新曲の話をようやくします。

 

 

 

来年の1月22日に発売されることが決まったモーニング娘。'20の新曲『KOKORO&KARADA/LOVEペディア/人間関係No way way』。

 

 

こちら

 

 

 

そのうち『KOKORO&KARADA』のMVが公開されてますね。

 

 

 

 

 

 

これまでハロステでも(ライブ映像等が)公開されてこなかったので、ようやく現場に行ってないファンにも届けられました。

いつものようにハロステでMVをちょい出ししてのちフルでアップというやり方ではなく、娘。のチャンネルでいきなりフルサイズというのは珍しいかも。

 

 

 

この曲好きです。

いいよね~これ。こういう曲が聴けるから娘。ヲタはやめらんねえ。

 

 

つんく曲に対しては、単純な「いい歌」よりも、広い意味での「おもしろい歌」を求めてます。

そして毎回その期待に応えてくれる。

「悪くはないと思うけどまぁありがちなJ-POPって感じだね」みたいなのはいらんのよ。癖の強い曲が欲しい。それでいてクセになる曲が。

 

 

リズム命のつんくさんらしく今回もリズムがばっちり刻まれてる曲で、決して静かな曲ではないんだけど、どこか静謐さも感じさせる気がします。

 

 

 

10/3に公開されたライナーノーツをもう一度読んでみましょう。

 

 

こちら

 

 

なるほど、サビでドラムのリズムをなくしてるから静謐さを感じさせるのかも。

ピアノの音も印象的ですしね。

 

 

普通は音もメロディーもサビでどーんとあげていくものですが、この曲はサビが一番(?)静かになるというひねくれた構成。

たしかに初めて聴いたときはスカされた感がありましたが、何度も聴くにつれて「そこまででもないか?」と思うようにもなりました。

 

 

おもしろい。

この、他にはないおもしろさこそがつんく曲を聴く悦びのひとつなのです。もちろんそれだけではないですけど。

 

 

 

 

で、MV。

 

 

「なんかハロプロっぽいな。オレたちのハロプロが帰ってきたな」という気がしました。特に前半。悪い意味ではなく。

 

 

そしてなんといっても後半部分のあれ。

 

 

 

 

 

これはアカン。

 

 

 

 

 

 

アカン!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アカーン!!

 

 

 

 

 

 

 

素晴らしいです。

 

 

特に小田ちゃんとかえでぃーのやつ……

 

 

小田ちゃんの表情……かえでぃーにすべてを委ねてる感……そしてかえでぃーの怜悧な眼差し……これはひとつの芸術か……

 

 

 

やヴぁいですね。

一度でいいから膝立ち(たぶん)の小田ちゃんにあんな風に見上げてもらいたいし、その美しいお顔を両手で優しく包んでみたい。

 

 

こいつぁたまらん。

もうDAREMO止められない!

 

 

 

 

 

 

 

さて、あと2曲の話も少々。

 

 

こちらは代々木の公演で初披露されたわけですが、すでに承知の通り、同じメロディーを違う歌詞やダンス、パート割りやアレンジで作ったという珍しい作品となっております。

 

 

こちら

 

 

代々木のビジョンにタイトルが出たとき、わたくしは直感的に「これはどっちもつんく曲じゃねえな!」と思いました。

 

 

つんく曲のタイトルにしては文字の収まりがよすぎる。

つんくさんだったらもうちょいずらしてくるでしょう。

それに、元々シングル候補だったっぽいアンフェアベイビーがシングルじゃなくなった時点で、たぶん新たに非つんく曲を持ってくるんだろうなと予想してました。

 

 

でまぁ予想通りつんく曲ではなく、作詞に児玉雨子さん、作曲がオオヤギヒロオさん。編曲はそれぞれ別の方です。

 

 

児玉さんはハローではおなじみですが、作曲のオオヤギさんという方はどうやらジャニーズあたりに結構曲を提供しているとかいないとか。

こっち方面だと、Buono!やきっか、ビタスイあたりに書いたことがあるみたいです。

 

 

 

 

同じメロディーを違う構成で、という試み。

それ自体はたしかに珍しく、ありそうでなかったなと思いました。

 

 

でも歌う側は大変でしょうね。

混乱しないのかな。同じメロで違う歌詞、違うダンス、違うパート割りってかなり大変そうな印象なんですが。

 

 

そして大変なわりにそこまで効果的か?という疑問もあり。

試みとしては珍しいしおもしろいけど、それ以上のなにかがあるだろうか。

音楽としての良さが増すか聞かれると、「う~ん……?」という感じも正直ある。

 

 

“労多くして功少なし”な気がしなくもないです。

いままでありそうでなかったのは、それなりに理由があるからなのかも……

 

 

 

 

でも良い部分もあります。

こういう試みだからというわけでもないでしょうが、歌割りが新鮮でした。

 

 

これがデビュー作となる15期はもちろん、普段あまり歌割りが多くないメンバーたちにも目立つパートが振られている。

特にかえでぃーの存在感が際立っていた印象です。

 

 

ある意味では「同じ曲」であることにより、そういった歌割りに関する新しさに挑戦することもできる。

同じ曲でそれぞれ違うダンスを見られるという、単純な楽しさもありますね。

 

 

 

 

なので、悪くはないのかな、という感じです。

 

 

とはいえ正直まだあまりピンとはきてません。

でもこれはたぶん、この試みどうこうというより単に曲がそんなに好みのやつではないという部分が大きい。

 

 

最初に聴いた印象では「なんかアイドルが歌いそう」。

 

 

実際アイドルが歌ってるんだから別におかしくはないんですけど、頭のてっぺんから足の先までどっぷりつんく曲に浸かってる人間からすれば、これを娘。が歌うというのは至極物足りない。ちょっとシンプルすぎる。これならまだ星部くんの作るメロディーのほうがおもしろいかなーって。

 

 

まぁまだ3回くらいしか聴いてないし、あくまで個人的な音楽の好みの話だし、あとから「やっぱ好き」と思うようになる可能性はあります。

(でもどうせつんく曲以外を娘。に歌わせるなら、卓偉さんとかに作ってみてほしいんですがね……)

 

 

 

この曲のあとにアンフェアベイビーを聴いてしまうと、断然こっちのほうが良いじゃん!と思ってしまうのを許してほしい。

 

 

曲のタイプ的にもそれぞれ違う『KOKORO&KARADA/Hey! Unfair Baby』の両A面にしたほうが良くない?

 

 

アンフェアベイビーにも一応15期の見せ場はあるわけだし、アプカミでレコーディング映像を見てるせいかこっちのほうが「15期のデビュー曲」という印象がついてしまってるw

 

 

 

発売日を来年に延期してまで、アンフェアベイビーではなくあの2曲をシングルにしたという判断は果たして吉と出るかそれとも。

 

 

まぁまがりなりにも事務所がモーニング娘。で新しい試みをやってくれようとしている、という点は喜んでいいのかな。

せっかくやるんだから、発売の際にはちゃんと世間にも伝わるようにたくさん宣伝してほしいなと思います。

 

 

でもそうなるとテレビとかで歌うときK&Kじゃなくなっちゃうのか……それは嫌だなw

というかテレビで2曲披露して違いを見てもらうなんてまず無理だし、珍しい試みに挑戦してもそれをファン以外に知ってもらう手段がなかなか難しいんじゃないかねぇ。事務所はそこまでは考えてないだろうとは思いますが。

 

 

 

 

 

 

現時点での感想はそんな感じです。

 

 

そろそろアルバムも出してそこにアンフェアベイビー入れてください。