TRUMPシリーズの最新作『ヴェラキッカ』が来年の1月に上演されるというニュースが先日。
これは楽しみ。
『黑世界』以来のTRUMPシリーズ。
今回はミュージカルなのね。
しかし1月というと、リリーさんこと鞘師里保さんのコンサートがあるではないか。
一応中野公演に行く予定です。時期かぶったらキツいなぁ。
今度の新作では、誰かハロプロOGの出演はあるのだろうか。
と考えてしまうのはヲタクだから仕方ない。
出る出ないに関係なく見たい作品だけども、劇場まで行くかどうかは、OGが出るか出ないかがわりと関係してくる。
ハロプロOGというか、わたくしの場合はモーニング娘。OGですけどね。(でもグランギニョルもマリーゴールドも観に行ったよ。めいめいすごかったよ)
まぁその辺はあまり期待はしてません。
いまやいろんな界隈の演者さんが出る人気シリーズです。過去作での縁があるとはいえ、そうそう出られるものでもないのでしょう。双方のスケジュールの都合とかもあるし。
そんな新作発表(と過去作のBlu-ray発売)に伴い、今年もまた「はじめての繭期」が始まってますね。
You Tubeにて、TRUMPシリーズ(しかしLILIUMは除く)を連日配信する企画。
毎回思うんですけど、こんな重たい話を毎日見てたら頭おかしくならないだろうか。
ひとつ見たら、次を見るまで最低でも3日は欲しい。
LILIUMなんて、初めて見たときずっと(何ヶ月も……いやひょっとするといまだに)衝撃を引きずってふわふわしてたのに、そんなのを連日見るなんてどう考えても過剰摂取でしょう。特に初見だったら命にかかわる。
なのでわたくしは見てません。
まぁDVD持ってるし、何回も見てるのでね。
とはいえ実は2019年の再演版『SPECTER』、そして『COCOON』はまだ見たことなかったりします。
だから今回のはじ繭で見ようかなとも思いましたが、少し前に日テレプラスで放送されたとき録画したはずなので、別にそっちでもいい。
リアルタイムで配信を見るのって、途中で止めたりできないからちょっと苦手です。テレビも大体録画してから見るし。
しかしこの企画があるたびに思うことで、あゆみんも昨日のブログに書いてましたが、LILIUMだけ配信されずに仲間外れなのはどうにかしてほしいところ。
もちろんそれは末満さん側が悪いのではなく、アップフロント側なのか、それともなんかもうどうしようもないことなのかよくわかりませんけど、どうにかできるとしたらアップフロント側なんじゃないかなとは思います。
向こうと相談してさ、配信の権利を与えるとか、あるいは配信はこっちでやるけどタイミングを合わせてやるとかできるじゃん。
でもたぶん、アップフロントはこんな企画があることすら知らないんじゃないだろうか。
はじめての繭期?なにそれ?って。
LILIUMがいまだに大人気だということすら把握してなかったとしてもわたくしは驚きません。そういう事務所だよ。最近特に舞台関係に関心が薄くなってる気がするし。
あぁLILIUM。
TRUMPシリーズが話題になるたびに、自分のなかの繭期がLILIUMを求めて彷徨い出す。
すでにこのブログで何回もLILIUMについて語ってきました。
上演されたのはもう7年以上前になるんですね。
わたくし元々リアルな(現実的な)物語よりSFやファンタジーのほうが好きで、ダークなものなら尚よしという感じだったので、最初にLILIUMのあらすじやビジュアルが出たときは「こりゃドンピシャだ」と思って楽しみにしてたんですけど、実際見たらドンピシャどころじゃなかった。
いつからか無意識に求めていたもの。
そのすべての要素が詰まった物語にようやく出会えた――そんな感動すら覚えたものです。
まじで、これを見るために生まれたきたのかもしれないとまで思いました。
運命の恋人に巡り合ったかのような気持ち。
あのときの衝撃と余韻はいまだに忘れません。
初日のカーテンコールで拍手がなかった(それほど衝撃だった)という逸話がありますけど、2日目に見たわたくしも拍手できませんでした。呆然としてたので。
帰りの電車内でもずーっとLILIUMのことを思い返して、気付いたら降りる駅に着いていた。
その後もずっと、LILIUMの影を引き摺って生きているような感覚です。西洋の建物とか、ゴシックな衣装とか、なんか良い感じの鬱蒼とした森とか、似た雰囲気の物語とか、それっぽいものを見るとすぐ「これLILIUMっぽい」と感じる病気になりました。
すべてのものがLILIUMに通じている気がする。それはいまでもそう。ずっとLILIUMの断片を探している。
あの気持ち……あんな風に物語に心を鷲掴みにされることって今後あるんだろうか。
感動したり「傑作だ」と思うことはあっても、あれほどの衝撃を受けることはもうないんじゃないかという気もしてしまう。
本当にね、ずっと探してたんですよ。ああいう物語を。
それに似たものは何度か見つけたけど、あそこまで完全に“それそのもの”な物語は初めてだった。
なぜこれを作ったのは自分じゃないんだ?と意味不明なことまで思ったほどです。
単純にストーリーが良かった、だけではなく、音楽もめちゃくちゃ好きだし、その他諸々LILIUMを構成するすべてが好きすぎる。
なにより、それを演じたのが世界で一番好きな人たちだったというのがもう。
運命よね。
そのなかでも一番好きなメンバーが主役(のひとり)だったのも完璧だった。
これも何度も言ってることですが、あの当時のまだいろんな面で未熟さが残る(とはいえその年齢にしてはものすごいことなんだけど)子たちが演じたからこそ、あれはあそこまで完璧なものになったのだとわたくしは思ってます。
本当の繭期に近い年齢の少女たち。
あのときしか出せないものが、間違いなくあった。
語り始めると止まりませんねこれは。
さっきも言ったけど、音楽も良いのよ~。
サントラはもう何回聴いたかわからない。人生で一番聴いたCDかもしれない。
死ぬ直前になにか1曲聴けるとしたら、ぜひ『少女純潔』をお願いしたい。
勢い余って二次小説まで書いたな~w
LILIUMの世界観を妄想してるだけで楽しかったし、小説を書くという行為も、やってみると当然ながら難しくて勉強になりました。
まぁ、それほど好きだという話です。
本当に好きなものって、「たくさんの人に知ってほしい」と思うタイプと、「自分だけが知っていたい」と思うタイプに分かれると思うんですが、わたくしは後者だったりします。
自分だけがLILIUMを知っていたい。
他の誰も知らなくていい。誰にも知られたくない。
もちろんそんなわけないのはわかってるし、実際LILIUMを見て衝撃を受けてる人をTwitterとかで見るとニヤニヤしちゃうんですけどね。
(ちなみにモーニング娘。だけは唯一の例外で、できるだけ多くの人に知ってほしい、世界中の人間に知ってほしいと心から思ってる)
まだまだ話せるなー、LILIUMのことは。
でももういいよわかったよと思われてるかもしれないので、今日のところはこれくらいにしといてあげちゃう。
「モーニング娘。の舞台をやってくれ」という話もしようかと思ったんですが、それだけで長くなるし事務所への罵倒が止まらない気がしたので今回はやめておく。今回は。