10期が10周年かぁ~。
10年ってすごいよね。
10年間何かを続けるだけでもすごいし、それがアイドルとなればなおさら。
本当に。
感謝しなきゃいけないね。
ファンとして。10期のいるモーニング娘。をこんなに長く楽しめてるのは、彼女たちがずっと頑張ってくれてるからなんだということに、改めて。
それでもやっぱり、いざ卒業しますと言われると寂しいし、もっと見ていたかったなぁなんて思ってしまう。
贅沢な話です。これ以上なにを望むというのか。
だけど人間というのは、たぶんそういうものでしょう。
幸せな時間は、できるだけ長く続いてほしい。もっともっと続いてほしい。いつまでも終わらないでほしい。
無理だとわかっていても、そう願ってしまう生き物。
まーちゃんの卒業に関して、もう少しだけウジウジしていいかな。
こういうとき、前向きになるのも大事だけど、無理にそうするのもよくないと思ってて。
自分のなかの感情には、嘘をつかないほうがいい。
まだもう少し時間はある。いますぐ前向きにならなきゃいけないわけじゃない。
卒業の日にしっかりと見届けられるように、いまのうちに言いたいことは言ってしまいましょう、という感じでね。
というのも、なんかいまだに「佐藤優樹」という名前と「卒業」という文字の並びがしっくりこなくて。
え~、そんなことある~?
みたいな気持ちになってしまう。なんかの冗談なんじゃないかと。
まーちゃんは本当に唯一無二。
もちろん他のみんなだって唯一無二だし、人間誰もが唯一無二の存在で、同じ人なんて一人もいないんだけど、そのなかでもさらに特異な存在という意味で、無二。
いまさらまーちゃんのことを説明する必要もないでしょうけど、わたくしはこんな人に出会ったのは(というか知ったのは)初めてです。
世の中、変わった人というのはそこそこいるけれど、まーちゃんほど特殊な人をここまでちゃんと知ったことはなかった。
本人はそう言われるのイヤかもしれないけどね。
人としても特異だし、アイドルとして、アーティストとしてもそう。
おもしろい人です。
とても興味深い。良い意味で(時には悪い意味でも?)人を強く強く惹きつけるものを持っている。
気付けばハロプロで人気ナンバーワンになってたもんなぁ。
でもそれがわかる。たとえアンチですら、そこを否定することはできないんじゃないかな。まーちゃんの持つ魅力を。(それを好きになるか嫌いになるかの違いでしかない)
そんな才能が、10年間モーニング娘。として発揮されていたことが、この世の奇跡だったなと思います。
10年って、(自分が)30代になったいまでは「意外ととすぐそれくらい経つよね」という気もしますが、20代前半からすれば結構な長さに感じるはず。
それとも、モーニング娘。としての日々が目まぐるし過ぎてあっというまだったかな。
見てる分には、あっというまだった印象が強め。
10期が加入した頃のことは、いまでもありありと思い出せます。
つんく♂さんによる、武道館での発表。それぞれの自己紹介。
当時やってた『ハロプロTIME』で元気にはしゃぎまわる姿。自分の生写真を「売れなきゃいいのに」と言って、どぅーに「そんなわけないでしょ」とツッコまれていたまーちゃん。
当初はやたらと「9期10期対決」をさせられてましたよね。
10期のほうが闘志メラメラなんだけど、結構負けてた気もするw
横浜まで10期のお披露目イベントにも行きました。
行きの電車で、10期イベ見学に向かう9期の4人に遭遇したのも良い思い出です。
ワクテカをリリースしたときのイベントを亀有まで見に行ったこともあって、そのとき出演してたのがれいなとまーどぅー。『普通の少女A』を歌ってたな。
そこまでしょっちゅう現場に行ってるわけじゃないから、行ったものに関しては結構しっかり覚えてます。
思い出したらキリがない。
なにしろ10年ですから。
贅沢なわたくしは、それでも「もっともっと」と浅はかな願いを抱いてしまう。
まーちゃんがいるモーニング娘。で、もっと単独ツアーを見たかった。舞台を見たかった。いろんなイベントも、Dマガも(特にキャンプ)、昔やってたハワイツアーも、フェスも、海外公演も、もっとたくさん見たかった。
まーちゃんが何度か口にした夢、ドーム公演だって見たかった。
モーニング娘。の仲間と一緒にいる姿を、見ていたかった。
それがもう叶わなくなってしまうことが、たぶん一番寂しい。
今後そういったことが実現したとしても、そこにまーちゃんはいないのだということが、寂しい。
でもこれはきっと、どのメンバーの卒業であっても思うものなのかもしれないね。
コロナさえなければ……と思う気持ちも強いけど、もしそんな世界だったとしても、この2年で誰かしらは卒業していたかもしれないなと思ってて。
それはまーちゃんかもしれないし、他の誰かかもしれない。
卒業を考えていたけど、いまはこんな状況だから先延ばしにしてるというメンバーも、ひょっとしたらいるかもしれない。
なんにせよこういう寂しさからは逃れられないんだなぁと、なんか思わず笑っちゃうこの感じよ。
モーニング娘。ってそういうものだしね。
最初から、いつかいなくなることが決まっているグループ。(まぁ最近はどのグループもそんな感じになってますけど)
たまに、「なんだよそりゃ」という気持ちにもなったりするんですが、だからといってそうじゃなくなるわけでもなく、物事は変化していく。
たとえどんなに寂しくても、たとえどんなに偉大なメンバーであっても、そこは留まり続ける場所ではなく、通り過ぎていく場所なんでしょう。
それでもいまこうしてあゆみんとまーちゃんの二人が、現役のモーニング娘。として10期の10周年を迎えてくれて嬉しい。
嬉しいよ。だって10年だよ。
かけがえのない10年。
だからこそ切なくて、愛おしい10年。
先に卒業したどぅーとはるなんもね。
いまも表舞台で活躍してくれていて嬉しい。
たとえそうじゃなくなっても、10期がこの4人であることは変わらない。
今日は記念日だから、こんな風に感傷的になるのもよしとしておきましょう。