最近モーニング娘。の初期のアルバム曲をちょこちょこ聴いています。
セカンドモーニングの『パパに似ている彼』とか好き。
思いっきり非公式の動画なんですけどね。
なんかもういいかなって。
いやダメなんだけど、アップフロントがいつまでもサブスクを解禁しないのが悪い。
少し前にアップされた小田ちゃんとらいりーのインタビュー記事のなかで、メンバーもどうしたらサブスクが解禁されるのか思案している話が出てきましたけど。
メンバーが直々にお願いしてもこの有様ならもうどうしようもないよなぁ。
それはともかくこの曲、2番のサビ終わりにある「ママと仲良くしすぎないでね」っていう歌詞がすごいなぁと思いまして。
これは実家に来る彼氏に向かっての言葉だと思うんですけど、パパが嫉妬しちゃうからあんまりママとばかり仲良さげにしちゃダメだよと忠告してるんですよ。
そういう発想が出てくるのがすごい。
「バイクの音は消して 結構響くのよ」とかも良いよねぇ。
こういう、さりげないけどリアリティのある描写を書けるのはさすがだなぁと。
ここに出てくる彼氏は、髪の毛も赤いし、でも料理の味にうるさい人で、強気だけど寂しがり屋さんで、頑固なくせに涙もろい、なんともおもしろい設定を盛られた人物なのがつんくさんらしい感じ。
そしてLOVEパラダイスでよく聴いてるのが『くちづけのその後』と『おもいで』。
この話は前にも書いた気がするけど、お付き合いください。
この2曲好きなんですよ。
ライブで歌ってほしいんだけど、とにかく歌われない。
まぁさすがに古すぎるし地味すぎるのか。
ここら辺の曲を聴いてて思うのは、やはり圭ちゃん歌うめぇなということ。
圭ちゃんの歌声はもう頭ひとつ飛びぬけてるよねぇ。
歌も上手いし歌声もめちゃ大人っぽくて素敵。
この声質は、いまに至るまでどの歴代メンバーのなかにもいないんじゃないかな。どちらかというと太陽とシスコムーンの歌声や曲調に合いそうな雰囲気。
『おもいで』は圭ちゃんのソロパートも多めで、あの歌声ならそりゃそうだよなぁと納得です。
このアルバムはわりと渋めの曲が多くて、すでにラブマやダンスサイトでブレイクしていた時期ではあるけど、ここではむしろその2曲は浮いてる。
そしてそういう渋い曲こそ圭ちゃんの歌声には合ってたんですよね。
だからこれ以降のシングルやアルバム曲のテイストが明るく元気寄りに変わっていってしまったのは、世間的には大成功だったけど、圭ちゃんの歌声を活かすという意味では少々残念だったかなと思わなくもないです。
『くちづけのその後』も『おもいで』も、歌詞・曲ともにシンプルで、いまの(というかこれ以降の)つんく曲ではあまり見られないものなのがまた良い。
この数年で言われてるようなパンチライン的なものを含んだ歌詞とかではなく、素直な恋愛ソング、失恋ソングでね。
メロディーもそんなに凝ったものではなく、いまとなってはとてもレアです。
最近の、いかにもつんくさんって感じの曲も大好きだけど、たまにこの辺のあまりひねくれてない曲も聴きたくなる。
願わくばいまのメンバーにも歌ってほしいところですが、そもそもこの2曲はこれまでの歴史のなかでもほとんどライブで歌われてこなかった曲なのよね。
『おもいで』は2000年に行われたモーニング娘。初の武道館公演で披露されてDVDにも入ってるけど、『くちづけのその後』はそこでも歌われてないし。
でもこないだのツアーで『忘れらんない』が歌われたくらいだから、まだ希望は持っていいのかしら。
2~4人のユニットパートとかでいいから、いまのメンバーでも歌ってほしいなぁ。
これは勝手な妄想だけど、『おもいで』の振り付けをかえでぃーに作ってもらって踊るとかあったら胸熱じゃないですか?
2000年の公演ではあまり振りらしい振りはないパフォーマンスだったので、新しく付けるのも良さそう。(という妄想)
懐かしい曲を久しぶりに聴くとすっかり懐古厨になってしまいますが、このあたりの曲はわたくしがファンになったばかりの頃に買って聴いてたものなので、そういった感慨もひとしおです。