パートナーシップとコミュニケーション〜欧米式&日本式〜 | Latin Beauty ® -ラテンビューティーMOMOKOのBLOG-

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前回のブログで、

内に向き合う事について書いたわけだけど、

じゃ逆に、矛先が外に向くことについても

書きたいと思う。

ちょうどその話を、

先日キューバンのパートナーと

ディスカッションしていたので。



私達は今回のGypsy Caravanで、

リズムを決めて振りを踊るセッションを、

フリースタイルではなく、振付として創作する

初めての試みをした。

最初は順調だった。

お互いに交互に自分の刻みたいリズムを提案し、

緩急を付けて構成していく。

途中から、もっともっとと

新しいリズムの追求をしていった。





産まれながらリズミカルな国、

街角音楽と共に育っているキューバ、

更に寮生の厳しい音楽学校でありとあらゆるリズムの勉強をしてきた彼、

片や、安室ちゃんやスピードから入り、TLCやスパイスガールズの影響からティーネイジャーでダンスを始めた東京ダンサー。

ヒップホップでリズム感や感性を学んだ後、

11年競技ダンサーとしてコンペティションをして、

何よりもテクニックや魅せ方を重視した世界にいた私。

リアルDance with me(この映画知ってる?)
だわ〜

・Save the last danceとか、
・Step up!
・Dirty dancing in Havana
(TSUTAYAのダンスムービーコーナー参照)

ほとんどの青春ダンス映画の内容が、

まさにいま私が体験してること。

土着なものと現代的なものとの融合。

ガチでこの身に起こりビックリ。笑

いつかこの内容を映画か舞台にしなきゃ〜笑

私が競技ダンスでインスパイアされたのは、

とにかくどこまでも洗練された美。

ヒップホップは、音に反応する感性。

今学んでるフラメンコは、身体を楽器にするリズム。

そして、キューバのジョアンと出逢ったことで、

自分のダンス人生に、

音楽を学ぶ、ルーツを学ぶ機会を得た。

これは、、

本当に私のダンス人生が、

より幅広いものとなり、

よりリアリティのあるラテンを体現できる、

またと無いチャンス。

本当にギフト。

お互いに刺激し合え、成長し合える、

深い縁を感じて感謝している。





さて、ここで問題が起きた。

彼の言う、リズムを

私が体現出来ないという問題が。

それはそれは自信喪失したわよ〜〜

私、ダンサーなのに

リズム感無い…?ってね。笑

音が掴めない。

たぶんなんだけど、

この人もストイックにやってきたから、

技出してくれるんだけど、

その技に自分が追いつかない。。

そんなダンサーとしての力量を試される

リハーサルの日々でした。

何で取れないの?ズレてるよ!

って言われても、

産まれながらにそのリズムが染み付いてる人と、

大人になってから学んでる人とでは、

感じ方が違う。

同じ場所を何時間やっても

なかなか掴めなくて、

追い込まれるほどにおとは聴こえなくなり、

なんかスゴーーイ嫌な雰囲気になった。笑

んでね、


若くて自信のある人って(かつての私もそうだった)
言いたいこと、思ったこと何でも言うんだよね。

それが愛だと思ってるからさ。

ある程度歳とるとさ、

今言うべきなのか、

いつ言うべきなのか、

はたまた言わぬべきなのか、

何が最良か、

いろいろ考えてものを言うようになる。

若いって無知で、自信に満ちていて

凄いなぁと思うんだけど。

だから私は若い男が苦手。笑

しかも男の子のプライド立てないといけないから。。

ってのをドイツで散々味わって疲れたのだ〜。

自分の師匠が、

年齢は関係無い!

モモは若く見えるし、彼もモモも充分に

mature(成熟してる)だから大丈夫!

と言って組んだ相手はなんと10個も下の男の子だった。

結果、大変だった…

ジェネレーションギャップってね、

やっぱあるよ。

しかもめっちゃ頭が良くて、自信のある子だったから、

こちらが大変大人にならなきゃなのがとっても面倒くさかった。笑

東京では、いつも年上の中で生活してきてたし、

年下の男の子とは縁がなかったのに、

私も歳をとったものだと感じたのがその時。

大人にさせて頂きました。

今回、なぜかまたパートナーは年下の男の子。

というのを味わって、

最初は寛大な心で彼の好きなようにさせていたものの、

途中から私も疲れた。




自分の内側に集中出来るようになると、

矛先が完全に人に向かなくなると、

他人がそれを邪魔しにかかるというか

なんで?なんで?何考えてるの?って

キレてきたりする。




かく言う私も、若かりし頃はそんなことを大人に対してしていた。

ぁあ、しんちゃん元気ですか?

貴方は本当に私に勉強させてくれた。

そして今も尚、あの経験から勉強させてもらっています。




この年下パターンが、ドイツ人とキューバ人と2回も続いたので、

これは何か学ぶことがあるはずだ!

と、検証してみることにした。


共通点

①自分にとって年下

②自信のある、才能のある賢い若造

③見た目穏やかでクール

上から目線でガンガン言ってくる

⑤言った後のフォローの仕方までは無知


さぁ、オバちゃん、そろそろ才能のある年下の男の子を上手いこと育てようではないか。笑


そう2回も続いてるんです。

何か学ねばなりません。

経験豊富な年上男性のように、

言わずとも読み取って心配してくださるなんてことはないんで。

とりあえず、コミュニケーション。

ドイツの男の子とは、

本当にコミュニケーションが取れなかった。

価値観が違い過ぎて、

アレ?あら?の

スカスカパンチだった。

さぁ、今回この目の前の人とどこまで

ちゃんとコミュニケーションとれるか、

これは語学の問題ではにゃい。

確かに私の英語力は全然そんなでもないし、

語彙も少ないし、バイリンガルとは程遠いけど、

愛を持って相手に諭せば伝わるはず。

本番が終わって話を持ちかけた。


「あのさ、今回の練習の仕方なんだけど、貴方のやり方、言い方、好きじゃなかったの。
貴方が自分に自信があるのは分かってるし、そういう厳しい中で育ってきたのもわかってるよ。私も自信があるし、出来ないことはないと信じている。
私もかつて散々やってきたから分かるんだけど、同じことを言うにしても、
信用に基づいてないストレートな発言は、何も意味を成さないよ。
あの感じはドイツのトラウマを思い出させたんだけどね、
ここよく聞いて欲しいの。
若い人間は思ったことを思ったように好きに表現できるの。それは若さの特権ね。
そうやって喧嘩しながら成長していくパートナーシップもあるでしょう。
そのやり方、ダンスのパートナーシップで私も散々やってたの。
昔組んでいた、かなり年上のダンスパートナーにね、
私は若くて自信があって勘違いしてたから、
好きなこと言いまくってたの。
私は言いたいこと何でも表現してるのに、
何で貴方は何も表現してくれないの!?
何思ってるか全然わからない!!
喧嘩してでも良いからお互いに気持ちをぶつけ合おうよ!
って言ったことがあるの。
その時に彼から返ってきた言葉は、

もし、僕の考えてることが分からないので有れば、それはもう君が僕に何の関心もないからだよ。相手を信用し、相手をよく見ていればね、
言わなくても分かるよ。

って言われたの。
私その時は何のことだか全然わからなかった。
でも、その後に年下のドイツ人の男の子とパートナーシップ組んで、その意味がよく分かったんだ。
何でもかんでも言わなきゃわからない、喧嘩しなきゃわからない世界は、もう十分。
もうそのステージ卒業したから、そこに戻る気はないの。
私はものすごく人のエネルギーに影響を受ける人間だからね、一緒にいる人を選ばなきゃならないの。私は自分を分かってる。貴方のやり方は、私には効かないし、意味がないの。そのやり方を続けるなら、もぅ貴方とは一緒に仕事できない。」


我ながら、これ以上ないくらい、

明確に、自分の意思を伝えたと思う。

もちろん何一つ感情的になることもなく。



彼には伝わって、

何度もなんども謝ってきた。

「パートナーシップであるならば、
その気持ちを早く知っておきたかった。
そんな風に感じさせてしまい、ショックを受けた。
キューバでは、物凄い競争率で、
みんなガンガン言い合いながら、
プレイヤーも入れ替わり立ち替わり。
それにストレートに言うことは、
絆がある証と思っていたけど、勘違いだった。」



うん、知ってる。
日本はゆる〜いってよく思ってた。
私も物凄い競争率の世界にいたし、
ヨーロッパ人の中でダンスするって戦争みたいだったから。


でもね、逆に日本はもしかしたらゆる〜いんじゃなくてさ、
もともと感性が豊かな人種で、
気配りとか気遣いとかの文化でさ、
目に見えないものを大事にしてきた国民性。
ヨーロッパの真似してガンガン喧嘩し合わなくてもいいんじゃない??笑


もっとあるはず、これからの時代のコミュニケーション能力。

キレるとかじゃないのよね、

コミュニケーションは。

相手を信じることをベースにしたコミュニケーション。

言葉を超え、人種を超え、

感動のあるコミュニケーション能力を身につけたい。

いまこれ学んでる。

わざわざ欧米的コミュニケーションに戻す必要がない。

だからと言って言いたいこと言わない、見ない、蓋をするような発展性のないものじゃなくて、


もっと尊重と信頼の上に成り立つもの。

感じ取る能力を養う。


日本にいる外国人にさ、


やっぱ日本スゲーわ。

日本人の精神性ヤベーわ。


ってそんな驚きの感動をさ、

与えられたら、私のドイツでの経験が全て浮かばれるんだわ。

日本人の精神性に気付いちゃって以来、

それがドイツで1人でやりたくて出来なかったことだから。


とりあえず日本でやる。

自分がやる。

歩く世界遺産を目指そう♩笑

世界平和は一人一人の心の平和から〜♩

日本は世界に影響を与える民族〜♩



ほんっと、日本人のみなさん!!
貴方たち世界遺産の心持ってますから!!
自信持ってくださーい!!笑



海外でのオーディションを控えてる友人に言ったわ。
自信、0か100かどっちかだよって。
自信100あればさ、落ちたって怖いもんないよ。
はて、
自信ってどこから来るんでしょうかね。
努力してきたとかの話じゃないんだよね。
努力してきた自信だと、もっと努力しないと自信保てない。
そういうんじゃないやつ。
自分の持って生まれたものを信じるというか…
思い出す、気づく世界。
この辺についてはまた後日…。








ちなみに、先日のトライアルオーディションショー@銀座は無事、大成功でした♡新しいお仕事の依頼も頂きました!
応援ありがとうございました!






Gypsy Caravan @Azur 7/29
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次回は、Gypsy Caravanは、8/28 日曜日に決定!!!
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Don't miss it!