モーニングの諸々でなかなかこの話を書けなかったんですが、遅ればせながら、めでたくソロ歌手デビューを果たした鞘師里保ちゃんのEPの話などを。
さっき録画を見たばかりのライブについては、次の記事で書きます。
りほりほのソロCDですよ。
これがいま自分の手の中にあることがなんだか不思議です。
本当に戻ってきてくれたんだなぁと、たぶんもう何回も思ったはずのことをまた思ってしまったり。
楽曲については、現時点では「どれも良いじゃん!」という感じです。
つんく曲とはまた違ったスルメ曲というか、何度か聴いて、聴き慣れてきたあとのほうが曲の良さを感じるかなとも思いました。聴けば聴くほど好きになる。
どの曲も基本的にダンスナンバーですけど、独特の浮遊感があるなと。
5曲とも作り手もジャンルも様々であるにも関わらず(全曲作詞にはりほりほが関わってますが)、不思議と統一感もあるような気がしたり。
最初に聴いた感じだと『LAZER』が一番好きかなと思いましたが、数日後には別の曲を挙げてるかもしれない。
(りほりほ、昔は苦手だったであろうこの高音をこんなに伸びやかに歌えるようになったんだね……という感動もあった)
ああでも『BUTAI』も好きだし、『Simply Me』のリズムも好きだし、まぁ全部良いですね。
そして初回盤にはりほりほのインタビューというかQ&Aを収めたDVDがついてるわけですが、なかなかに濃い~インタビューだったのでファンは必見です。
インタビューといえば、ネットでもインタビュー記事が上がってますね。
https://natalie.mu/music/pp/sayashiriho
https://www.crank-in.net/interview/92602
それらを見て読んで思ったのは、いまこうしてりほりほが活動しているのは、いろんなものが実に良いタイミングで巡り合ったからなんだなということ。
これより1年早くても1年遅くても、こうはなっていなかったかもしれない。
特に「早かった」場合、芸能界に復帰することすら叶っていなかったかもしれないと思うと、巡り合わせの縁というものの尊さを感じずにはいられません。
りほりほ自身がいろんな段階を経て「次のステップ」を意識し始めていた時期でもあり、そんなときに仕事のオファーを次々に貰えたこと、すべてが最良のタイミングで訪れたからこそのいまなんだなぁと。
あるいはそれすら必然で、鞘師里保というアーティストがまたステージに立つためにエンターテインメントの神様が整えてくれたものなのかもしれない……という運命論的なことも言いたくなるほどに、帰ってくるべくして帰ってきたのでしょう、りほりほは。
娘。時代からのヲタクとしては、卒業してから2年間ほどはグループ時代の苦しみや葛藤を思い出してしまうので日本の芸能界は見れなかったという話が刺さります。
もちろん楽しい思い出もあったでしょうけど、一度すべて自分の外に出して、まっさらな自分を見つめ直す必要があるほどに、いろんなものが溜まってしまってたんだなと思うと。
卒業発表をする少し前、りほりほが突然仕事をお休みしたあのときのことを思い出します。
めちゃくちゃ心配したなぁ。
お知らせにも具体的な理由が書かれてなくて、なぜだかわからんけどめちゃくちゃ不安になったんですよ。あのときは1日なにも手につかなかった。
DVDのほうで最後に「どうしてファンのみんなはこんなに長く待っていて(応援して)くれたのか」みたいなことを逆に聞いてみたいと言ってましたけど、そりゃあもう、待ってるに決まってるじゃないのって。
たぶんそれは、モーニング娘。で活動した5年間があったからよ。
たぶんというか当たり前なんですけど(それがなかったらそもそも知ることもなかっただろうし)、その5年のあいだにりほりほからいろんなものを貰ったからこそ、空白の5年間も「好き」の気持ちが消えずにいたんだと思います。
すべて、りほりほ自身の魅力と努力のおかげ。
りほりほが「ファンのために」と思ってしてくれたことが、こうして自分自身に還ってきたということ。
結局、5年の空白くらいでは我々のりほりほに対する愛情はまったく薄れなかったということです。興味をなくすとか、忘れるとか、ありえないけど嫌いになるとか、そんなことは起こらなかった。
こっちからすれば「当たり前やがな!」という感じなんだけど、本人としては不安になってしまうものなんでしょうね。特にりほりほはそういうところ謙虚すぎるから。
復帰してから、「みんな私のこと忘れちゃってるんじゃないかと思ってた」みたいなこと何度か言ってましたが、そんな簡単に忘れられる存在だったら卒業発表のときにあんなにショックは受けてませんw
モーニング娘。時代、自分を嫌いになってしまうこともあったというけれど、それでもファンにとってはいつだって魅力的な鞘師里保だったから。
5年音沙汰がないくらいでは、到底忘れられなかったよ。安心してほしい。
そんなこんなで、少しずつこの5年間の空白を埋めていってるような心地です。
このEP、みなさんぜひ買いましょう。
できれば初回盤を買ってインタビューも見てね。