最近ちょっとプラチナ期の頃のシングル曲をいくつか聴いてて。

 

 

『泣いちゃうかも』、『しょうがない夢追い人』、『なんちゃって恋愛』、『女と男のララバイゲーム』等々。

 

 

 

 

そこで思ったのが、最近こういう恋愛ソング的な楽曲ってないなぁということ。

 

 

これらを恋愛ソングと言っていいのかわかりませんが、まぁ恋愛関係の歌詞であるのは間違いない。

どちらかというと、恋愛云々というより男運があまりよくない女の子の歌って感じだけども。

 

 

 

 

最近の楽曲はどれもこういう恋愛系の曲ではなく、いわば「人生ソング」とでもいうべき歌が多いじゃないですか。

 

 

これはモーニング娘。だけなのか、それとも他のグループの曲もそうなのか、ハロプロに関してはめっきり娘。曲しか聴かなくなったわたくしなのでちょっと判断できないんですが、どうなんでしょう。

 

 

でもプラチナ期の頃はむしろ恋愛ソングのほうが多かったんですよね。

『みかん』みたいな人生ソングもあったにせよ。

 

 

 

 

 

いまのモーニング娘。で恋愛系のシングルを出すとなると、歌詞に出てくる(であろう)女の子の年齢をどれくらいと想定して書くのか、なかなか難しそうではあるなと思います。

 

 

ふり幅が結構あるので。

上は26歳から、下は17歳まで。

 

 

「帰るか抱かれるか」みたいな歌詞はちょっと相応しくない気もしますし、かといって学生の恋愛の歌詞というのも、おねえさん組にはしっくりこない。(あくまで「いま最新シングルとして出す場合」の話)

 

 

『Teenage Solution』はタイトル通り十代を想定した歌詞なんでしょうが、これは恋愛というよりやはり人生ソングだし。

 

 

時代的にも、恋愛ソングより人生ソングのほうが求められてる感はある。気もする。

 

 

 

 

 

みたいなことを、ぼんやり考えたのでした。

 

 

 

 

特に言いたいこともオチもない、そんな話。

 

 

 

でもやっぱりプラチナ期の楽曲も好きだなー。

 

 

いまの曲ももちろん良いけど、人生とか地球とかそういうのではない、個人の恋愛に関する歌詞。

 

 

まぁプラチナ期の曲は大体どれも悲恋っぽい内容ではあるんですけどね。

『しょうがない夢追い人』なんて、歌い出しがいきなり「これ以上長く一緒にいると私もダメになりそう」ですよ。彼氏がこれ聞いたらどんな反応するか見てみたい。

 

 

「あなたの夢が叶うなんて いつなの?」とか「Ah 学生の気分でいるのね」とか、まるで自分が言われたかのように「すいませんでした……」という気分にさせられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女はこんなに思い詰めて、洋服にアイロンかけながら涙を流してるってのに、彼氏のほうは何も知らず呑気に学生気分で夢追ってるんだぜ。

 

 

アイロンて。

そんなの自分でやらせなよ。きみ(彼女)がそんなことまでやってあげちゃうから彼氏はいつまでも夢ばっか追ってるんだって。

 

 

 

と、思わず相談に乗ってあげたくなるような幸の薄い女の子の歌詞。

 

 

こんなのいまじゃ聴けませんよ。

あの時期のつんくさん、なんでこういう歌詞ばっかり書いてたんだろ。一度聞いてみたい。

 

 

 

 

 

いまではこの曲を好きと言う人も多いけど、当時は結構「また辛気臭い曲か」みたいな批判も少なからずあったんですよね。

 

 

そういう系の曲が続いたのもある。

「もっと昔(黄金期)みたいな明るい曲をくれ」とかいう声もありました。プラチナ期全般。

 

 

だから『青春コレクション』がきたときはヲタクも湧いたもんですが、そのわりにそこまで(いろんな意味で)伸びなかったような気もするし、いまじゃ青コレより、辛気臭いと言われた曲たちのほうが支持されてるんだからヲタクの言うことなんて当てにならん。

 

 

最近も「つんくの曲は似たようなテイストばっか」という批判をたまーに見かけます。

 

 

いつの時代もヲタクは同じようなことばかり言っている。

そしていざテイストの違う曲を出しても喜ぶのは最初だけで、言うほど伸びなかったりするんだよ。

 

 

 

時代は繰り返す。