の大根だけである。ただ一つの買い物だけで、完全に端数のお釣りを回避できるとは到底思えない。なので、真っ先にそこに寄ることはあきらめたのだ。いや、第一、あのスーパーは半身で大根を売ってはいないし。
すると、どうだろう。他に寄れる場所は、片道500mは下らない、遠回りも程々にしてほしい位の隣村である。いや、同じ市内だが。で、考えた。もしかしたら、自分はスーパーでなければ買い物出来ないという、狭窄視野に陥ってはいないか?この気づきが、大きな一歩を与えてくれた。確か、歩いているその近くに、思い当たる節があった・・・。
しばらく考えるうちに、何となくおぼろげながらに、こぢんまりとした商店があった記憶が蘇ってきた。ん?何の店?雑貨店だったような、、、でも野菜もあったような。そして、その記憶を頼りに脇道へ逸れると、あったぜ。うん、野菜も置かれている!迷わず入店することにした。大根半身、¥130-、安くない?っていうか、店に入ったら、店守りは優しそうなおばあちゃん。そして、小学生の女の子友人同士なのかな、店の中で教科書だか、書物を手にしてあれこれ楽しそうに会話をしている。ああ、ガチで昭和だわ。過去に、汚い想い出が蘇るばかりだったのだが、こんな昭和ならもう一度訪れたい。ふぅ、砂漠に生きていると思っていたのに、心が温まっちまったぜ。

Cadena Latina Grande2025 Final : 2025/9/27

iSALSAMANIA! vol.155 : 2025/11/30
Editor CABEZÓN