ちぃちゃんの卒コンのあとに書こうと思っていたのにうっかり忘れていた話をします。
忘れていたというか、なんか書いた気になってたけどたぶん書いてない話。書いてたらごめんだよ。
去年末のまーちゃんの卒コン、そして先月のちぃちゃん卒コン(ちょうどひと月前だ)における卒業セレモニーの簡略化についてです。
コロナ禍前の卒コンと比べて、いわゆる卒業セレモニーがだいぶ端折られてましたよね。
いや、まーちゃんのときは、まーちゃん自身が卒コン感を出したくなかったからああいう感じになったのかなと思ってたんですが、ちぃちゃんのときもわりと似たような感じというか、以前のようにメンバーがひとりひとり長めのメッセージを伝えるあの時間がなくて。
(それぞれ挨拶はあったものの、なんか急ぎ足というか、さらっとしてた。真莉愛ちゃんは寸劇してたけど)
これはどうしたことでしょう。
コロナ対策として?
いやでもコンサート自体は概ね普通にやってるわけで、いまさら卒業セレモニーだけ端折るのがコロナ対策になるなんて、さすがのアップフロントでも思わないでしょう。
じゃあどうしてだろう。
これからずっと、卒コンはこの形式でやっていくことになるんでしょうか。
個人的には、正直ちょっと物足りなく感じてしまいます。
メンバーの卒業というものは、一大イベントなわけです。
やはりそこにはそれなりのカタルシスがあってほしい。
あまりにあっさり終わってしまうと、なんか卒業した実感も薄いし、感動もあまりないよなぁって。
もちろんこれはわかりやすく表現した話であって、先月のちぃ卒も去年のまー卒もたいへん素晴らしいものではありました。感動もしましたし。
でもやっぱり、ずっとあの(以前のような)卒業セレモニーを見てきたヲタクとしては、なんだか急ぎ足で卒業してしまったような物足りなさは否めません。
卒業というのは、グループにとってもファンにとっても大きな出来事のはず。
一生に一度だからこそ、もっと大々的に見送りたいなという想いがあるのです。
ある意味、儀式的なものが必要なんじゃないかと思ったり。
成人を迎えたら成人式をやるように、卒業のときはしっかり卒業セレモニーをやるべきなのではないでしょうか。
だって、卒業しちゃうんですよ?
もうそのグループにそのメンバーはいなくなってしまう。もう一度同じグループに加入することはない。(少なくとも25年の歴史のなかでは一度もない)
それってなかなかの出来事じゃないですか。
何年も共に活動してきたメンバーならなおさら、別れに際して伝えたい言葉もあるでしょう。
というかたぶん、ファンこそそういった言葉を聞きたいと思うんじゃないかな。わたくしは思います。1分程度の挨拶ではなく、せめて5分くらい使ってお別れのメッセージを伝えてほしい。それがファン心理というものではないでしょうか。
でもひとつ考えたのは、もしかしてライブで披露する曲をひとつでも多く歌うために、セレモニー部分を省略したのかな、という案。
ロッキンでMCを削って曲を増やしたのと同じ理由ですね。
セレモニーで長々とメッセージを伝えるより、1曲でも多く歌いたいという思い。
仮にそうであるなら、それはメンバー発信である可能性が高いのかなと思います。フェスでも、メンバーが提案してそうなったらしいので。
どうなんでしょう。
ヲタクには知る由もないことですが、もしそうならまぁ、多少は納得ができるかなと思わなくもないです。
うーんでもやっぱり、あの部分は端折ってほしくないんですよねぇ。
まーちゃんみたいに何がなんでも卒業感を出したくないと本人が言ってああなるのならまだいいんですが、そうじゃないのなら、そこはもっと大事にしてほしい。別に無理して感動的にしろとは言いませんが、もう少し時間を与えてあげてほしいです。
卒業と加入を繰り返すグループだからこそ、そこをおざなりにするようになったら、なんかもう惰性で続いてるみたいな空気が出てしまいかねない。
一回一回をちゃんと大事にし、誰かが卒業するたびにカタルシスを感じてきたからこそ、モーニング娘。はここまで長く続いてきたんじゃないでしょうか。
卒業ライブは寂しいけど、感動を与えてくれる時間でもある。
その感動があればこそ、ヲタクはまた前を向いて歩いていける(ファンを続けられる)んじゃないかと。
メンバーが卒業するときは、盛大に見送らせてほしい。
メンバーが加入するときは、事務所をあげて大いに歓待してほしい。
それが、卒業加入を繰り返すグループにとって大切なことではないかと、21年モーニング娘。を応援してきたファンとして思うところです。