朝起きて、幾分ボーっとした頭で「あれはひょっとして夢だったんじゃないか。実際は卒業なんてないんじゃないか」と思い、どうやら夢ではないらしいとまた現実に打ちのめされるのがいつものパターンです。こういうときの。
でもその感じもちょっと久しぶりな気がするな、と思ったのも当然、2018年のはるなん以来なんですよね、モーニング娘。からの卒業というのは。
そう考えると、わりと長かった。モーニング娘。にしては。
長かった分、とうとうまた来てしまった卒業というものに対して、いったいどう受け止めるべきなのか、どういう感情でいるべきなのか、ちょっと忘れかけてたことを思い知らされました。
一夜明けて改めてあゆみんのブログを読み返したら、自然に涙が零れ落ちてきて。
スーッと。
卒業を聞いて泣くというのはあまりないんだけど、あゆみんの言葉はダメだった。
「私はいつかリーダーをやりたいと思ってました」から下の文章に、あゆみんとまーちゃん、ふたりの関係性が全部詰まってるような気がして。
いつか、そんな未来が見たかったな。
あゆみんがリーダーで、そんなあゆみんをサポートしたり、時に振り回したりするまーちゃんが引っ張っていく。そんなモーニング娘。を見てみたかったな。
なかなか思うようにはいかないものですね。
まーちゃんのブログも読みました。
病気だけが理由じゃない、というのは本当なのでしょう。
やっさんかぁ。
まーちゃんは本当にやっさんが好きね。
好きというのもただ純粋に好きというんじゃなくて、羨望とか嫉妬とか目標とか、いろんな感情含めての“指針”なのかもね。
決して後ろ向きなだけじゃない、体調が優れないから志半ばで卒業するというだけじゃない、こういう前向きな意志を感じられたのはこちらとしてもちょっと救われた気がします。
そしてつんく♂さんのことも本当に好きね。
つんく♂さんの言葉、そしてつんく♂さんの音楽。
好きだからこそ、そこに依存してるだけではダメだと思ったのかな。
まぁ無粋な分析めいたことはよそう。
とにかくまーちゃんは、自分自身で考えて、選択し、決断をした。
そのこと自体が、とても大切なことなのでしょう。
あぁ、人生は選択と決断の連続だ。
嫌になるくらいに。
そしてそれはたぶん、他人に決められるより自分で決めたほうがずっといい。
その選択がどんなものであろうと、その先に何が待っていようと。
それをまーちゃんはわかっていたんだね。
本当に立派だ。
どこまでも眩しい。眩しくて直視できない。
卒業していくメンバーはいつだってそう。
こっちはいろんな感情がぐるぐるしてわけわからんことになってるのに、当の本人はちゃんと前を向いている。恋の終わりはいつもいつも、立ち去る者だけが美しい。嫌になるくらいに。
せめてコロナがない、以前のような世界だったら……やはりそう思わずにはいられません。
でもその一方で、仮にコロナなんてないままの世界で、まーちゃんも身体を壊すことなく活動していたとしても、たぶん卒業を聞いたときの気持ちというのはそこまで変わらないんだろうなとも思います。
どっちにしたって寂しいし、ああだこうだ言って泣きべそかいてるんだろうなと。
最終的には、ね。
もちろんその過程においてはやれることが段違いだったろうけど、こちらの気持ちとしてはきっと似たような状態になってたでしょう。
ちょっと前に、ワンフォー前後の映像を見てたんですよ。
あの頃のまーちゃんはとにかく天真爛漫という感じで、よく笑ってましたよね。
それが無性に愛おしくて、いま思い出すとさらにやばい。
やっさんが卒業したあたりからは、良くも悪くも笑顔が少し影をひそめるようになってきて、代わりにクールで大人っぽい魅力も備えるようになってきて。
どっちのまーちゃんも好きです。
あの頃のまーちゃんも愛おしいし、ここ最近のまーちゃんは尊敬するところばかりだし。
まーちゃんがいなかったらファンになってなかった人、かなりいるんじゃないかなぁ。
凄まじいほどに貢献しましたよね。モーニング娘。に。
娘。のみならず、ハロプロのなかでも人気ナンバーワンのメンバー。
そんな子がいなくなったら、メンバーもそうだけど、事務所も大変よ。わかってんのかなその辺。(事務所はなんの危機感も持ってなさそうで恐い)
誰もがそのままファンを続けてくれるとは限らない。
このままヲタ卒する人もいるでしょう。
この先モーニング娘。が、ハロプロが、いったいどうなっていくのか。
たぶん事務所はモーニング娘。の強化なんてことはせず、それ以外のグループのゴリ押しや新グループに命運をかけていくんじゃないかなと、暗い想像をしています。
これまでだって、「いまこそモーニング娘。に勢いをつけないと!」という場面で、逆に放置するような運営をしてきた事務所ですから。
おっと、気付けば事務所批判になっている。
今回はそういう趣旨じゃないのに。
まぁなんていうか、とても寂しいです。
まーちゃんがモーニング娘。にいてくれたことは最上の幸せで、それを10年も続けてくれたことは望外の喜び。
でもだからこそ別れが寂しいというのは、如何ともしがたい。
人生ってどうしてこうなんでしょう。
幸せのまま終われることってないのかな。
出会いがあれば別れもあるっていうけどさ、別れなんてないままじゃダメなのかな。
ダメなんだろうね。ダメというか、無理。
仮に同じ状態を続けたとしても、人間いつかは天に召されるわけだから、終わりはきてしまう。
永遠に続くものなんてないということですか。
知ってたけどさ。改めて、それって切ねえなぁと思うよ。
佐藤優樹としては、新たな旅立ちでもあるんですけどね。
幸いなことに、ソロで音楽活動を続けてくれるとおっしゃる。
それに関しては本当に楽しみで、もしかしたら自分で作った曲を歌ってくれる日が来るのかなとワクワクしてます。
まずは歌唱動画の配信からやるって言ってたっけ。
最近は動画発信で人気を得るアーティストも多いし、そんな風に活躍するのも良いですよね。
頼むからこう、最初に古い曲のカバーばっかり出すのはやめてね事務所さん。あんたらそれ好きすぎだから。正直ファンが求めてるものじゃないのよそれは。
あぁだけど!!!
まーちゃんがモーニング娘。じゃなくなることは!!!
とっても寂しいです。
自分、モーニング娘。が大好きだからさ。
みんながモーニング娘。として、歌ったり踊ったり、みんなでわちゃわちゃしたりしてるのを見るのが大好きだからさ。
10年間ここにいてくれたまーちゃんがもうすぐいなくなっちゃうんだと思うと、ちょっと言葉にできない気持ちよ。
とりとめのないブログですみません。
思ったことをそのまま書き連ねてます。
まーちゃん。
モーニング娘。どころか、芸能界でも10年に1人の逸材なんじゃないだろうか。
こんな人、他に見たことないよ。
100年に1人と言っても決して過言ではないかもしれない。
そういう人は芸能界にはそれなりにいるのかもしれませんが、まーちゃんも間違いなくそのうちの1人でしょう。
そのことがハロヲタ以外にあまり知られていないのがちょっと不満ですが、無闇に世間に喧伝するのもちょっと憚られるなにかがまーちゃんにはあるような気はします。
そういえば、かつてりほりほが卒業を発表したときも「あと2ヶ月足らずしかないじゃん!短いよ!」と思ったものですが、まーちゃんもほとんど同じくらいしか残り日数がないんですよね。
しかもりほりほとは違って単独ツアーもできないし、バスツアーみたいなイベントだってない。
今後なにかしらのイベントとか用意されるんだろうか。あまり期待はできないけど。
そのことが、やはり残念極まりない。
でもなんとなく、それもまたまーちゃんっぽいなという気もする。
まーちゃんて、そういうの苦手そうじゃないですか。
自分が主役になるような。自分の卒業に関する企画とかイベントとか、恥ずかしがって嫌がりそう。
そうとでも思ってないとやってらんないよ!くそったれコロナがよぉ!
さて。
いつまでもこうして語っていたいような、まったくなにも考えたくないような、そんな気持ちが板挟みですが、そろそろ終わりましょう。
あぁ~