モーニング娘。'23の春ツアー、埼玉の大宮公演に行ってきました。
大宮といえばスピッツの『大宮サンセット』。
あの大宮サンセット 妙にでかいね 小さな世界を照らす
大宮サンセット 正気じゃないぜ まだここにいて
そんなことより、大宮なんていつぶりでしょう。
かつては川口(浦和だっけ?)とかでもやってた気がするけど、大宮にしろ川口にしろなんにしろ、モーニング娘。が埼玉で単独ライブをおこなうのは実に6年ぶりのことです。
FCイベントでなら、2018年に大宮ソニックシティでやってはいる。
わたくしはそれ以来の大宮でした。
でもそれで言っても5年ぶりだし、やっぱり単独ツアーで来てナンボなところはあるから。
2017年、どぅーのモーニング娘。ラスト凱旋でやって以来の埼玉単独。
あのときアンコール後の挨拶でどぅーがステージに(加入間もない)よこやんを呼び、これからは横山が凱旋してくれるのでよろしくお願いします的なことを言ってから、6年も経ってしまいました。
正直6年も娘。に埼玉でライブさせなかったのは事務所くそてめこのやろと心底思ってますが(ここ数年、関東圏のホールは他のグループに回されることが多くなった)、まぁともあれこうしてよこやんがいるうちにまた埼玉でやれたのは不幸中の幸いと言っていい。
頼むから次は6年も時間が空くことなく、今度は声出しで埼玉単独凱旋をよこやんに経験させてやってほしいです。
そう、今回はギリギリ声出し禁止期間の公演だったんですよね。
この大宮公演が、モーニング娘。にとってはラストの声出し禁止公演で。
次の公演からは声を出していいらしい。
一般席やファミリー席の概念も復活するんですってね。
わたくしは元々そんなに声を出すヲタクではないし、席も(コロナ以前は)大体ファミリー席だったので、参戦スタイルにたいした違いはありません。
が、やはりライブでヲタクの声がまったくないのは寂しいですからね。戻るのは嬉しいことではあります。
ちなみに今回のわたくしの席は2階の後方。
ファンクラブ先行で申し込んでこんな後方天空席がくるんだーすごいなーアップフロントってーと言いたくなるような席でした。
どうせならこの期間のうちに、普段ファミリー席住人は立ち入れない1階前方の席とか座ってみたかったですけど、形式がどうであれわたくしは後方の遥か遠くから眺めることしかできない運命のようです。まぁ慣れてるけどな。
前置きが長くなっていけない。
ライブの感想を書いていきますが、セトリはいくつか普通に書いちゃうので予備知識なしでいたいという方はお気をつけください。
いやー楽しかったな~。
やっぱりライブはいいねぇ。
こないだも書きましたが、最近ちょっと鬱々としていて、このライブを見に行く前日の夜なんてほんと謎なくらい気分が沈んで自分でも驚くほどで。
藁にもすがる想いでモーニング娘。のライブを見に行き、無事に救われてきました。
モーニング娘。は光。
3曲目が『花が咲く 太陽浴びて』で、このイントロが流れた瞬間嬉しくて天を仰ぎたくなっちゃった。
これやるのわりと久しぶりですよね。
この曲好きなんですよ。特に歌詞と、イントロ(アウトロ)のメロディーが。
その次の『そうじゃない』もライブでやるのは久しぶりなんじゃないかな。
真莉愛ちゃんがこの曲になると一層気合いが入ってて、つい見ちゃう。
で、WiLを挟んでそこからのメドレーがすごい!
はじまりの『モーニングコーヒー』からプラチナ期の『青春コレクション』まで、怒涛の長尺メドレー!
最初の『モーニングコーヒー』がさ、15期と16期の4人で歌うわけさ。
その周りを先輩たちが半円状に囲って、穏やかに微笑みながら踊ってる。4人のほうを見ながら。
その光景に思わず泣きそうになりました。
モーニング娘。のデビュー曲を、若い4人が歌う。
この得も言われぬ感動は、25年もの歴史があるモーニング娘。だからこそでしょう。
こうやって続いてきたんだなぁ、続いていくんだなぁと、しみじみ感じ入っておりました。
メドレーといえば、曲と曲の繋ぎもまた魅力というか、モーニング娘。名物みたいになってますよね。
今回の音も素晴らしかったな。
繋ぎの音だけで感動してしまった場面もあった。
そこで何人かが踊るときもあるんですけど、どこかのタイミングであゆみんと小田ちゃんが本気でバキバキ踊るところがあってめちゃくちゃカッコよかったです。
その直後にりおりおコンビも同じように踊るんですけど、やはり先輩たちの技術とか経験ってとんでもないんだなと思わされました。
もちろんりおりおも充分すごいし、特にらいりーなんてまだ加入1年も経ってないのにあれは驚異的と言っていいほどなんだけど、総合力で見ると当然ながら先輩に分があって、それを改めて感じたという話。
近頃一部のヲタクが先輩メンバーに風当たりが強い言葉をぶつけるのを(主SNSや動画のコメ欄とかで)見かけるけど、やっぱり先輩たちのすごさには敬意を払うべきだと思います。
若い子たちを持ち上げるのもいいけど、同時に先輩たちを貶すのはあまりにもナンセンスというか、見る目がないにも程がある。
長くやってる人はやはり伊達じゃないのよ。それだけの技術と経験が蓄積されてるんだから。そこに敬意を払えない人間はファンとは呼びたくない。そういう連中こそを(悪い意味で)盲目ヲタと言うんでしょうね。
とはいえ若い子たちのフレッシュな魅力というのもまたモーニング娘。を応援するうえで無視できない良さではある。
らいりー、よく話題になりますけど、本当に表情が豊かでおもしろい。
楽しそうにライブしてるんですよねぇ。まだ加入1年経ってないとか信じられん。もう3年目くらいでは?
15期もみんな頼もしい。
おんちゃんはすでにパフォーマンスの中心メンバーになりつつあるし、ほまたんはなんとなく迷いが消えてどこか吹っ切れたような、自信すら伺えるようなオーラを発してて良い。
めいちゃんはもうそこにいるだけで発光してる。あの弾ける笑顔と、スッと真顔になったときのギャップ。まーちゃんパートを引き継いだ部分も多くて、今後の成長と躍進が一番楽しみな子かもしれない。
先輩メンバーは言わずもがな。
『なんちゃって恋愛』の冒頭、アコースティックにアレンジされたサビをフクちゃんが歌うんだけど、すごく切ない、か細くて消え入りそうな声で歌うのがすごくよかったなぁ。
前に『シルバーの腕時計』を歌ったときもよかったけど、ああいう切ない曲を歌わせたらフクちゃんの右に出る者はいないね。
ところで今回、ライブの前半は白いドレス風の衣装なんですけど、途中から衣装の一部を脱ぎ捨てて軽装ver.になるんですよ。
その軽装になったときのえりぽんがなんかすごく魅力的で、特にそのスタイルというか主に美脚に目がいってしまったことをここに告白しておきます。
ショートパンツと重ねて透け透けのロングスカートを履いており、なんかそれが美しくてセクシーで。
えりぽんはそもそもスタイルがいいからねぇ。
これはもう、『この地球の平和を本気で願ってるんだよ』がリリースされたときから思ってる。あのときのアー写のえりぽんを見て「この子は身体全体のバランスがすごくいいなぁ」と思ってました。
何がすごいって、それをこの12年ずっと維持し続けていることがすごい。
えりぽんが目に見えて太ったとか痩せすぎたとかないですもんね。まさにプロ。(もちろん体質によって人それぞれですが)
あとえりぽんのダンスも何気に好きなんですよ。
後半は髪を下ろしてたんですが(前半はハーフアップ)、髪をバサバサ振り乱してバキバキに踊る真面目なギャルが良すぎた。
あんまりダンスで話題になることないけど、もっと褒められていいと思うんだけどな。
この調子で書いていくと長くなりすぎる。
もう少し簡潔にいこう。
しかしそのあとのユニットカップリング曲パートも良かったのよなぁ。
『普通の少女A』なんていつぶりだろう。
イントロが流れた瞬間思わず笑みがこぼれてしまったわ。
これをまた単独ライブで聴けるとは。
思い出すのは、この曲(ワクテカのカップリングです)がリリースされた当時、亀有のショッピングモールでやるイベントを見に行ったこと。(当時は千葉に住んでいた)
れいなとまーどぅーの3人が来ていて、そこで『普通の少女A』を歌ったのをいまも鮮明に覚えてます。
それももう10年以上前の出来事……
いまはれいなの位置にあかねちんがいて、後輩(よことおんちゃん)を従えて歌っている姿にじーんときてしまった。
前回のツアーの『大きい瞳』もれいなのパートをねちんが歌ってましたよね。
ねちんの成長に感動を隠せません。
小田ちゃんとチェルの『大好きだから絶対に許さない』も、あゆみずきの『大好き100万点』も、えりぽんまりあほまめいらいりーの『なには友あれ!』も良かったな。
なには友あれなんて超久しぶりに聴いたわ。
この頃の、9期10期11期が子供だったモーニング娘。が懐かしい。
そこからまたメドレーやるのがすごい。
パスゼロも何気に久しぶりよね。
一時は絶対セトリに入る曲で「またこれか」と若干思ってた記憶がある。いやそれは『君の代わりは居やしない』だったかな。(曖昧な記憶)
なにが嬉しいって、『A gonna』があったことですよ!
イントロ流れた瞬間「あれ、これなんだっけ……そうだA gonnaだ!元気にしてたかよお前!」というわたくしの喜びを想像してほしい。
アユハピはそこそこ歌われるのに、同じシングルだったA gonnaはなかなか歌われなくて寂しかったよ。
いつしか「アユハピじゃないほうのA」なんて言われるように……はなってないけど、とにかく久しぶり。
メドレーなので曲の一部だけだったのが残念。
今度はフルサイズでお願いします。これを待ってるのはオレだけかもしれないが。
そこからの『人生Blues』とか『純情エビデンス』とかも、そんなに前の曲じゃないのになんだか懐かしい。
純エビなんてコロナ禍に入ってからのシングルなのにね。
でも最近あんまり聴いて(歌われて)なかった気がする。
声出し解禁になったライブで、この曲にどういうコールが入るのか興味深い。
そんなこんなでもうラスト付近。
(だいぶ端折ってはいます)
最後のMCで、ほまたんが可愛いこと言ってました。
ライブの日のほまブロにも書いてありますけど、もうすぐ誕生日なのでわたしがフーっと息を吹いたらみなさんサイリウムを消してくださいという提案。
これずーっとやりたいと目論んでいたようです。
それがもう可愛い。
っていうかほまたんがもう18歳ですよ。
おいおい嘘だろ。あのベイビー赤ちゃんほまれが18……しかも成人でもあるとか……
でもほまたんもおねえさんになってきましたもんね。
年齢だけじゃなく、見た目とか雰囲気も徐々に。
なんにせよほまたんが伸び伸びやってくれるとヲタクは嬉しいです。
ちなみにほまたん、凱旋であるよこやんに「ちょっと会場お借りしてもよろしいですか?」って聞いてました。
そう、久々の凱旋であるよこやんも終始輝いてた!という話をするのを忘れてた!
いつも元気で眩しいよこですけど、今回は地元ということでより楽しそうだったと感じたのはたぶん気のせいではないはず。
ビジョンに映る回数も多かったのかな。たぶん。
(これが今回初参戦なので想像ですけど)
とにかく楽しそう。
よこやんに限らず、メンバーみんなほんとに楽しそうにコンサートするもんだから、こっちもそれを見てるだけで心が満たされてしまったわ。
また埼玉でやってほしいね~。
もうメンバーの地元は毎回必須でやるようにしよう?
譜久村リーダーが最後のMCで声出し禁止のライブがこれでとりあえずラストになるという話をしてたんですけど、なんかそこで謎に泣きそうになっちゃった。
この3年間、大変だったけどみなさんの協力のおかげでやってこられた的なことを話していて、みんなよう頑張ったなぁよう我慢したなぁとしみじみ。
なによりメンバーみんなが、お客さんの歓声が一切聞こえない状況でのライブを、めげることなくモチベーションを失うことなく頑張ってきてくれたことに感謝したい。
だってそれまではワーとかフーとかオイ!オイ!とか聞こえてたものが全部なくなって拍手とサイリウムの光だけになって、それを3年も続けてきたんですよ。
メンバーもファン(というか観客)も、よう頑張りましたよね。
まだコロナがなくなったわけでは全然ないからいままで通り気を付けなければいけないけど、とりあえず以前のようなコンサートが戻ってくることを喜びましょう。
で、最後に『そうだ!We're ALIVE』と『泡沫サタデーナイト』と『ここにいるぜぇ!』を歌ってフィナーレ。
泡沫のセリフはもちろんよこやんでした。
『ここにいるぜぇ!』でさ、ラストの「WOW WOW WOW みんなロンリーBOYS&GIRLS」のパートを聴いててなんか泣きそうになっちゃった。
(冒頭に書いたように情緒がおかしいままライブに来たので変なところで何度も泣きそうになっていました)
あの幸せな空間のなかで、魅力あふれる女の子たちが楽しそうに「みんなロンリーBOYS&GIRLS」と歌うこのエモーショナルっぷりがわかりますか。
つんくさんの曲は、明るさのなかにもどこか切なさとか哀しさとかが含まれていて、楽しいときもそれだけじゃないし、悲しいときもそれだけじゃないというのを感じさせてくれるから好きです。
そう、今回というかいつもライブにいくと思うけど、つんくさんの作る曲が良すぎる。
モーニング娘。のライブを見に行くのは、メンバーやそのパフォーマンスを見に行くのと同時につんくさんの曲を聴きに行くことでもあって、やっぱりつんく曲だなぁと深く深く思わされるのです。
いつも聴いてる曲も、久しぶりに聴く曲も、ライブだと改めてその良さに気付ける。
やっぱり自分は、つんく曲があるからこそモーニング娘。をこんなに好きになれたんだろうなと思いました。
今回のツアー、一応タイトルには25周年記念とついてるわけだし、できることなら1年を通して2パターンくらいのセトリを用意して、以前のハロコンみたいにAパターンBパターンで違うセトリを用意してほしかったくらいです。
まぁそれでも25年分をきっちり網羅するのには足りないかもしれないし、なによりメンバーの負担がやばすぎるので難しいとは思いますけども。
でもやっぱそこよねぇ。
声出し禁止とかそれ以外に唯一不満があるとすれば、このCITY CIRCUIT形式であることなのよ。
公演時間が短い!
2時間やってくれ。そして1日2公演に戻してくれ。
MCが少なすぎる(短すぎる)のもアンコールがないのも物足りないし、なによりセットが他グループと使いまわしなので簡素だし、演出とかもあまりないからその点は地味。
内容が素晴らしいだけにそこがもったいない。
なんにも良いことがないんですよ、このCITY CIRCUIT形式のツアーは。
何度も言ってるけど、そもそこんなふうにする意味がわからん。
なんの意味がある?こうすることでいったいどんなメリットが?どの辺がコロナ対策になってるんですか?
秋の単独ツアーこそはこのくそったれCITY CIRCUIT形式を終わりにして、以前のような通常の単独ツアーに戻してほしいです切実に切実に。
まぁそんな不満もあるけども、逆に言えばそんな状況のなかでもこれだけ楽しく素晴らしいコンサートを見せてくれるモーニング娘。最高!ということで、そろそろおわりたいと思います。
次行けるのは千秋楽の武道館かなー。
チケット取れればですけど!
読み返して気付いた。チェルの話だけほとんど書いてない。
しくじった!書きたいことが多すぎて忘れた!でもいまさら書き足す気力はない!ごめん!
チェル良かったよチェル!
なんならしばらくチェルばかり目で追ってたりもしました。