昨日の、楽しくて楽しくてとても幸せで、そして寂しかったあの時間は夢だったんじゃないか。
そんな気さえするほどに、素晴らしいコンサートでした。
わたくし今日は朝から具合が悪くて夕方まで寝込んでたので、ブログ書くのが遅れました。
眠ったわけじゃなく半覚醒のような状態で過ごしてたんですが、昨日のことを思い返して泣いていたら心身ともに浄化されたようです。(体調悪いときってメンタルも不安定になるよね)
そんなわけで、『モーニング娘。'21コンサート Teenage Solution ~佐藤優樹卒業スペシャル~』が終わりました。
2年ぶりのモーニング娘。単独ライブ。
わたくしはライブビューイングで鑑賞しましたが、もうオープニングの段階で泣きそうになるくらい、待ちわびた瞬間でした。
これをずっと待っていた。
2年間。
「なぜ2年も空いたんだ!?」って小田ちゃんがブログに書いてますけど、本当にそれだよ。なぜ2年も空いたんだ?
そこには14人のモーニング娘。'21がいて。
コンサートのステージで歌い踊るモーニング娘。
これがなくちゃあ、生きてる意味がない。
これがあるから生きていられる。
そう思いました。
1曲1曲書いていくと長くなるので割愛しますが、メドレーめっちゃカッコよかったよね!
相変わらず曲の繋ぎが天才だし、ダンスもなによあれ、最高じゃないの。
相変わらずフォーメーションの変化がえぐいえぐい。
頭んなかどうなってんだ?と思うくらい複雑で、それをあの人数でやるんだもの。
短いリハ期間であれをものにしてしまうモーニング娘。さんは、やはりとんでもない集団です。
過去数年間のメドレーを集めて「モーニング娘。ライブメドレー集」みたいな映像出してほしいくらい凄かった。
なんかヘルミーとか123とか散々聴き慣れてる曲なのに、2年も空いたせいかすごく懐かしく感じてしまって。
この“ライブの定番”が懐かしかったです。これを2年も浴びてなかったんだなぁって。
最新アルバムの曲をやってくれたのも嬉しかった。
まーちゃんがいるうちにこれができて本当に良かったです。
セトリの9割方つんく曲で最高だったけど、津野さんが作ってくれた『泡沫サタデーナイト』を歌ったのもなんかグッときてしまった。
これも、まーちゃんがいるうちにこうしてもう一度歌ってくれてよかった。
これからも歌い継いでいってほしいです。
後半、MCを挟んで、とにかく楽しい『このまま!』も最高だったけど、そこからの『恋愛Destiny~本音を論じたい~』があまりにも素晴らしくて、ここでまた半泣き状態になるわたくし。(他でもちょいちょい泣きそうになってはいる)
この曲を歌うモーニング娘。って、なんか宇宙のピンチに駆けつけて敵と戦ってる戦士みたいな気迫と勇ましさがある気がするんですよ。
歌が上手いとかパフォーマンスがすごいとかいう次元を超えて、あれは戦い。
雄々しくて勇ましくて、カッコよくそして美しい戦いのような歌唱。
思わず身を乗り出してスクリーンを見つめたくなるほどに興奮しました。(後ろの迷惑になるので実際に乗り出してはいません)
そこからの『What is LOVE?』だもんなぁ。
久しぶりに聴くまーちゃんの煽り。声を出してそれに応えられないのがつらすぎた。
(ちゃんとそれ用の煽りをしてくれてありがたかったです)
わがままの「愛されたーい!」のコールもさ、あんなの言っちゃうよなw
映画館で見ていてさえ、思わず声に出して叫びそうになったよ。
会場で見てたみなさんよく我慢しましたね。
まーちゃんの最後の「あ~い~さ~れ~たぁぁぁぁぁい!!」をしっかり心に焼き付けました。
あぁ、2年ぶりのモーニング娘。のコンサート。
やっぱり好きだなぁ。最高だなぁ。
まるで卒業なんてないかのように、これまで通りの“モーニング娘。のコンサート”がそこにはあって。
14人のモーニング娘。がいる。
まーちゃんももちろん、そこにいる。
なのにこれが最後だなんて冗談でしょ?
時間が過ぎるのがあまりにも早くて、「まだ始まったばっかじゃない?」と思った終盤。
この時間がずっと続いてほしいと、心から思いました。
インタビュー記事でも散々言ってたように、まーちゃんはできるだけ卒業とか特別なものにはしたくなくて、いつも通りのモーニング娘。のコンサートをしたかったんだろうなというのが伺えるライブ構成でしたね。
もはや執念すら感じるほどに、自分の卒業とか特別感を出さないコンサートで。
いつもなら卒業セレモニーがあって、メンバーひとりひとりからのメッセージもあったりするんだけど、それすら短いMCのなかで済ませて、本人もこれが最後だなんて微塵も感じさせないいつも通りのまーちゃんで終わろうとする。
こっちとしては多少そういう最後っぽさとか感じて泣きたいところだったんだけど、もうそれほどまでに徹底するならいいよそれで、まーちゃんのやりたいようにやってくれそれが一番だ!と根負けしましたw
ああやって自分が主役じゃなくていいとかいつも通りにしたいとか、決してカッコつけたり斜に構えてるわけじゃなく、本気でそう思って実践してしまえるところがひたすらカッコいい。
最後の最後まで、まーちゃんはまーちゃんらしく。
そんなまーちゃんを、これまで何度「羨ましい」と思ったことか。
ただのヲタクに過ぎない自分があの佐藤優樹を羨むなんておこがましいと思うけど、単純に人として、あんな人になりたかったと思ってしまうのです。
他人と違う強烈な個性があって、言動も自由奔放で、常識に囚われず、あらゆるところで独特のセンスを持っていて、誰が見ても天才肌で実際そうで、だけど影では努力と鍛錬を欠かさず、それを自分から誇示したりしない。
ひたすらに特別な雰囲気がある。
誰もが一目置かずにはいられない、唯一無二の人物。
そんな漫画みたいな人になってみたかった。
まーちゃんはまさにそんな嘘みたいな本当の人間で、存在自体が奇跡みたいに思えて羨ましかった。
こんな風に持ち上げると本人は嫌がるだろうけど、オレはこの10年間で何度もまーちゃんを羨ましいと思ったよ。あんな人になってみたかったし、なれないこともわかっていたから。
まぁわたくしなんぞがそんな風になってもしょうがないので、あの天賦の才を授かったのがまーちゃんでよかった。
そんなまーちゃんが、モーニング娘。になってくれてよかった。
まーちゃんのおかげでモーニング娘。を好きになった人がどれだけいたことか。
ファンもそうだし、「佐藤さんがきっかけでモーニング娘。を好きになって……」そうやってハロプロのメンバーになった子もたくさんいて。
ものすごい影響力ですよね。
すごいなぁ。
こんな人、本当にいるんだな。
MCでフクちゃんが言ってたように、偉人として教科書に載っていいくらいの人よ。人類史に刻まれていい。
これもきっと、本人は嫌がるでしょうけど。
(あ、でも「織田信長!?家康(と同じ)!?」ってちょっと喜んでたなw)
でも、いったいどれくらいの確率だったんでしょうね。
モーニング娘。のことをほとんど知らない、魅力と才能溢れる北海道の女の子が、こうしてモーニング娘。になる確率というのは。
どのくらいの確率で、まずオーディションを受けようと思うのか。
そしてオーディションを勝ち抜いて、狭き門であるモーニング娘。のメンバーになれるのか。
まーちゃんのご両親や、まーちゃんを選んだつんく♂さん(他スタッフさん)などなど、どれだけの巡り合わせによっていまこういう未来が訪れたのか、考えると眩暈がしてきます。
まるで奇跡じゃないか。
まーちゃんがモーニング娘。になって、10年間活動して、卒業していくという奇跡。
それをこの目で見られたこと。
こんなに幸せなことはありません。
卒業セレモニーもなく、メンバーからのメッセージもあっさりしたもので、徹底的にいつも通りやっていくんだと思ったから、ダブルアンコールでまーちゃんが出てきてくれたときにはホッとしましたw
そうそう、ファンから集めたまーちゃんコール、アンコールでは出なかったからもしかしてお蔵入り?なんて思いましたけど、ダブルアンコールで出してくれましたね。
思ってたよりしっかりしてて驚いた。
スクリーンで見てると、本当に武道館にいるお客さんがコールしてるみたいでしたよ。思いのほか野太い声ではあったけどw
そうやってひとりでステージに出てきたまーちゃんの衣装は真っ黒で。
ドレスとかじゃなくああいうスタイリッシュでシックな衣装もまーちゃんらしいなと思ったけど、ちゃんと理由があったんだね。
ラインストーン?スパンコール?的なものを散りばめた衣装は、ライトに照らされることでエメラルドグリーンに輝く。
それはいつもまーちゃんがステージから見ている客席の光景。
そんな意味のある衣装を最後に纏っているまーちゃんに、思わず涙が込み上げてくる。
感動の挨拶どころか味噌と間違えてぬか床でみそ汁を作るというブッ飛びエピソードを語っているのに、笑いながら泣いてしまうのはどうしてでしょう。
最後に選んだ曲は『笑顔の君は太陽さ』で、これはインタビューでも「みんなに聴いてほしい曲」だと言ってたから納得。
曲の間奏でメンバーやスタッフさんやファンにお礼を言うのは新しいなぁなんて思っていたら、つんく♂さんへの感謝で堪えきれずに泣き出すまーちゃんを見てもうダメだった。
つんく♂さんへの感謝を伝えたときのまーちゃんはまるで子どものようにありのままで、すべての虚飾を取っ払って、心からの感謝と愛を伝えていたように見えました。
こっちはもうボロ泣きよ。
マスクしながらボロ泣きするのは危険ですらある。(呼吸困難になりかけた)
そんなんずるいぜ……
あれだけいつも通りのコンサートだったのに、最後の最後にそんな涙を見せられたらさ……
まーちゃんは本当に、
わかってはいたけど本当に、
つんくさんの音楽が大好きだったんだなぁ。
そのあとメンバーが出てきて一緒に歌ったあの光景は、一生忘れません。
ラストのあの衣装、『笑顔の君は太陽さ』の衣装を踏襲した作りに見えたのは自分だけでしょうか。
大好きで大好きで、何よりも愛おしくて大好きなモーニング娘。'21のコンサートは、そうして幕を閉じました。
と思ったら、鳴りやまない拍手のせいで渋々また出てきてくれるまーちゃんw
「さっきので綺麗に終わったじゃん!w」とプンプンしているまーちゃんはやっぱりいつも通りのまーちゃんで、またしても泣きながら笑ってしまったよ。
「まーちゃんはシンデレラになるんだから」なんてセリフをさらっと言えちゃうあの感じ、これがたくさんの人を魅了してきた佐藤優樹なんだよな~と改めて思いました。
10年間。
12歳から22歳まで。
こんな奇跡みたいな女の子を、10年も見守り続け、応援してこられたこと。
同じ時代に生まれて、立場は違えど“モーニング娘。”というグループを愛して、ファンとメンバーとして出会えたこと。
心の底から幸せでした。
まーちゃんがいてくれた10年間、本当に楽しかった。
いままでどれだけまーちゃんに救われたか、いくら言葉を尽くしても言い切れません。
もうこれから先ずっと、まーちゃんのいるモーニング娘。を見ることはできないんだと思うとめちゃくちゃ寂しいけど、10年もずっとそんな時間が続いたんだと思うと、嬉しくて顔が綻んじゃう。
卒業おめでとう。
たぶんきっと、誰よりもモーニング娘。を楽しんで、つんくさんの音楽を愛したメンバー。
笑顔が可愛い、魅力だらけの女の子。
あなたを好きになれて、幸せです。
とりあえずは心と身体を休めて、早く病気が治りますように。
そうしたらまたステージに立って、今度はソロで、たくさんのファンを魅了しちゃってください。
そしてこれからのモーニング娘。も。
あゆみんが客席のソーシャルディスタンスを悔しがって泣いてくれたこと、本当に救われたよ。
メンバーもファンと同じ気持ちなんだということが知れました。
かえでぃーも、「2年間離れずに待っていてくれた」と言ってて、ちょっと心が挫けそうになった自分としては、メンバーも不安だったんだろうなと知ることができてよかった。
(この辺のことはまた別の記事で書くかも)
どの曲だか忘れましたが、15期の3人が並んで花道で歌ってるシーンがあって。
それは2年前の初々しい3人ではなく、立派なモーニング娘。のメンバーとしての姿で、実に頼もしく見えました。
いずれこの3人がグループを引っ張っていく時代が来るんだろうか……なんてヲタクは思ってしまうものでして、どうかそのときは3人全員揃っていてほしいなと願います。
まーちゃんというとんでもなく大きな存在が抜けて失われるものもあるだろうけど、だからこそ生まれる何かが絶対にあるはず。
この日、久しぶりにモーニング娘。の単独ライブを体感して、改めてそれを感じました。
人類の歴史が続いていく限り、モーニング娘。もまた続いていってほしい。
大げさじゃなく、そう思います。
なんて書いてたら、つんく♂さんからのメッセージnoteがきてた。
こっち↓は有料だけど、メンバーへも。
どちらも、簡潔にしてこれ以上ないほど的確で愛のあるメッセージ。
やはりつんく♂さんはすごいな。
あのまーちゃんが心から尊敬する恩人だもんなぁ。
モーニング娘。に関わるすべての人たちに感謝を。
いつもながら、感じたことの半分も書けてない気がしますが、長くなったのでとりあえずこの辺で。
あ~!まーちゃんが卒業しちゃったよ~!!(泣)
なんか終わってからのほうが寂しい。