先日の5月11日で、『泡沫サタデーナイト/The Vision/Tokyoという片隅』の発売から7年が経ったらしい。

 

 

 

そんななか、『泡沫サタデーナイト』のMVが1500万再生を超えているという話をSNSで目にしまして。

 

 

泡沫ってそんなに見られてたんですね。

これを書いてる現時点では、1509万再生でした。

 

 

 

 

 

 

ここ10年くらいではダントツの再生数。

 

 

ちなみに(モーニング娘。の公式チャンネルにアップされているMVのなかで)一番多いのは恋レボの3332万回。

ラブマはその次で、2213万回です。

 

 

ハピサマが1760万回、ピースが1364万回なので、この中間に泡沫が入ると考えると、すごい。

 

 

他に1000万回を超えているものは、わがままが1501万回、謎に恋愛ハンターが1100万回、あとはWiLが1052万回といったところでしょうか。

 

 

 

 

ところでモーニング娘。のYou Tube公式チャンネルっていつ開設されたんでしたっけ。

 

 

当然ながらラブマや恋レボがリリースされた当時はYouTubeなんて存在しなかったわけで、もし当時あの社会現象のなかでこういうものがあったら、一体何万再生を記録していたんでしょうね。

それこそ何億回までいってたんじゃないかなぁ。

 

 

 

(それはそうと、立派な両A面シングルであるはずの『The 摩天楼ショー』だけ公式にMVがないのは大変遺憾である。『イマココカラ』でさえあるのに!摩天楼ショーだけないなんて!)
 

 

 

 

 

 

泡沫の話に戻りますが、この曲はいわゆる“非つんく曲”で、赤い公園(解散してるので「元」と言ったほうがいいのかな)の津野米咲さんが作詞作曲をしたナンバーです。

 

 

そんな非つんく曲ですけど、すごくモーニング娘。っぽい曲だよなぁと思います。

 

 

「つんくさんっぽい曲」ではなく「モーニング娘。っぽい曲」という点がポイント。

 

 

つんく曲=モーニング娘。ではあるものの、つんくさんに寄せたというよりモーニング娘。に寄せたと言ったほうがしっくりくるような。

 

 

微妙な違いだけど、明確な違いでもあるそこ。

 

 

ハローの他グループの非つんく曲には、「ハロプロっぽさ(それはつまりつんく曲っぽさ)に寄せようとしてスベってる」ものもちょいちょいあると聞きますが、泡沫はそこを絶妙に回避して、尚且つモーニング娘。っぽさをちゃんと醸し出してる点が秀逸です。

 

 

だってこの曲、ハローのどのグループに合ってるかって考えたら、もうモーニング娘。一択じゃないですか。

 

 

津野さんがどういう経緯でこの曲を作ったのか、最初から娘。に向けて作ったのか、あるいはどのグループの曲になるのか知らずに作って結果的に娘。曲になったのかわかりませんが(たぶん前者だとは思うけど)、なんにせよモーニング娘。以外ありえん曲になったと思います。

 

 

だからこそ、非つんく曲にも関わらず、これほどまでに支持されているんじゃないでしょうかね。

 

 

“そのグループっぽさ”って、わりと大事なのかも。

 

 

もちろん新境地を開拓するような曲もたまにはきてほしいけど、それってわりとイチかバチかの賭けみたいなところがあるし、毎回それをやってたら軸がブレてそれもまた違うし。難しいところです。

 

 

 

 

 

 

これまでにモーニング娘。のシングルになった非つんく曲も、そこそこの数になってきました。

 

 

そもそもインディーズの『愛の種』からして非つんく曲ではありますが、あれはまだつんく♂さんがモーニング娘。のプロデューサーになる前の曲なのでノーカウントで。

 

 

そうなると、一番最初にシングルで非つんく曲になったのは『モーニング娘。のひょっこりひょうたん島』かしら。

 

 

カバー曲ですからね。

しかもひょっこりひょうたん島て。

いまやひょっこりひょうたん島そのものを知らないヲタクもいそう。

 

 

当時は驚きました。

なんでひょっこりひょうたん島?しかもシングルで?は?事務所イカレたんか?と思ったものです。

 

 

あれほんとなんだったんだろう。

なにか案件的なことがあったんだっけ?もう記憶が曖昧で……

 

 

 

その次の非つんく曲となると、アンビシャスのカップリングである『わたしがついてる。』でしょうか、

あの曲、作曲はつんくさんだけど、作詞が当時ミュージカル『リボンの騎士』の演出家を担当した木村信司さんなんですよね。

 

 

ちょうどその時期に出したシングルだから、演出家に作詞をお願いしたんでしょう。

 

 

 

その次が『ペッパー警部』かな。

 

 

これもご存じカバー曲。

たしかこれはNHKのドラマ(阿久悠さんの話)に愛ちゃんとがきさんが出てて、その関係で……だったかな。

 

 

これのあとに阿久悠さんの曲のカバーアルバムを出したから、それの先行シングルみたいな感じだったんでしょうね。

(アルバムとドラマどっちの話が先にあったのかはわからん)

 

 

 

 

その次ってなると、TIKI BUN/シャバダバドゥ~とトリプルA面だった『見返り美人』までいくのか。

 

 

演歌じゃないけどそっち寄りの曲ですよね。

あの曲なにげに結構好きなのよ。

モーニング娘。のシングルとしては異色すぎるけどw

 

 

 

 

 

この辺までは、非つんく曲だとしてもカバー曲とか特殊な経緯があるとかだったけど、ここから先(つんく♂さんがプロデューサーじゃなくなってからのハロプロ)のシングルでは、両A面やトリプルA面のなかに非つんく曲が含まれるのも珍しくなくなっていきます。

 

 

『イマココカラ』、『今すぐ飛び込む勇気』、『泡沫サタデーナイト』、『ムキダシで向き合って』、『BRAND NEW MORNING』、『弩級のゴーサイン』、配信シングルだけど『五線譜のたすき』、アディショナルトラックだけど『Y字路の途中』、『LOVEペディア』、『人間関係No way way』、『ビートの惑星』などなど。

 

 

 

多いのか少ないのかは人それぞれでしょうが、個人的にこれら非つんく曲も普通に好きです。

ただまぁ、つんく曲のような熱く滾るものまでは感じないというだけで。

 

 

あでも、ずっとこれ言ってて申し訳ないけど、星部くんの歌詞はやっぱりあまり好きじゃないかな。

曲は良いんだけどね。作曲の才能はすごくある人なんだろうなとは感じる。

でも作詞はあまり向いてないんじゃないかなぁと個人的には思っちゃう。最近のは聴いてない(読んでない)からわからないけど。

 

 

 

 

 

 

 

とまぁそんな感じで、泡沫からの非つんく曲について、なんとなく振り返ってみました。

 

 

わたくしとしては、シングルもアルバムも全部つんく曲で構わないんですが、最近のハロヲタはそうじゃない人も増えてきたのかなぁなんて感じなくもないです。

 

 

なにしろモーニング娘。以外は9割方の楽曲が非つんく曲ですからねぇ。

アンジュの新曲につんく曲があるのは、エッグの頃から活動してきたタケちゃんの卒業シングルだからでしょうし。

(なのでタケちゃんがいなくなったらもうアンジュにつんく曲はこないんじゃないかと邪推してます)

 

 

 

つんくさん的には娘。にも他のグループにも書けるけど、たぶん事務所がそれをよしとしてないんだろうなぁ。

 

 

そこはもう明らかよね。

娘。以外はつんく色を極力排除しようとしてる。

つんく♂さんがプロデューサーじゃなくなってからの℃-uteだってそうだったじゃん。どんどん非つんく曲を採用していって、2015年末にカウコンで℃-uteのパフォーマンス見たときは「これなんのグループ?ほんとにハロプロ?」ってビックリしたよ。全然曲の空気感が違くて。

 

 

 

それがいまの事務所の狙いというか理想なんでしょう。

 

 

つんく♂プロデュースだった頃とはほとんど別物のハロプロ。

 

 

でも、そのくせ完全にそちらに移行するのはあまりにも博打が過ぎるとわかってるから、モーニング娘。だけはつんく曲を歌わせ続ける。

ヲタクの半分もしくはそれ以上は昔からの(つんく♂P時代からの)ファンだから、娘。以外でもそういう層にも受けるような妙な曲(非つんく曲)を出してみたりもする。

 

 

どっちつかずと言えばどっちつかず。

 

 

まぁモーニング娘。含め完全につんく色をなくされたらわたくしはもうヲタクやめると思うので、まだこうして新たなつんく曲を聴けるだけでもありがたいことなのかもしれませんが。

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと長くなってしまいました。

 

 

 

とりあえず、モーニング娘。の新曲早くしてくれな?

 

 

まさか今年1枚しか出さないなんて言わないよな?

モーニング娘。の25周年、譜久村リーダーラストの1年なんだからな?いい加減にしろよ?もう5月も半ばだぞ?新メンバーよりまず新曲だろ?まじでほんともう……くそったれ。