昨日はモーニング娘。'22の秋ツアー『モーニング娘。'22 25th ANNIVERSARY CONCERT TOUR ~SINGIN' TO THE BEAT~』の立川公演(2日目)に行ってきました。
いまのところ、今ツアーで唯一チケットを取った公演。
しかしもっと行きたい。もっと行きたいぞ。
だって最高のライブだったんですもの!
いや本当に素晴らしい。
なにやら今回はセトリが良いぞという噂は聞いてたんですが、たしかに良かった。なんだろうこの高揚感は。
まだツアーが始まって2週目だし、セトリ等のネタバレはしないほうがいいのかなとも思いましたが、それだとあまり感想を書けないのでここではネタバレしちゃいます。
知りたくない方はご注意ください。
ところで立川は遠かったです。
八王子の手前ですからね。
久しぶりにあっちのほうまで行きました。
初めて行ったあの会場、周辺の賑やかさは悪くないというかわりと好きだし会場も綺麗で良かったけど、鑑賞的にはどの席になるかによって評価は分かれそう。
わたくしは1階席の、どちらかといえばギリギリで前方と言えなくもない席でした。
いつも後方のことが多いので、それに比べればだいぶ近い。でも「近っ!」というほど近くはない。そんな感じ。
でもよく見えました、メンバーが。
ビジョンを見るより本人たちを見るほうが断然いい。
これ当たり前だと思うかもしれませんが、後方席だと表情まではなかなか見えなかったりするのでどうしてもビジョンを見る回数が増えてしまうんですよね。
今回はそんなことありませんでした。
むしろビジョンはほとんど見なかったな。ちょっと一瞬だけラグがあるし。
さてそんなことよりライブです。
何をどう説明したらいいのかちょっとわからないんですが、とにかく最高でした。
とにかく曲が良い。セトリが良い。
まるでロッキンを1時間半やってるかのようにノンストップ(ほぼMCなし)だし、いつもながら曲の繋ぎがめちゃくちゃカッコいい。
それぞれの曲の冒頭部分のアレンジも素晴らしいし、なによりメンバー全員のすべてが最高潮。歌もダンスもビジュアルもなにもかも!
モーニング娘。の25年の歴史を感じつつ、16期が加入した最新のモーニング娘。もバシャバシャ浴びることができる。
約1時間半でやる25周年記念ライブとしては、限りなく正解に近い形なんじゃないでしょうかこれは。
(もちろん足りない部分もあるんだけどそれは後述する)
なんか、感動しましたよ。
いつもライブを見れば感動してるけど、それとはまた違う、ちょっと呆然としてしまうような感動。
いま話題(?)の『そうだ!We're ALIVE』から始まり、おなじみの恋レボをやったかと思えばお久しぶりの『ムキダシで向き合って』と『自由な国だから』。
そしてわたくしの好きな『恋愛Destiny』。
ムキダシはらいりーが好きって言ってたから入れたのかしら。
久しぶりに生でフルサイズ聴いた。
そこからの各期のデビュー曲メドレーがとにかくエモーショナル。
さっきも言ったけど曲の繋ぎと冒頭のアレンジが素晴らしい。
そして各期のデビューの頃を思い出してヲタクは感動してしまう。
ピョコピョコウルトラはなぜか聴くと泣きそうになってしまいます。
たぶん'17のどぅーの卒コンのせいです。
ブランニューモーニングの歌い出しやばいぜ。
13期ヲタは涙なしでは見られないかもしれない。
そして今ツアー唯一のMC(しかし短いしよこやんしかいない)でルーレットみたいなことして、たぶん回替わりで歌う曲とメンバーが変わるっぽいです。
今回はあゆみんチェルよこやんおんちゃんで『明日を作るのは君』を歌いました。
オーディションがこの名前だからこの曲固定なのかと思ったけど違うらしい。
ここからそれぞれ少人数曲ゾーンが始まるわけですが、いきなり小田ちゃんとよこやんで『忘れらんない』を歌うとは思いませんでしたよ。ついニヤニヤしちゃった。
いいよね~。
25年の歴史があるからこそですよ。
現役アイドルのなかで、1999年にリリースした曲を歌えるグループなんてモーニング娘。くらいです。
石田加賀岡村の『Take off is now!』はもう間違いない。
特にかえでぃーファンは絶対に見たほうがいい。
ほまたんがこの2人に加わってこの曲を歌っていることの素晴らしさも感じるといい。
『愛して愛して後一分』は9期の2人が大ボスとして控えるなかで、チェルとめいちゃんとらいりーが奮闘している画がステキです。
らいりー良いよ。とても良い。
しかし今回一番テンションが上がったかもしれないのが、牧野羽賀北川で歌う『大きい瞳』。
え、これ単独で歌うのいつぶり?
オレはもう2010年のライサバで記憶が止まってるんだけど、それ以降で歌ったことありましたっけ?モーニング娘。の単独公演で。
先日の記念日イベントで、ユニット曲部門でリクエストした曲です。
これは結構本当に歌うんじゃないかと思ってたけど歌われなくて、意外とみんな投票してないのかーなんて思ってたんですが、ここで歌う予定があったとは。
泣きました。リアルに。
なんかもう勝手にライサバ千秋楽の記憶が蘇ってきて、あのときの興奮と切なさが去来しつつ、それを2022年になってまったく違うメンバーが歌ってるこの光景に、涙せずにはいられませんでした。
これで声援が出せないのは本当に……コロナてめぇこの野郎。
もう胸がいっぱいです。
25年続くグループ。その歴史と、現在進行形の輝き。
すごいグループです。モーニング娘。は。
ちょっとセトリの感想だけで長くなってきてるので、端折りつつ駆け足でいきます。
これまたちょっとお久しぶりのナルシスかまってちゃんと青春セイアハ。
わたくしセイアハ大好きなので嬉しかったです。
思わず「うお」と声が漏れてしまいました。
ドッカ~ンカプリッチオも意外と久しぶり?
これも声出せないの厳しいよねぇ。跳べないのも。
そこからの『このまま』『わがまま』でテンションは最高潮になりました。
最後の挨拶(数名)を挟んで、最後は『歩いてる』。
この曲もライブで聴くのは久しぶりです。
(今回久しぶりの曲がたくさん)
改めて、良い曲だなぁとしみじみ感じて、また泣きそうになりましたわたくしは。
この25年を感じるセトリで、『歩いてる』が最後に来る構成がとても良い。
歩いてる その先の空へ まだ見ぬ未来へ
『I WISH』にも引けを取らない名曲です。
そんな感じで、本当にただただ「感動」に圧倒されるコンサートでした。
モーニング娘。の25年と、いま現在の輝きに圧倒されます。
メンバーがまたみんな本当に魅力的でキラキラしてるのよ。
ひとり残らず素晴らしい。
よくまぁこんなに素晴らしい子たちが集まったこと。
新メンバーのらいりーがさぁ、とっても可愛くて。
初々しさもありつつ、年相応に大人っぽくもあり、でも愛嬌もあって可愛らしい。
歌声も、個人的に好きだなーと感じてます。
なにより驚くのは、あのとんでもない運動量のコンサートにいきなりフル参戦してること。
まだ加入して3ヶ月だし、同時期にイベントとフェスのリハーサルもあって、その上でこのライブとかちょっと本当にすごすぎる。
今回のツアー、モーニング娘。のライブを何度も見てきたヲタクでさえ「やばくない?」と思うくらいずーーーっと歌って踊ってます。
体力どうなってんのあの子たち。
体力オバケなんて呼び名が生ぬるく思えてくる。
あれについていけてるだけでもすごいです、16期。先輩たちはもはや怪物。
今回わたくしが一番目で追っていたメンバーは、えりぽんかもしれない。
最初の衣装(ハロステでも流れたあれ)では、スタイルが良くて優しい大人のおねえさんって感じで、とても美しい。
そして後半の衣装(着物みたいなあれ)では、本人もSNSで言ってますが、まさに「丁か半か」みたいな装い。
髪が下ろしストレートのあの衣装(左肩出まくりだし、脚引っかかるんじゃないかってくらい着物の裾も長いし)で踊ってると、なんだかいけないものを見ているような気持ちになってきます。
なんか、すごい。
妖艶です。髪色も落ち着いてるから、余計妖艶に見える。
かと思えば、他のメンバーとたくさんアイコンタクトしたり手を繋いだりして、ニッコニコな場面も多々あったり。
メンバーみんなそうですが、すごい楽しそうなんですよね。
それを見て、こっちもまた楽しくなってくる。
一人ひとり言っていくとキリがないんですが、よこやんも良かったなぁ。落ち着いた大人の雰囲気もありつつ、笑顔はじける明るいよこやんもいて、本当に魅力的。
そしてかえでぃーはこれがラストツアーだからか、フィーチャーされる場面も結構あります。
そのたびに魅了され、卒業を惜しんでしまう。
かえでぃーが真ん中に立つと、それだけで物語が生まれるような、ヒーローでもありヒロインでもあるような、そんな雰囲気がありますね。
ラストの『歩いてる』が終わるその瞬間、ビジョンにらいりーとかえでぃーが(その2人が画角に収まるように)映されるんですよ。
そこで最初はかえでぃーのほうにピントが合ってるんだけど、徐々にらいりーにピントが合ってくるという演出があって、ちょっと泣きそうになりますねあれは。
旅立つメンバーと、新しいメンバー。
そうやって25年間、五線譜のたすきが受け渡されてきたモーニング娘。というグループ……(そういえば五線譜は歌わなかったな)
あと思ったのは、12期と15期の台頭が著しい。
わたくしは春ツアーのときから感じてたことですけど、さすがのアホ連中もこのツアーを見て「歌割りが偏ってる」とか「もっと15期にチャンスを」みたいな寝言は言えないでしょう。
動画とか他人のレポだけ見てグダグダ言う前に、まず自分で現場に行ってその目で見てみなさい。と言いたい。
チェル可愛かったなぁ。スタイルも抜群よね。
個人的に、いまの娘。でNo.1の美脚だと思ってます。
(以前はまーちゃんが一番でした)
ほまたんもさ、だんだんおねえさんになってきててさ。
下ろしストレートだったんだけど、ベイビーなお顔で可愛らしさもありながら、着実に大人に近づいてもいて、嬉しいやら寂しいやら。
おんちゃんも可愛かった。あれは同世代に憧れられる感じよ。たぶん。
あゆみんと小田ちゃんは、いつも言ってるけどモーニング娘。の風神雷神ですね。
あの2人が真っ先にグループをガーっと引っ張ってくれてる。
あゆみんはもちろん、小田ちゃんのダンスのキレと激しさにも注目して見るといいでしょう。
すごいよ。歌と同じくらい評価されていいと思うんだけどな。
ダンスのすごさで言えば、まりあちゃんもめちゃ激しいしダイナミックなダンスなんですよね。
「おぉw」と驚いてしまうくらいすごい。
あれはあれでひとつのスタイルだよなぁなどと思いながら見てました。
そしてリーダーのフクちゃんの全能感。
フクちゃんて自分から「リーダーです」みたいな雰囲気を出すタイプではないけど、ライブでは自然とそれが出てる気がします。もちろん良い意味で。
パフォーマンスのすべてに、モーニング娘。を支える芯の強さが表れているような。
長年リーダーを努めてきたからこそ出せるオーラなんじゃないかなぁ。
いっそ神々しさすら感じますよ。生で見る譜久村聖さんのパフォーマンスは。
ちょっと上手くまとめられた気が全然しませんが、ライブもメンバーも最高のコンサートだったということだけ伝わればOKです。
ここ数年のなかでも、満足感とか充足感が1,2を争うレベルで素晴らしい今ツアー。
だからこそ余計に、これがモーニング娘。の完全な(つまりコロナ以前のような)単独ツアーでないことが悔やまれます。
歓声を出せないことや、アンコールがないこと。
ステージのセットが(ハロー共用なので)簡素なこと。
あくまでハロプロのコンサートとしての単独なので、全体的な規模も以前よりはやや小さいこと。
もっとたくさんいろんな場所でやってほしいし、具体的に言うと今回は(今回も?)関東圏が少なすぎる。
いまのところ東京は立川しかない。
千葉や埼玉や栃木、群馬や茨城など北関東はゼロです。
歌割りなんかよりよっぽど偏っている、ツアーの会場。
もう少し関東圏に欲しかったなーというのが本音です。
後半にパシフィコはあるけど、立川と同じくらい遠いぜw
アンコールがない分、全体の公演時間も短いじゃないですか。
それでも内容が充実してるから中身への物足りなさはないけど、やはり以前のような形態に早く戻ってほしいなと願います。
MCがほとんどないというのも、ちょっとどうなんだろうなーと思わなくもない。
一気に駆け抜けるこの感じも悪くないですが、普通にMCの楽しいトークも聞きたいなという気持ちもありけり。
(ラジオで言ってましたが、小田ちゃんはライブのMC用にネタを書き溜めてるらしいですし)
そのあたり、コロナ対策の諸々とか、ハロプロ全体としての単独による弊害とか、ツアー規模の小ささとか、そういう部分だけはやや不満が残りますね。
せっかくこんなに素晴らしいツアーなのに、いまから見たいと思っても気軽にチケット取れないなんてもったいなさすぎる。
関東圏が少ないのもそうだけど、そもそもモーニング娘。のツアーはもっと需要を見込んで計画したほうがいいですよ事務所さん。
25周年なんだし、もっと大々的なツアーとして展開してほしかったな~とは思いました。
まぁ同じようなことをもう何年も前からずっと思ってるんですけどね。
モーニング娘。のツアーは、中身は本当に素晴らしいし、メンバーはもちろんライブを作ってるスタッフさんたちも本当に良い仕事をしてくれます。
ただひとつ、事務所だけがいまいちやる気がない。
もっとお客さん呼べますよ。
もっと大きい会場でできますって。
なぜもっと貪欲にやろうとしないかな。
いい加減このハロプロ全体ツアーみたいなのもやめて、需要に見合った規模のツアーをお願いします本当に。
このセトリで、25周年記念のツアーで、かえでぃーの卒業ツアーでもある。
そんなお祭り要素しかないツアーなのに、ファンクラブで運良くチケットが当たったファンくらいしか入れない規模なのはどうかしてる。
そういうとこだよ事務所さん。
席もさ、横に3人座って1人分空けて3人座って1人空けてっていうのも、あれ意味ある?
だったらもう100%入れようよ。隣に人がいるかいないかは運次第だし、声出さないなら全部入れていいと思うけどなぁ。
そういった不満……というか「惜しい」という気持ちは正直あります。ライブ自体は本当に素晴らしいだけに。
その辺、事務所の上層部と、モーニング娘。のライブを作ってるスタッフさん(とメンバー)とで考え方が違うんだろうなーというのを如実に感じますね。
25周年とはいえ、モーニング娘。を激推しするよりも、コロナ対策にかこつけてハロプロ全体で平等に近いホールツアーをやっていきたいんだろうなっていう。
まぁそれはそれとして、今回のツアーは本当に素晴らしいので、どうにかしてみなさん観に行ってほしいです。
わたくしも、たぶんそのうち発表されるであろう千秋楽の前にもう一回くらい行きたいな。(パシフィコくらいしかチャンスはないが)
モーニング娘。は、いつどの時代でも全力でキラキラ輝きながらステージに立ってくれています。
それが自分にとってどれほどありがたく嬉しいことであるか、再認識したような気がしました。
これ以上のアーティストをわたくしは知りません。
そしてそれが一番感じられるのが、生で観るコンサートです。
みなさまぜひ、この歴史的瞬間をその目で見て感じてください。