昨日はモーニング娘。'23の秋ツアー『~Neverending sihne show~』の渋谷公演(夜)に行ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あぁ。

 

 

至福だった。

至福の時間を過ごした。

 

 

 

もちろんモーニング娘。のライブはいつも楽しいけど、昨日の公演は「こんなに満たされた気持ちになったのはいつ以来だろう」と思うくらい素晴らしかった。

 

 

 

泣いたなぁ。

なんならここ数年の卒コンより泣いたかもしれない。

 

 

何をそんなに泣くことがあるのか。

たしかにフクちゃんラストのツアーではあるけど、まだもう少し時間はあるじゃないか。

しかしここ1週間くらい、わたくしの情緒は不安定を極めており、ちょっとしたことでも精神が激しく揺さぶられてしまう状態にあった。(その理由は後述する)

 

 

 

 

 

 

そんななかやってきたこの渋谷公演。

 

 

渋谷なんていつぶりかしら。

ひょっとして2011年にやった愛ちゃんが出演した舞台(旦那さんと出会ったやつ)以来かも。

だとすれば12年ぶりだ。会場があんなに代々木第一体育館に近いとは思わなかった。

 

 

 

 

 

あ、言い忘れてましたがセトリのネタバレとかしちゃうと思うのでご注意ください。

 

 

なんも知らずに参戦したい方はここから先はご法度。

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで最初は順当に新曲『Wake-up Call』、そして『HEAVY GATE』からスタート。

 

 

そのあとメンバーそれぞれ出てきてスポットライトを浴びてビジョンに名前が出る演出があり(あそこなぜ順番バラバラだったのかは謎)、最後に一瞬間をあけてフクちゃんがバーンと出てくるんですよ。

 

 

それを見た瞬間、あ、フクちゃんこのツアーで卒業するんだ……という実感が急に湧いて、まずここで泣きそうになりました。いや泣いていたかもしれない。半泣き。

 

 

 

これは先が思いやられるぞという予感は見事に当たるわけですが、久しぶりに『セクシーキャットの演説』を聴けたのは嬉しかったな。

 

 

『恋愛Destiny~本音を論じたい~』もめちゃ好きだからテンションあがったー。

 

 

 

 

ところで真莉愛ちゃんがいつになくスタイリッシュな佇まいだなと思ったところ、すごい高いピンヒールを履いているではありませんか。

 

 

あの靴でバキバキ踊り、ピョンピョン跳びはね、ステージを走り回ったり階段を上り下りしたりするの凄すぎる。

わたくし男なのでもちろんピンヒールなど履いたことないですが、あの靴であんなに動けるものなんでしょうか。もちろんライブ用に作られてはいるんだろうけど、それでもスニーカーで踊るのとはワケが違うというのはわかる。

 

 

でもそのおかげでシルエットはめちゃ綺麗です。

一流モデルがバキバキに踊って歌っている。そんな異界がそこにはありました。

 

 

 

 

 

 

さてこの日は12期の9周年記念日であり、前日は10期の12周年でしたねおめでとうクラッカーといったようなMCを挟んで、そこからのセトリがやばかったぁ。

 

 

 

 

『時空を超え 宇宙を超え』で泣く。

 

 

『愛しく苦しいこの夜に』で泣く。

 

 

『元気ピカッピカッ!』も違う意味で泣く。

 

 

 

セトリが完全に泣かせにきてる。

 

 

ステージを見ながら、これはひょっとして自分の見ている走馬灯なんじゃないかと思ったほどです。

それくらい、嘘みたいな本当の光景でした。

 

 

 

トキソラ。これをフクちゃんのラストツアーで聴けるとは。

 

 

そのあとに愛しく苦しいこの夜にがくるのはズルいよ。

 

 

正直、この曲を歌うというのは初日のネタバレをくらってしまって知ってはいたんですが、それでもイントロが流れた瞬間息を呑んでしまった。

 

 

この曲、亀ちゃんの卒業曲っぽい雰囲気なわりに当時はライブで歌われることもなく(アルバムの発表がギリだったせいだけど)、そこからいまに至るまでずっと、単独ツアーではいっさい歌われてこなかった曲なんですよね。バーイベとかで歌ってるハロメンはいたかな。

 

 

それが。いまようやく。フクちゃんのラストツアーで。

 

 

もうダメですよ、この辺で。早くも。

申し訳ないが、サイリウムを振るどころではなかった。じっと聴き入って(見入って)しまった。

ワンハーフだったのだけが残念かな。この曲はフルサイズで歌ってほしかった。

 

 

いやでも、歌ってくれただけで嬉しいです。

やっとライブで聴けた。

 

 

 

 

 

 

 

その後、真莉愛らいりー17期の4人でMCののち(17期は2人ともレッスンで苦しい時期に石田さんに救われたという話をしてました。救世主あゆみん)、ここでやっとお披露目できた『好きな先輩』を披露。

 

 

 

そう、17期にとってはこの日がツアー初日でした。

(自分が見たのは夜公演なので実際は2公演目だけど)

 

 

ふたりとも基本的にはフル参戦で、しっかり先輩たちについていってたのが頼もしかったです。

 

 

げったーは序盤から汗だくで前髪なくなってて可愛いし、はるさんはちょっと動きや表情が固いところもあったけどそこがまた可愛いし、でも歌声はどちらも新メンバーとは思えないくらい堂々としていて、なにより上手い。

 

 

そんなふたりの『好きな先輩』を見ながら、5期から連綿と受け継がれてきたこの曲とモーニング娘。の歴史などに想いを馳せ、これまた泣きそうになっていたのでした。

 

 

 

 

 

 

そうだ、言い忘れてたんですが、わたくしの席は3階の一番端の席で、いわゆる「一部ステージが見えにくいお席」だったんですよ。

 

 

見えにくいというか、3分の1はまったく見えなかった。

もちろん「一部ステージが……」という注意書きもない席だし、まさかファンクラブ先行で取ってこんな席がくるとは思わなんだ。

 

 

おまけに転落防止のバーがちょうど目線の高さにあるから、見える部分のステージですら一部見えない部分があるという、目隠し席でございました。

 

 

あれを設計した人は、ちょっと想像力が足りなかったのかもしれない。

せめてチケットに「一部見えにくいよ」と書いてほしい。というかファンクラブ先行であんな席を寄越すんじゃないわよバカ。

 

 

 

 

 

まぁそんな見えにくさも忘れるくらい、素晴らしいライブでしたけどね。

 

 

 

『悲しくなるようなRainy day』も聴けたし、フクちゃんよこやんほまたんで歌った『秋麗』も良かったなぁ。

 

 

秋麗なにげに久しぶりに聴いた気がする。

 

 

 

真莉愛おんちゃんめいちゃんらいりーでのムンライナイ(正式表記めんどい)も素晴らしかった。

若い子たちの勢いと、真莉愛ちゃんの頼もしさ。

真莉愛、成長したねぇ……泣、とヲタクは泣きそうになりました。

 

 

 

 

 

 

そこからのメドレーがまた!良い曲持ってきやがる!

 

 

『未来の太陽』好きなのよ。

平和で微笑ましい、良い曲。

 

 

ワクテカ、なんかすごい久しぶりに聴いた気がする。

AメロとかBメロ、ちょっと忘れてたもんw

そういえばこんな曲だった、と思うくらい久々だった。

なんかリリース当時の(さゆれなが率いていた)モーニング娘。を思い出してしみじみしちゃったなぁ。

 

 

 

そっからミラコーやったでしょ!

これもネタバレくらって知ってたはずなのに、アレンジされたイントロ聴いた瞬間ハッとしたわ!

 

 

惜しむらくは、メドレーじゃなく普通にやってほしかった。これもフルサイズで。

 

 

この曲めちゃくちゃ名曲だし20周年の新木場イベでもリクエスト1位に選ばれたくらいなのに全然ライブでやらんのよね。

それが満を持して、メドレーの一部とはいえ歌ってくれたのはテンション爆上がりでした。ほまめいのセリフも聴けた。

 

 

 

『What's Up?~愛はどうなのよ~』とか『いきまっしょい』とか、これまた久々の名曲たち。

ノリノリの『OK YEAH!』に続いて、メドレーラストに『Happy大作戦』を持ってくるのもズルすぎる。

 

 

またセトリが泣かせにきた。

 

 

あぁまじで、これはやはり走馬灯なんじゃないか……オレはこれから天に召させるんじゃないか……

メドレーを見ながらそんなことを思い、泣きました。泣きましたとも。

 

 

 

 

 

しかしそんな涙も引っ込む奇曲(新曲)『すっごいFEVER!』のおかげで少し持ち直しましたね。

 

 

わたくしはここで初めて聴きました。

奇曲というか、噂に聞いてたとおり、おっさんの声がすっごいうるさいw

 

 

思わず笑っちゃった。

すっごいすっごいうるさいし、わっはっはって笑とるし。

 

 

おかげで曲がどんな感じだったかあまり覚えてません。

「めちゃ良いじゃん!」と思ったのは確か。なのにはっきり思い出せない。謎のおじさんの声だけが脳にこだまする……

 

この曲に関しては、MVがアップされたらまた書こうと思います。

(ワッハッハ……ワッハッハ……)

 

 

 

 

 

 

すっごいでせっかく引っ込んだ涙も、わがままのあとに続いた本編ラストの曲『涙ッチ』でまた涙ッチになったわよ!

 

 

あぁ!セトリがオレを殺りにきている!

 

 

なに今回。

プラチナ期の亡霊を呼び起こす回なの?

ちょっともう、こっちの精神は限界よ。

 

 

 

しかもイントロが流れてるときにさ、えりぽんが「この14人での始まったツアー、これからも……」でフクちゃんのほうを見て「ずっと一緒にいようね!」とか言うから、言うから。

 

 

「これからも」で2秒くらい溜めて「ずっと一緒にいようね!」って言ったんですよ。あの溜め。あの溜めがやばかった。

そのあと肩を組んで歌うぽんぽんが世界一尊かった。

 

 

言った本人泣いてたみたいなんですけど、わたくしは自分が泣いててあまりよく見てませんでした(ばか)

他の人のレポでそれを見て、時差でまた泣く。

 

 



この曲、最近のフェスでは歌ったみたいですが、わたくしは見れてないのでライブで聴いたのはこれまた久しぶり。

 

 

なんかライサバの横アリ公演を思い出しちゃったな。

あのとき一番最後に歌ったのがこの曲で、会場でそれを見ながら「この光景は一生忘れないだろうな」と思ったんですよ。

いまも忘れてないし、2023年のモーニング娘。が歌う姿を見ながらあの光景も脳裏に浮かんできて、もうダメでしたね。いま思い出すだけで泣いちゃう。



 

 

 

 

 

 

ちょっとこれ全部書き切れるかな。

だいぶ長くなってますが、まだ続きます。すいません。

 

 

 

メンバーそれぞれについてあまり言及できてませんが、この日は自然とフクちゃんばかり見てしまったもので。

 

 

勝手に目が追ってた。

だってこれが最後のツアーなんだもの。自分で書いて切ない。

 

 

 

アンコール明け、そんなフクちゃんがメインの新曲『Neverending shine』でまーた泣いちゃったわ。何回泣くんだ今回。

 

 

でもあれを泣かずに歌えるフクちゃんすごいと思う。

オレはビジョンに映るAメロの歌詞を見ただけで泣いた。

メンバーに囲まれながらそれを歌うフクちゃんを見たら、もう。

 

 

 

 

 

そこから123を経てのMCで、例の件が発表されました。

 

 

 

 

さあきた。これだ。

わたくしの情緒がここ1週間不安定だった原因。

 

 

おそらく、9月の最終週に発表されるだろう、と。

でも金曜まで待っても発表されなかったから、これは間違いなく渋谷の公演で言うやつだ、と。

 

 

もうね、ずっとこれのことが頭から離れなくて、でも想像すればするほど悪い結果ばかり見えてしまって、ひとりで勝手にブルーになったりもしました。

 

 

もし事務所がこの期に及んでまた武道館などと言おうものなら。

それを考えただけで怒りが込み上げ、そうなったときにどんなブログを書いてやろうかと脳が勝手にシミュレーションしてもう文章があらかた(脳内で)出来上がったくらいです。

 

 

そしてもしそうなった(卒コンが武道館だったら)あかつきには、フクちゃんの卒業を見送って、オレもヲタクを辞める方向でいこうと決意を固めてました。

 

 

すぐにすっぱり辞めるのは難しいかもだけど、徐々に離れていこうと。今回ばかりは本気でそう考えてたんですよ。もし武道館だったらね。

 

 

 

だから渋谷に向かう電車内でも気が気じゃなくて、だって発表されるなら昼公演で言うと思ってたから、なにも発表されなかった様子なのを見て「そんなことある?」と複雑な気持ちにもなり。

 

 

いやさすがに今日発表するだろと思ったものの、昼に言わなかったんなら今日じゃないのかーとも思い、でも夜に発表するというパターンもなくはないから一応覚悟はしておこうと腹を括ったり。

 

 

 

そんな状態で臨んだライブだったんですよ。

だから情緒もすこぶる不安定でした。

 

 

「もし武道館とか言われたら……」と思うと、まじで本当に心の底から怒りと悲しみが湧き上がってきて大変だったんだから。

 

 

まだ何も決まってないのに、勝手に絶望しまくってた。

だっていままでずっとそうだったからな!(大声)

 

 

 

 

でも。

今回ばかりは違ったようです。

 

 

 

アンコール明けのMCでフクちゃんから「お知らせがあります」と切り出されたとき、「ついにきた」と心臓の鼓動が高まりすぎて倒れるかと思いました。

 

 

リアルに動悸がやばかった。

フクちゃんの口からなんと出るか。それによって希望か絶望か、これからの未来が決まる。

 

 

イエス様に祈る教徒のように手を合わせて、神と仏と譜久村さんと事務所に祈りました。

 

 

 

そして11月29日という、予想より早い日程を告げたあと、ついにその口から「横浜アリーナです!」という言葉が放たれた瞬間、わたくしは思わず天を仰いで「神よぉぉぉ……!」と(心のなかで)叫んでいました。

 

 

もし卒コンが横アリだと発表されたら自分はきっと勝利の雄叫びを上げるだろうと思ってたのに。

でも実際はなんの声も出せず、ただただ喜びと安堵を噛みしめることしかできなかった。

 

 

 

あの瞬間、遠くで教会の鐘が鳴る音を聞いた気がします。


ゴーンゴーンと祝福の鐘が鳴るなかで、「もう思い残すことはない……」とわたくしの魂は静かに召されようとしていました。

 

 

しかしそこで、いや待て肝心の卒コンをこの目で見なければならん、思い残すことあるわ、と我に返り、召されずに済みました。

 

 

 

 

わたくしがそんな感慨に耽っているなかで、会場がとんでもない歓声に包まれていたのはうっすら覚えてますよ。

 

 

11月という日程では微妙な反応でフクちゃんも戸惑ってましたが(みんな勝手に12月だと思ってたんや)、横アリと告げたあとは大歓声でしたよね。

そりゃそうだ。みんなずっと待ってたもんなぁ。

 

 

9年。9年だぞ。

前回横アリでやってから。

 

 

正直、あまりにも時間がかかりすぎた、とは思う。

これは言うまでもなくモーニング娘。のせいではなく、事務所のせい。

とっくに横アリでやれるくらいの人気も集客力もあったのに、事務所はひたすら武道館以上の会場を用意してこなかった。

 

 

それに関しては何度も言ってきたし、いまでも怒りは燻ったままです。

 

 

でもまぁ、今日のところはいいとしよう。

フクちゃんの卒コンにちゃんと横アリを用意してくれたし、驚いたことにその前日も横アリでライブをやると言うじゃないですか。

 

 

まさかの横アリ2Days。

アップフロントさん、そんなことできたんですね……(震え

 

 

 

いやだったらもっと早くさぁ……とは言うまい。

 

 

とりあえずオレは嬉しいよ。

久しぶりに、本当に久しぶりに、こういった事務所からの発表に対してただ純粋に喜びだけを感じることができた。

 

 

今回ばかりは素直に、アップフロントさんありがとうと言っておきましょう。

 

 

 

 

長かったなぁ。

ずっと求め続けてきて、でもずっと果たされず、よくまぁ9年も耐えてこれたもんだ。

自分もそうだし、事によってはメンバーも。

 

 

 

 

 

そんな発表のあとに聴く『まじですかスカ!』ほど幸せなものはありません。

 

 

まさしく、「こう言うのよ……幸せ!」ですよ。

 

 

 

 

 

 



そんなコンサートでした。

 

 

 

わかりますか、この充足感。

 

 

 

ライブだけでも泣きまくってやばかったのに、ずっと待ち望んでいた発表まで聞くことができた。

 

 

ここ1週間……いやそれを言ったらもう何年もずっと、想い続けてきた会場。

 

 

あまりに裏切られ続け、希望を抱くことすら恐くなっていたもの。

 

 

それがようやく報われた。

 

 

もちろんこれで満足ってわけじゃないけど、でもやっぱり嬉しいじゃないですか。

 

 

ほんと憂鬱だったんだから。この1週間は。

 

 

あーよかった。

良い意味で期待を裏切られたのなんて、何年ぶりだろう。

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで、近年感じたことのないくらいの充足感で、ぽわぽわしながら帰りましたとさ。

 

 

 

セトリが最高だった……

 

 

 

 

 

 

あとはチケット取れるかどうかだな。

 

 

もちろん両日行きたい。

自分、11月3日のパシフィコ横浜にも行くんだよなぁ。

チケット当たったら、ひと月に3回も横浜に行くことになるのか。おおぉ……

 

 

 

 

 

 

 

冒頭に貼ったアンコール衣装、メンバーカラーが取り入れられてて好き。(この写真は数名もう着替えてますが)

 

 

石川さんも見に来てくれてたのねぇ。