1/3にオーディションについてのブログを書きましたが、本当はその日これをアップする予定でした、のやつをいま上げます。
先日Rolling Stone Japanでアップされた小田ちゃんのインタビュー記事。
とにかく素晴らしいインタビューなので、全ハロヲタと、アップフロントの偉い人に読んでいただきたい。
このなかで小田ちゃんがすべて言ってくれているので、ヲタクがさらにグダグダ言うのは野暮ではありますが、少しだけ触れさせてほしい部分もあり。
「そもそもこの2年間の沸々としたものが大きくあったんです」
という言葉から始まる箇所。
本当にもう、嗚咽しながら「それです!(泣)」と叫びたいくらい、それです。
なぜモーニング娘。だけが2年間も単独ライブ(その他諸々)をさせてもらえなかったのか。
去年、このブログでしつこいくらいに書いてきた話ですが、やはり普通に考えてこれはおかしな状況でした。疑問に思わないわけがない。
同じハロープロジェクトなのに、グループ間でこんなにも扱いに差があっていいのかと。
というか、一番人気のあるグループが一番グループとしての活動が少ないという点がちゃんちゃらおかしい。扱いの差が生まれるなら、普通は逆でしょう。
こういうふざけたことをするから、あの事務所は(わたくしのようなヲタクに)あれこれ言われるんですよ。
どうして他のグループのようにモーニング娘。ももっとグループで活動させなかったのか。単独ライブをさせなかったのか。
不満を感じるに決まってるじゃないですか。
それはメンバーだって同じ。小田ちゃんも、こないだのハロプロ三十六房でのフクちゃんも、そうした想いを言葉にしてくれてちょっと溜飲が下がりました。こんなおかしな状況はどんどん口に出していこう。
そのあとの「モーニング娘。が一番だと思ってる」という部分にも深い深い感銘を受けたんですが、今回語りたいのはこの箇所、
「モーニング娘。はゼロから自分たちで築いてきた看板じゃないって言われることもわかってますし」
という部分について、ちょっと触れていきたい。
これ、主に娘。をあまりよく思ってない他グループのヲタクが言いがちな決まり文句(文字通りの文句)なんですが、その考え方ってちょっと安易すぎません?と個人的には思うのです。
そもそもモーニング娘。以外のグループだって、本当にゼロから築いてきたわけじゃないでしょう。
元を辿れば最初にモーニング娘。がいたからハロープロジェクトという集団ができて、いろんなグループが生まれたり消えたりしてきたなかで、ずっとモーニング娘。は(メンバーチェンジを繰り返しながら)人気を保ち、ハロプロの骨子を支えてきたわけです。
ここまでハロプロが続いているのは、モーニング娘。だけのおかげではもちろんないにせよ、モーニング娘。がいなければ成し得なかったことであるのは間違いないところ。
そうやって数々のメンバーがその時代時代で築き上げてきたこの恵まれた基盤の上に現在のハロプロ各グループは生まれることができ、この恵まれた環境のなかで蝶よ花よと育てられてきたからこそ、こうして活動できているんですよ。(もちろんそれは初期以降の娘。メンも同じく)
そんなことメンバー当人たちは重々承知していると思いますが、たまに勘違いして「(※例)Juice=Juiceはゼロから築き上げてここまできたんだ。それに比べてモーニング娘。は先輩たちの威を借りてるだけだ」とか言い出す馬鹿がいるから困る。
そのモーニング娘。が24年以上続いてなかったらお前の好きなグループなんてそもそも生まれてないんだよ、と優しく言ってあげたいです。
それに、ゼロ(実際はゼロじゃないけど)から築くのも大変だと思いますが、元々あるグループに加入して活動していく大変さや、メンバーチェンジを繰り返して続けていくことの難しさというのも、同じくらい凄いことなんですよね。
だって、最初に好きだったメンバーが卒業したり、グループの形が変わっていって、それでもファンを続けようと思う人がどれくらいいると思います?
間違いなく、変動があるたびにファンを辞めてしまう人だっているんですよ。
卒業加入制度は、諸刃の剣です。
これをすれば絶対にグループを長く続けられるなんて保証はまったくないし、そうできる可能性は五分五分……あるいはそれ以下でしょう。
モーニング娘。は稀有な例です。
モーニング娘。が奇跡的にそうやって成功できたから、他のグループもそれに倣って続けていけるようになったのです。
そしてモーニング娘。くらい歴史が長いと、あとから入るほど覚えるべき曲が多くて大変、というのは有名な話。
それだけじゃなく、かつて社会現象にまでなったほどの栄光というのは、必ずしもいま現在の娘。にとってプラスになるとは限らないんですよね。
いつまでも“あの頃”しか見ようとせず、「いまのモー娘。なんて」と決めつける人も残念ながらいます。そういう世間と戦っていかなきゃいけないという困難を忘れないでいただきたい。
ハロープロジェクトの歴史において、本当にゼロから築き上げてきたグループは最初期のモーニング娘。だけ。
それ以外のグループ(のヲタク)が、間違っても「〇〇はゼロから築き上げてきたんだ」なんて思わないでもらいたい。
ましてや、そんな戯言でいまのモーニング娘。を批判するなど言語道断です。勘違いも甚だしい。なにもわかってなさすぎる。
そもそも、現在の(娘。以外の)ハロプログループはみんな、メジャーデビュー前にモーニング娘。の単独ライブでオープニングアクトとしてパフォーマンスしていたことを忘れないでほしいですね。
2019年の春ツアーなんて、本編にまで出てきてパフォーマンスしてたんですよ。こぶしとつばきとビヨと研修生が。(回替わりで)
正直、オープニングアクトならともかく、大事な本編にまで他のグループに歌わせるとかふざけてんのかと当時は思ってました。いまも思ってます。
そのときデビュー間もなかったビヨは千歩譲るとしても、とっくにデビューしていたこぶしとつばきまで。本当に意味がわからん。
そうやってどのグループも娘。の舞台を借りてスタートしたくせに、「ゼロから築き上げた」とは片腹痛い。
1人で大きくなった気でいる子供と変わりません。
先輩たちの威を借りてるのはどっちでしょうね?って感じ。
念のため言いますが、そんなことを言ってるのはメンバーじゃなくてヲタクです。もちろん。
そして、ヲタクのなかでも一部のアホだけです。そういう連中に向けて(どうせ伝わらないだろうけど)この話をしております。
しかしそういう奴らほど声がでかいというのが世の常で、困ったものですね。
調子に乗るなよ、と言いたい。
24年以上続いてるグループなめんな。
ゼロから始めるより大変なことだってこの世にはたくさんあるんだよ坊や。
この件に関してはいつか書きたいと思っていたので、小田ちゃんが言及してくれて助かりました。(小田ちゃんは一言しか言ってませんが)
でも、そういう戯言もメンバーの耳に入ってしまってるという事実はたいへん遺憾ですね。
馬鹿な奴ほど声がでかい。
まぁそういった連中が声を大にしてそういうことを言ってるというのは、精一杯の強がりもしくは負け惜しみなんだろう、と解釈しておきます。
インタビューでは他にも、小田ちゃんのめちゃくちゃ大人な考え方や、優れた人間特有の意識の高さなど、「一生ついていきます小田さん……!」という気持ちにさせてくれることうけあいの話が満載なのでぜひお読みください。
ひとつだけ引っかかったのは、リハ中に先生やマネージャーさんから「モーニング娘。を一番にしたい人たちがいっぱいいる。そういう人たちに支えられてやっているリハーサルだからね」と言われたという話。
モーニング娘。を一番にしたい人たちがいっぱいいる?
それは事務所のなかに、ってことですよね?
ファンのことじゃなくて。
そうかなぁ???
個人的には、むしろどうにかしてモーニング娘。を一番の座から引きずり降ろしたいと思ってる事務所の大人たちでいっぱいだ、という印象なんですけど。
もちろんすべての大人ではないでしょうから、数少ない一部の大人が「モーニング娘。を一番にしたい」と思ってくれているということなのでしょうか。
少なくとも、事務所全体が本当にモーニング娘。を一番にしたいと思っているのなら、娘。だけ2年間単独ライブなしとか、ジュースは横アリなのに娘。が武道館とか、そんな扱いはしないと思うんですが……
この部分だけはいまいちしっくりきませんでした。
それを言った先生とマネージャーさんに、もっと詳しい話を聞きたいなぁ。
どういう人たちがそう思ってくれているのか。
思いっきり内部の話でしょうけど、いまの事務所にそんな風にモーニング娘。を想ってくれている人が本当にいるなら、それは頼もしいことです。ぜひもっと頑張っていただきたい。そのためにできることがあるならなんでもしますよ!お金ならあります!(ない)