今日はお昼前にまーちゃんが突然のTikTokライブをやっていて、途中からですが見ることができました。
特に告知とかがあったわけではなく、急にやりたくなったんでしょうね。
相変わらずのまーちゃん節で安心感をおぼえる。
さて、最近はモーニング娘。のベストセレクションアルバムを聴きまくってます。
聴いてるときはあれこれ感想が浮かぶんですが、いざそれをブログに書こうとすると言葉が出てこなくなるこの現象はいったいなんなのか。
ともあれこのアルバムは素晴らしい。
新曲あり、過去曲の(現メンバーによる)再録ありで、モーニング娘。25年の“いまと昔”を同時に感じることができます。
(といってももうすぐ26周年ですけどね)
これ、モーニング娘。に興味あるけどどのCDから聴けばいいかよくわかんないという人(がいるとするなら)にうってつけのアルバムなんじゃないかしら。
新曲はもちろん、誰もが知る過去の名曲もあってしかもそれが現役メンバーの歌声になってるなんて、まさにいまモーニング娘。に興味を持ち始めている人にもってこいじゃないですか。
その新曲も、『HEAVY GATE』という近年のモーニング娘。らしいEDM的奇曲あり、『なんざんしょ そうざんしょ』というタイトルからは想像できない可愛らしい楽曲あり、『悲しくなるようなRainy day』というミディアムバラードチックな楽曲ありと、バラエティに富んでいる。(この3曲でトリプルA面シングル作れる説もある)
2021年からのシングル7曲がまとめて聴けるのもお得だし、なんといっても過去曲の再RECが目玉ですよお客さん。
10年前にリリースした過去曲のUpdatedアルバムに収録されていて尚且つ今回も収録された楽曲に関しては、オリジナルとアプデ版を融合したようなアレンジが加えられているものもありますね。
っていうか事務所は15周年と25周年に再録アルバム出してるんだな。
じゃあ35周年になったらまた再録するんだろうか。
その頃はまたメンバーも変わってるんだろうなぁ。あぁ……
という感傷は置いといて、ここに収録された再録曲はどれもライブでよく歌われるだけあって、なんか気合い入ってるなというのが歌声からも伺えます。
『ジェラシージェラシー』や『青春Night』はまだそんなに昔でもないし、オリジナルに参加してるメンバーが半分以上。
でも当時“新曲”としてレコーディングしたときと、いま何度もライブで歌ってきてやるレコーディングとでは、また歌い方が変わっていたりしておもしろいです。
なんとなく、ライブの景色が思い浮かぶんですよね。
オリジナルと同じメンバーの同じパートでも、なんかこう、歌い慣れてる感が出てる気がする。
ラブマや恋レボ、ハピサマやピースあたりはやっぱりそもそも楽曲が物凄い強いなと改めて思うなど。
さすが大ヒットした曲たち。
個人的な好みとしてはこの時期の大ヒット曲はそこまで好きというわけじゃないんですが、それでもやはりすごい曲だとは思う。
なにがすごいって、2000年の1年間に恋のダンスサイトとハッピーサマーウェディングとI WISHと恋愛レボリューション21が出てるってことよね。
シングルだけ見ても、すげぇ濃い1年。
それ以外の活動も1年中あったわけで、当時の社会現象にもなったモーニング娘。はとんでもない存在だったよなと改めて思ったりしました。
そうそうハピサマのセリフ。
杉本さんのやつ、フクちゃんが言ってるんだけど、こうしてCDで聴くとなんか謎に泣けてくるのは何。
卒業が決まってるのもあるだろうし、年齢的にそういうことがあってもおかしくない(一般論です)というのもあるんだろうか。
リミスタのチャットでもみんな書いてたけどさ、杉本さんへのヘイトが半端じゃないw
あくまで架空の杉本さんだけど、君に聖はやらん!と心のなかの父親が言ってます。
ああそれと、自分が昔より父親側に近い年齢になったからというのもあるのか。
さすがにフクちゃんくらいの娘がいる年齢ではないですが、なんせデビュー当時から見てきたわけだから、気持ちとしては親みたいなもんですよ。(ご両親ごめんなさい)
こんなん本当に結婚式で歌われたら泣くに決まっとるがな。
わがまま気のまま愛のジョークでは、オリジナルとは違う「あーいーさーれーたぁぁぁぁい!!」が収録されてるのが良いですよね。
フクちゃん小田ちゃんも気合い入ってるし、なんといってもめいちゃんよ。
ライブ同様、音源で聴いても素晴らしい。
めいちゃんは他の曲でもなんかこう、オラついてるような歌声のところがあって、普段とのギャップが素敵。
タンポポの『ラストキッス』もプッチモニの『ちょこっとLOVE』も最高ですね。
真莉愛ちゃんのラストキッスの歌声が期待以上に素晴らしくて感動しちゃった。もちろん横と北も。
同い年トリオのちょこっとLOVEはもう「これだよこれ!」という感じでしかないです。
いっそMVまで新しく撮り直してほしいくらいだわ。
『みかん』と『浪漫』は元々大好きな曲だしヲタク評価も高かったけど、ここ数年でより株を上げた感じがしません?
ライブやフェスで歌ったのが効いたのかな。
メンバーが「好きな曲」として挙げることも増えたような。
どちらもリリース当時はそこまで評判にならなかった曲だった気がします。
みかんなんて、当時AKBに押され気味だったプラチナ期にしてもだいぶ売れなかった曲なんですよね。
オリコンランキングは6位とかじゃなかったっけか。(他のシングルは2位3位くらいとってた)
その順位を見て「なんでやねん!めちゃくちゃ良い曲やろがい!」と怒り心頭していたわたくし。
実際、前評判はだいぶ良かったんですけどねぇ。
でも蓋を開けてみたら6位だった。タイトルのせいか?w
それもいまとなってはフェスの1曲目に歌われたり、メンバーの卒コンでソロで歌われたりもするような名曲に成り上がりましたよ。
今回の再録版を聴いても、やっぱりめちゃくちゃ良い曲だなと思います。
どこで披露しても恥ずかしくない。むしろ全人類に聴いてほしい。
この曲がもしいまリリースされたら、少なくともハロヲタは爆上がりするでしょう。
生まれる時代を間違えたのかもしれない。
(でもまぁ時と共に熟成されて良くなるパターンもあるから)
『浪漫』はこれ、2番のAメロにブレイク?みたいな新アレンジあるでしょ。そこがめちゃカッケェ。
初めて聴いたとき、思わず「うおお!」と叫んでしまったよ。
そしてCD2枚を通して新旧たくさんの曲を聴いてきて、最後にくる『ここにいるぜぇ!』がめちゃめちゃ良い。
特にラストの「wow wow wow みんなロンリーBoys & Girls」の部分。
なんかオリジナルより厚みが増してません?
まさにライブみたいな音の圧が感じられて、さらに良くなってる。
アルバムの最後にこれを聴くと、なんか無性に泣けてくるのよ。
これまでのモーニング娘。の歩みとか、ライブやフェスでの光景がありありと蘇ってくるようで。
曲調は明るく前向きで、この曲自体かなりポジティブなものではあるんだけど、その最後に「みんなロンリーBoys & Girls」って歌うのが本当に素晴らしすぎる。
これはたぶん「みんな所詮は独りなんだ」って意味じゃなく、「みんな孤独なんだよ、君だけじゃないよ、ひとりじゃないんだよ」というメッセージだと解釈してます。
それをモーニング娘。が歌うことの説得力。
25年以上ずっとつんくさんの楽曲と共に歩いてきたモーニング娘。だからこそ、この歌詞の説得力が違うんだろうなぁと思いますね。
つんく曲はモーニング娘。であり、モーニング娘。はつんく曲である。
それを改めて感じられるアルバムとなっております。
本当に、フクちゃんだけユニット曲に参加してないこと以外は最高に素晴らしいアルバムですよ。
その部分だけが惜しいというか、納得しがたい。
なにか明確な意図があってそうしたなら、それを教えてほしいんですけどね。
少なくともちゃんと理由があるのとないのとでは大違いです。
(そしてそれを決めたのが事務所なのかつんくさんなのかでも変わってくる。楽曲のセレクトやユニット曲の振り分けはつんくさんが決めたらしいけど、フクちゃんを参加させないことまで決めたかどうかはわからない)
まぁそこだけ飲み込めば、良いアルバムですよ。
でもできればもう少し早くリリースしてほしかったですけどね。
もうあと半月で26周年になるタイミングというのはちょっと遅め。
というか、CDのリリースが9ヶ月もないというのはさすがに勘弁してほしいよ事務所さん。
1年間で4曲もメガヒットシングル出してた頃を思い出してくれ。(無茶)
書き忘れてたけど、『悲しくなるようなRainy day』はこの切ない曲調にあゆみんの歌声がベストマッチしてるなと思いました。
ちょっと震えるような、瞳で言えばちょっとうるうるしてるような歌声がとても良い。
あ、初回盤特典のCDJフェス円盤はまだ見れてないっす。