小田ちゃん!
3月23日(木)
場所は神奈川県の相模女子大学グリーンホール大ホール。
ううむ。また神奈川か。
小田ちゃんの出身県という意味では良いのかもしれませんが、個人的な事情を言うと、神奈川は遠い。
日帰りで行くには地味にハードルが高い場所なんですよねぇ。
電車で片道3時間近くかかるんやで。
特急使っても2時間半。
おそらく1時間くらいであろうイベントのために、それだけの時間とお金(電車代も馬鹿にならない)をかけていくかどうかという問題がのしかかってきます。
加えて、最近は配信もあるから。
2部制のイベントの場合、1部は配信、2部はDVDというのが恒例ですよね。
そんな甘い誘惑があるので、「配信でいいかな……DVDも買うし……」とか考えてしまう自分がいます。オレのばかやろう。
そりゃあ現場に行って観るのが、自分(ヲタク)にとってもメンバー(と事務所)にとっても最良の選択であるのは間違いない。
しかし、しかしだ。
距離と時間とお金という壁が立ちはだかってもいる。
30分以内で行けるような場所なら躊躇なく行くけど、片道3時間は、遠征というほどではないけど決して簡単ではない。
などと葛藤しておりますです。
なんか、ツアーもそうだけど、もっと首都圏でやってくれないかなせめて。
なんでこう、微妙にズラしてくるんだろうね。
中野サンプラザでやったらええんや。それくらいの集客力はあるでしょう小田ちゃんなら。
でもわたくしは思いました。
昔の(コロナ禍以前の)自分なら、頑張って行ってたかもな、と。
まぁあの頃は配信なんてのはなかったというのもあるにせよ、それでもいまよりもっとやる気もモチベーションもバイタリティーもあった気がしちゃう。
いま思えば「よくあんなとこまで行ったな」と我ながら感嘆する現場にも、昔はちょくちょく行っていて。
でもコロナ禍以降、そういうヲタクとしてのガツガツした気持ちは縮小の一途を辿っているように感じてなりません。
コロナ禍の3年間のうち、最初の2年はほとんど現場に行ってなかったのも原因なのかもしれない。
特に2021年なんてひとつも行ってませんでしたからね。
まーちゃんの卒コンも外れたから、地元の映画館でライビュ見てたし。
そういう、「現場に行かないこと」に慣れてしまったというのもありそう。
わたくしの娘。ヲタ歴の前半あたりはずっと在宅ヲタだったので、これはこれで平気といえば平気みたいです。
それプラス、最近の事務所運営への不満もあり。
まぁこれは最近でもないんだけど、コロナ禍になってますますハロプロの運営が下手くそになり、必然的にモーニング娘。もさらに放っておかれることになり、ファンとしてのモチベーションが下がり続けているというのも大きい。
25周年でさえ何もしてくれない運営。
こんなんでどう楽しめというのか。モチベーションなんて、保つだけで精一杯ですよ。上がるなんてことは滅多にない。
だから、昔みたいに「イベント行くぞ!遠いけど行くぞ!」みたいな気持ちにはなれなくなってきています。
以前はリリイベのためだけに東京行くことも多かったのに、いまじゃリリイベそのものが(なぜかモーニング娘。だけ)ないので、行こうと思っても行けないし、そうやってるうちに行こうと思う気すら失せていく。
これでいいんですか事務所さん。
モーニング娘。に力を(まったくと言っていいほど)入れず、ファンのモチベーションもどんどん下がっていき、気持ちが離れていく。
そういう状況をお望みですか?
だとすれば、お上手にできていらっしゃいますよ。
結構な時間とお金をかけてまでイベントに行こうと思えなくなってきてるし、「ライブくらいは行きたい」という気持ちすら、くそみたいな形式のツアーのせいで行ける現場がほとんどないので成就しません。
ファンをもっと楽しませるにはどうすればいいかとか、ファンを長く続けてもらうためにどうするべきとか、新しいファンを増やすために何をしたらいいかみたいなこと、アップフロントさんは少しでも考えることってあるんだろうか。
少なくともモーニング娘。に関してはまったく考えたことないんじゃないか、むしろその逆のことをよく考えて実行してるんじゃないかとすら思えてしまう状況です。
まぁ結局のところ、イベントに行かない(であろう)奴が何を言ったところでって感じではありますけどね。
でもさ、じゃあたくさんお金を使えば状況が良くなるかというと、全然そんなことないじゃん?
たくさんCDが売れてファンも増えて人気が上がればもっと良い扱いをしてもらえるかというと、まったくそうじゃない。
モーニング娘。がどれだけ実績を残そうと、どれだけファンがお金を落とそうと、扱いの酷さはずっと変わらない。
もしこれで変わるのであれば、娘。はもっと大きい規模のツアーができているし、とっくに武道館より大きい会場でライブができてるはず。
でも現実は、どれだけチケットが落選祭りになろうとも、一生規模の変わらないキャパ不足ツアーしかやってもらえないじゃんか。
ずっとずっと、もう何年もそう。むしろ状況はますます悪化するばかりで、良くなる兆しはカケラも見えてこない。
少なくともモーニング娘。に関して、人気とか実績とか売り上げとかそういうもので評価されてきちんと目に見える形で還元されることはないのだなと、この数年間の事務所のやり方を見ていて痛感しましたよ。
だから、たとえここで自分が頑張って遠い現場に参戦したところでなにかが良い方向に変わるわけじゃないしな……と思ってしまう。
CDがたくさん売れようが売れまいが、ライブにお客さんがたくさん入ろうが入るまいが、フェスに出て外部から評価されようが、状況はなにも良くはならない。あの事務所はそういうことでグループを評価してはくれないから。
「売れてる」か「売れてない」かではなくて、事務所が「売りたい」か「売りたくない」かで扱いが決まるわけですね。
たとえ売れてても、事務所に推す気がなければ一生推されない。
(もちろん、実力とかパフォーマンススキルとかそういう面で評価されるわけでもない)
2015年あたりからの新体制事務所の運営を見てきて至った結論がそれです。
だから、ファンが頑張っても、メンバーが頑張っても、それで何かが好転することはないんだなぁって。
そう思ったら、無理していろいろ買ったり現場に行ったりするのがアホらしくなってくるのよ。
無理はしなくていいって思うと、じゃあ行かなくていいか、買わなくていいかという結論に至ってしまう自分に気付いて、なんだか切ない。こんな風になってしまったことが寂しい。それはもちろん自分自身の問題でもあるけど、こうなった理由を考えると、やはり事務所のおざなりな運営が一番の原因であるというところに行きついてしまうわけで。