ハロコンには行かない勢なのでよく知らないんですが、いまでもハロコンでダンス部のコーナーってあるんでしょうか。

 

 

 

こないだつべのおすすめで2019年夏のハロコンにおけるダンス部コーナーの動画が出てきたから見たんですけど、あのコーナーってお客さん(つまりハロヲタ)はどう思ってるんだろうなとふと疑問に思いまして。

 

 

 

 

あのコーナー必要?

と言ったら失礼すぎるか。いや、もちろんダンスは素晴らしい。

ダンスが得意なメンバーたちによる、普段見られないタイプのダンスを堪能できるという点はたしかに良いなと思うけど、なんかこう、自分がその場にいたらどういうスタンスで見てればいいのか若干戸惑うかもしれない。

 

 

いま配信番組で『ハロプロダンス学園』というのをやってますが、ああいうのはわかる。

あれは番組の企画だし、そこでいろんなダンスを習って披露するのもしっくりくる。

 

 

でもハロプロのコンサートでいきなりハロプロとはなんの関係もないイケイケな音楽がかかり、そこでいつもとは違うキレキレのかっちょいいダンスをバリバリ踊るのは果たしてライブの趣向に合ってるんだろうか?このコーナーだけ浮いてないか?と思わなくもない。

 

 

 

似たようなのは単独のライブでもあって、過去にはモーニング娘。の単独ツアーでも蛍光の帽子とか手袋とかして謎のパフォーマンスしたり、バトンやったり手持ちの電光掲示板みたいなのでフォーメーション組んだりしたし、たしか℃-uteも椅子を使ったやけにセクシーなダンスとかポールダンスみたいなのもやってた気がする。

 

 

そういった、ライブの途中に唐突に入る謎のコーナー。

ハロコンにおけるダンス部もそれに近しいものを感じるな、と思うわけです。そこだけ毛色が違う。ノリも違う。その違和感。

 

 

 

 

 

どうせやるなら、ダンスに特化した楽曲を新たに作って、それで踊ったらいいのに。

 

 

もちろん歌もあり。

歌もあるけど、メインはダンスになるような曲。

 

 

それを「ダンス部の新曲」として用意して、パフォーマンスすればいいじゃない。

 

 

なぜあのコーナーに違和感をおぼえるかというと、それまでハロプロのコンサートを楽しんできたと思ったら急に全然違う音楽とダンスが始まるからなんですよ。

あまりにも「曲はさておきダンスだけ見てくれ!」感が強いから、それまでの流れがブった切られてしまってよくない。なにしろお客さんはハロプロのライブを観に来てるのであって、イカしたダンスを目的に来てるわけじゃないので。

 

 

だからダンス部コーナーで流す音楽も、ハロプロの曲として用意したほうがいい。

そのほうが、あのコーナーもハロコンの一部なんだという感じが出ると思うんですよね。

ハロコンなのにハロプロと関係ない感じがしてしまって、そうなるとダンスのすごさも逆に押しつけがましくなってくるというか、「私らアイドルじゃなくてアーティストなんで」みたいな高慢さすら感じさせてしまうおそれがある。いやそれはさすがに大げさだけど、やるならあくまでハロプロとしてのパフォーマンスであることを強調したほうがいいんじゃないかなと。そのためにダンス部用の新曲を用意しておくれよと。

 

 

 

 

 

 

ダンスが得意な子たちを集めて、ダンス特化のパフォーマンスを見せようという趣向はいいと思います。

実際、そのダンスのレベルはとても高いんでしょう。素人だから技術的なことはよくわかんないけど、素人目に見てもすごいなぁとは思う。

 

 

でもそこから先のつめが甘いというか、内容のクオリティは高いのにお膳立てが中途半端な感じがしてしまう。

 

 

どうせやるならとことんこだわってやってほしい。

昔のハロプロならダンス部をユニット化して、シングルの1枚でも出してたんじゃないかな。CDにはできなくても、ライブ新曲とかそういう感じで披露すればいい。それくらいやってようやくそのユニットも活きてくるんじゃないかと思うんですが。

 

 

いまのダンス部は“ハロプロであること”を無視しすぎてやしないかな、って。

たぶん事務所的には“ハロプロであること”を無視して彼女たちのダンススキルを見てもらいたいんだろうけど、その趣向がハロコンとあまり合ってないんじゃないかなーと、ハロコンに行かないヲタクは思いました。

 

 

 

 

 

実際現場で観たらどうなんでしょう。

みなさん、ダンス部のコーナーをいまかいまかと待ちわびるくらい楽しんでらっしゃるんでしょうか。

 

 

別にやめろと言うつもりはさらさらないですが、せっかくすごいダンスなのにもったいないなと思って。

 

 

 

やはり事務所のお膳立てよなぁ。

演劇女子部もそうなんだけど、「やります」と言っておきながらおざなりというか、あんまり深く考えてあげてない感じが漂う。

 

 

もちろんやってる子たちは本気も本気だろうし、満を持して披露されたそれはいつも素晴らしいクオリティです。

でも事務所がそこまで力を入れてる感じがしなくて、なんかサブ感が強い。せいぜいハロヲタにそれなりに楽しんでもらえればオッケー的な雰囲気がある。

 

 

ダンス部のコーナーが、ハロコンの一部ではなくダンス教室の発表会(レベルは高い)のようなものに思えてしまうのは、そういうところにあるのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

余談ですが、数年前に番組の企画でハロプロバンド部が爆誕するかと思いきやすぐに幻と化したことがありましたが、あれがもし軌道に乗ってハロコンで演奏までするようになっていたらどうだったでしょうね。

 

 

仮にそうなっていても、事務所はオリジナルではなくそれっぽい誰かの(ハローとは関係ない既存の)曲を用意して、ただ演奏をコピーさせて終わりだった可能性が高い気がします。

そこまでやったならオリジナル曲とか作って演奏しようよ!とファンは思いますが、事務所としてはメンバーが楽器を演奏できるようになったことを披露できればそれでよしとしか考えない。

 

 

ダンス部もそれに近いのでは。

もったいないというのはそういう意味です。

ハロコンで披露する意味というか必然性というか、親和性をもう少し考えたらもっと良いコーナーになるんじゃないかなと思ったのでした。おわり。