最近、ミスチルの『くるみ』を久々に聴き返してしみじみ感じ入っております。
特に一番のサビの歌詞。
良かったことだけ思い出して
やけに年老いた気持ちになる
ほんとこれな。
いや、とりあえず娘。ヲタとしての話ですけど、昔の楽しかったこととかやけに思い出してしまうこの頃。
いまくらいの時期、昔ならあんなことやってたなぁとか、こんなこともやってたよなぁとか。
「昔」といっても幅が広いですけど、たとえばわたくしが娘。ヲタになった22年ちょい前、黄金期の頃もそうだし、あるいはプラチナ期、はたまたカラフル期からワンフォーまでの時期、コロナが出てくる前の2019年までの時期。いろいろです。
なんにせよ、かつてはやっていたけど、いまはやらなくなってしまった諸々。
それを数え始めると、思った以上に多いんだなということに気付きます。
毎年恒例でやっていたようなことも、ここ数年でやらなくなってしまった。
そんなあれこれを思い出して、あんまり言いたかないですが、昔はもっとおもしろかったよなぁとか思ったりなんかしちゃって。
たとえばコロナ禍以降にファンになった人は、当然ながらそんなことは思わないでしょう。それ以前をリアルタイムでは経験してないわけですから。
なまじ22年以上もファンやってると、ハロプロの……というかアップフロント(運営)の良い時期悪い時期を肌で感じてしまうもので、“過去は美化される”という点を差し引いても、決していまが「良い時期」とは呼べないなぁなどと思ってしまうわけです。
無意識に比べちゃうんでしょうねぇ。
もっといろいろやっていたあの頃と、たいして何もしてないのに時間だけが過ぎていくいまと。
こんなことばかり言ってると老害扱いされそうですが、実際、昔はもっといろいろやってたんやでハロプロも。
いまじゃすっかり目を向けなくなった海外公演だって、毎年のようにやってたし。
ハワイツアー懐かしいねぇ。(これはFC限定のツアー)
最近ファンになった人は、モーニング娘。の舞台演劇を生で観たことないんだよなぁ。
などなど、ひとつひとつ挙げていけばキリがないほどです。
代わりに新しくやり始めたことといえば、外部のロックフェスに出るようになったことくらいかな。これは昔(娘。の場合2018年以前)はなかった。
あとはリミスタのインターネットサイン会くらい。
ここ数年でやり始めたものは、それくらいでしょう。やらなくなったもののほうが圧倒的に多い。
ところで最近、Twitterの名前とロゴが変わりましたね。
Xでしたっけ。
マスク氏はいったい何がしたいんでしょう。
彼がCEOになって以来、少しずつ改変(改悪?)し続けてますが、やることなすこと、ことごとく「それじゃない」感がすごい。
10年くらい前のTwitterの画像を貼って、「俺たちが大好きだった頃のTwitter」なんて書いてるツイート(とはもう呼ばないのか?)も見かけました。
それを見てたら、なんでも重ね合わせてしまう系ヲタクは、まるでハロプロ(アップフロント)を見ているようだなぁなんて思ってしまいまして。
ハロプロも、少しずつ変わってきましたよね。
それ自体はおかしくないし、むしろ変わらないほうがおかしい。
問題は、それが良い方向なのかどうかという点。
わたくしに言わせれば、2015年からのハロプロ(アップフロント)は、マスク氏がCEOになってからのTwitterと同じです。
良かったものを捨て去って、どんどん改悪していく。
(もちろん本人は改悪してるつもりはないんでしょうが)
それでもこのツールに愛着を持ってしまった人々は、以前のほうが良かったなぁと思いながらも、そこから離れられずにいる。
どれだけ事務所がダメになっていこうとも、好きなアイドルを人質にとられているヲタクたちは、そこから離れることがなかなかできないのです。
そんなTwitterの緩やかな衰退を、ついついハロプロ(アップフロント)と重ね合わせてしまうわたくし。
規模は違えど、構造自体は似たようなものです。
組織が徐々に間違った方向に進んでいくさまを見るのは、どうにも心が痛みます。
もちろんこの方向性を「間違った」と思わない人もいて、それはそれで結構なことです。
感じ方は人それぞれ。いまのTwitterのほうが良いと思う人もいるし、いまのアップフロントのほうが良いと思う人もいる。
わたくしはそうは思わないなぁというだけのこと。
マスク氏によってTwitterがどんどん人々の求めるものから離れていくのを見ていると、つんくP以後のハロプロ運営を見ているようだわぁと思う、ただそれだけの話なのです。