いつの頃からか、心のどこかでこの時を恐れるようになっていた気がする。

 

 

 

譜久村聖がモーニング娘。を卒業してしまう時を。

 

 

 

 

でもその時がとうとう来てしまうんだなぁ。

 

 

心の底からの感謝と祝福、そして心の底からの寂しさが渦巻いてます。

 

 

 

 

卒コンは明日だけどブログを書く時間はなさそうなので、今日フクちゃん卒業前ラストのブログを書こう。

 

 

 

 

 

 

振り返れば長く。

モーニング娘。加入から約13年。

エッグ加入から数えれば約15年。

 

 

歴代でも最長。

でも最長なことにたぶん意味はなくて、それは結果でしかないんでしょう。

 

 

小学校5年生だった女の子が27歳になるまで、この芸能界、ハロープロジェクト、モーニング娘。という世界を生きてきたことの軌跡。

 

 

それを想うと、あまりに途方もなくて、何も言えなくなってしまう。

 

 

 

 

以前ラジオで、加入してからずっと忙しかった、日曜日にサザエさんを見られたときは感動した、という話をしていて。

 

 

そんな生活だったんだなぁと改めて思い、ファンとしてそれをどう受け止めればいいのか、感謝だけでは全然足りないような気がして、やはり途方に暮れてしまったことがありました。

 

 

想像することしかできないけど、想像なんかでは全然追い付いてないんだろうなって。

 

 

 

 

ファンもしくは第三者の口から「青春を犠牲にしてくれて」みたいな言葉を聞くことがたまにあって、でも個人的にその言い方はあまり好きではなくて。

 

 

たしかに一般的な“青春”ってやつのほとんどを味わえずにきたかもしれないけど、彼女たちにとってはきっとこれが青春なんだろうし、青春に一般も特別もないよな、っていう。

 

 

そんなことを思っていたときに『すっごいFEVER!』がきて、「青春全てをかけてること」という歌詞がすっごいしっくりきたんですよね。

 

 

彼女たちは青春のすべてをかけて、モーニング娘。という青春を過ごしている。

 

 

ただのヲタクながらに、そんな風に納得したりしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

最近、去年出た9期10期本のインタビューを読み返したんですよ。

 

 

ひとつひとつ言及したいくらい濃い内容だったんですけど、とにかく9期10期の8人ってやっぱり特別なものがあったよなと懐かしく思い返したりして。

 

 

そこに11期の小田ちゃんを加えても成り立つけども、小田ちゃんが加入する前までの9期10期というのもまた特別なもので。

 

 

モーニング娘。に新しい風が吹いて、また別のステージに上がったなという雰囲気がありましたよね。

 

 

まさに新時代だった。

だからいま思い返しても、やっぱりこの8人は特別です。

 

 

そんな8人も、とうとう2人だけになってしまう。

 

 

インタビューでも言ってましたが、いつか全員が卒業したら、また集まってドリームモーニング娘。的な感じでステージに立ってほしいなぁ。

そこには小田ちゃんもいてほしい。

 

 

 

 

 

 

その流れで、最近発売された『blt graph. vol96』のフクちゃんのインタビューと、フクちゃんのラスト写真集に載ってるインタビューも(ようやく)読みました。

 

 

 

blt graph.は写真も良いし、インタビューも存外濃くて、これはぜひ読んでほしい。

 

 

モーニング娘。であるときも、モーニング娘。を卒業したあとも、フクちゃんは常に“モーニング娘。の夢”を持っているところが、らしいなぁと思いました。

 

 

ひとつ前のブログにも書いたけど、「私はずっと東京ドームのステージに立つという目標を掲げていたし」という言葉が聞けて嬉しいです。

叶わなかったとしても、リーダーがそうやって高い目標を持って頑張っていたことが、ファンとして嬉しい。なぜならファンも同じところを見ていたから。それがただの「ファンの勝手な願望」ではなかったことが嬉しいのです。

 

 

 

 

そして写真集のインタビュー。

 

 

これがもう、濃いというか重い。

良い意味で重すぎて、ちょっと言葉が出ませんでした。

 

 

 

フクちゃんがエッグに加入するまでの経緯、加入してからの努力や挫折、そしてモーニング娘。になってからの日々。

 

 

いつも以上に本音で語ってくれてる気がしました。

 

 

まじでこれはすべてのファンに読んでほしい。

でも写真集だから、買ってない人もいそうですよねぇ。もったいない。

 

 

 

 

言及したい箇所は山ほどあるけれど、

 

 

「リーダーになったその日から“譜久村聖”というのを箱に閉まった気はします。見え方、行動、全てを“モーニング娘。のリーダー”として過ごしていました」

 

 

という言葉の重み。

 

 

18歳になったばかりの、まだ芸歴4年目の決意。

 

 

リーダーになってほしいとか、リーダーとしてどうこうとか、ファンが軽々しく言えないよなと思うのは、その重みをファンながらに察することがあるからです。

 

 

 

 

他にも、

 

 

「でもやっぱり、モーニング娘。としては、アイドルの根本である“競争社会”にいることを忘れないでほしいです。仲良しこよしでやるものではなく、平等でもない。だからアイドルってキラキラと輝く人たちがなれるものなんです。(中略)そして今の時代だと一番難しいことかもしれないけど、他人の言葉に惑わされないで、自分たちらしく進んでいってほしいです」

 

 

など。

 

 

 

実際にそこで戦っている人から「平等ではない」と言ってくれることへの安堵。

 

 

昨今、ファンのあいだで妙な平等主義のような、その実ただ自分の推しに目立ってほしいと思ってるだけのわがままを駄々っ子のように叫び散らすヲタクが増えてる印象なんですが、なにを甘っちょろいこと言ってんだよと常々思ってます。

 

 

モーニング娘。は、アイドルは、そんな甘々の世界じゃないだろう、それくらいファンでもわかる。

 

 

決して平等ではない世界で戦っているからこそ、彼女たちはあんなにも輝いているのに。

 

 

 

 

 

他の部分もすべて、あらゆるファンに読んでほしい内容です。

 

 

このインタビューだけ切り取って無料で公開してほしいくらい。

 

 

 

 

無料で公開といえば、non-noさんの新たなインタビュー記事が前後編できてます。

 

 

前編

 

 

後編

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あぁ、なんだか卒業前の気持ちとはあまり関係ないことまでダラダラと書いてしまっている気がする。

 

 

 

 

フクちゃん。

 

 

譜久村聖さん。

 

 

 

誰よりもなによりもモーニング娘。を愛して、人生のほとんどをそこに捧げてきた人。

 

 

こうしてインタビューを読むと、改めてそのことを痛感させられる。

 

 

 

本当に、ファンが思っている以上に、フクちゃんはモーニング娘。のことばかり考えてくれていた。

 

 

プロだから、仕事だから、メンバーだからという域さえ超えて、ずっとずっと考えていてくれた。

そしていろんなことを実践してきたし、それでも叶わなかった夢もあった。

 

 

 

 

こんなにもモーニング娘。を愛したメンバーがいただろうか。

 

 

もちろんそんなことは比べるものではないけど、少なくともフクちゃんが全身全霊をかけて、13年間モーニング娘。とメンバー、そのファンを愛し続けてきたことは絶対に間違いないこと。

 

 

 

そのすべてに、13年分の感謝を捧げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

フクちゃんの声が好きです。

 

 

楽しいときや幸せなとき、それを言葉にしたときのあの声。

 

 

「楽しいね~♪」とか「嬉しい~!」とか、そうやって喜ぶフクちゃんの声を聞くと、こっちまで幸せになれるし、なぜだか泣きそうにもなる。

 

 

 

フクちゃんの幸せが、ファンの(わたくしの)幸せでもあります。

 

 

メンバーもファンもみんな言ってるけど、これからもずっと幸せでいてほしい。

それを一番に願ってます。

 

 

 

 

優しい人。

 

 

フクちゃんの優しさのすべてが大好き。

 

 

譜久村聖という人間のすべてが、泣きたいくらい好きすぎる。

 







つんく♂さんに「譜久村、降りといで」と言われたあの日から約13年。



長いようで、振り返ればあっという間。

あっという間のようで、やはりとても長い時間だった。

 

 

今日と明日でモーニング娘。としての譜久村聖は終わりを迎えてしまうけど、これまでの13年間と、フクちゃんが生まれてからの27年間に心から感謝して、最後の雄姿を見届けてきます。



『モーニング娘。の譜久村聖』という奇跡を、1秒足りとも見逃さないように。


 

 

 

 

 

 

 

長くなってしまいました。

 

 

想いはドバドバ溢れてますが、例によって上手く言葉にできません。

 

 

もう、言葉はいらない。

 

 

ということにしておきましょう。

 

 

 

 

じゃあ横アリ行ってくる。