昨日は工藤遥ちゃん主演の舞台『魔法使いの嫁』を観てきました。

 

 

 

 

 

 

軽く感想などを。

 

 

ネタバレしてしまうかもしれないので、これから観るという方はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

どぅーを生で見るのは、モーニング娘。の卒コン以来1年10ヶ月ぶりでした。

つまりソロになってからは初。

どぅーの舞台自体(朗読劇を除けば)ソロになってからは初ですね。

 

 

もちろんテレビでルパパトは見てましたが、それ関係の現場には行けなかったので久々のハルちゃんです。(ちなみに席は最後尾でした。視力は良いほうです)

 

 

どぅーが出る舞台を観るのも、2017年の『ファラオの墓』以来なので久しぶりですね。

さらに言えば、女の子役を演じるどぅーを観るのも久々。

『続11人いる!』のフロルは一応「まだ男でも女でもない」という設定だったので、純粋な女の子役を舞台で観るのは2013年の『ごがくゆう』以来かもしれません。まじか。

 

 

 

可愛かったです、どぅー。

 

 

いや、チセちゃんなんですけど、久しぶりだったので「あぁ~どぅーの芝居だぁ~」と感慨深い気持ちになりました。

 

 

 

 

 

さて内容ですが、自分は元々原作はほぼ知らない状態で、1巻の冒頭部分を試し読みしたことがある程度。

そのまま舞台も観に行こうと思ってたんですが、評判を聞くと「原作を読んでおいたほうがいい」みたいな声が多かったので、前日の夜に急いでアニメを(Amazonプライムで)6話まで見ました。

 

 

結果、まぁ正解だったのかなという感じ。

まったく知らなくても大丈夫なように脚本を書いてくれてはいるんですが、やはりファンタジーなので舞台では想像で補うしかない部分もどうしても出てきます。

エリアスの棘の魔法の表現とか、ネヴィンが樹に還る瞬間とか、舞台としてできる限りの演出はしているものの、やはり漫画かアニメを見ておいたほうがイメージはしやすい。

 

 

ルツは役者さんが犬の作り物を膝に装着し、犬のときはそれを操って表現してたんですが、あれも原作をまったく知らない人が見たら「!?」と思うんじゃないかなw

(ルツというのは人間に姿を変えられる黒犬の妖精。↑の写真で言うと左から3番目の黒髪お兄さん)

 

 

他にも、原作では小さい妖精のような姿のエアリエルの表現とか、もののけ姫のシシ神様みたいな妖精の王のビジュアルとか、ドラゴンの雛もまた作り物を操って表現していたので、さながら劇団四季のような様相を呈する場面もあり、それはそれでおもしろかったです。

 

 

 

 

舞台は途中に休憩を挟んで二幕ありまして、前半はちょっと駆け足で、チセがエリアスと出会い、様々な体験をしながらいろんな人(というか人じゃないもの)と交流を深めていく様をダイジェストっぽい感じでお送り。

 

 

物語としては王道ですね。良くも悪くも。

これはアニメを見たときも思ったんですが、チセが幼少期から普通の人には見えないものが見えてしまってそれに悩まされ、両親と別れてからは親戚をたらい回しにされるあたり、「夏目友人帳だ!」と思いました←

おまけに昔母親から「あんたなんか産まなきゃよかった!」と言われるくだりでは「マリーゴールドだ!」と思い、ヨセフが死にたいのに死ねないとか言い出したときには「TRUMPだ!ソフィだ!っていうかソフィ役やってた人だ!」と余計なことを考えてしまって反省。

 

 

いままで見てきた漫画やアニメや舞台のあれこれが想起されていかん。集中しろ。

 

 

 

後半はヨセフの物語を中心に、なかなか重い、複雑な話が展開されていって見応えがありました。

 

 

アニメを6話までしか見てなかったのでヨセフのことはあまりよく知らなかったんですが、業の深い奴ですねあいつは。

だけど最初からそうだったわけじゃない――というのがわかる場面も、視点や時系列が行ったり来たりするので(なにしろ魔法がある世界だから他人の記憶に入り込んだりもする)、この手のファンタジーに慣れてないと理解が追いつかない人もいる……かも?

 

 

ヨセフの中にいるカルタフィルスの正体とか、急に出てきた灰の目(あいつなんなん)とか、よくわからないままの謎もあったので、その辺はぜひ続編をやって描いてほしいところ。

 

 

 

まぁとにかく、引き込まれて観てしまいました。

 

 

とある場面では、チセちゃんの子守唄も聴くことができます。

ルパパトでも作中で初美花ちゃんだけ歌ったし、やはり歌に縁がある人なんだなぁなどと思ったり。

 

 

 

 

 

 

ところで、エリアスの声が良い。

 

 

エリアス役の神農さん。

ビジュアル写真からもわかるように、素顔は見えません。

どちらかというと感情表現が乏しいキャラクターなので、演じるのは大変そうだなぁと思いながら見ておりました。

 

 

しかしまぁ良い声で。

もちろんアニメとは別の人なんですけど、まさにエリアスのイメージ通りといった感じで、大人っぽくて渋いのにどこか子供っぽい、エリアスにぴったりの声でした。

 

 

 

逆にチセちゃんは、「アニメのチセがそこにいる」というよりは、「舞台のチセがそこにいた」という感じでしたね。

 

 

決して「これはチセじゃない」という意味ではなく、確かにチセなんだけど、舞台に相応しい、どぅーらしいチセという感じ。

 

 

とはいえアニメを6話までしか見てない人間なので、それ以降のチセが(アニメで)どう変化していったのかは知らないんですけどね。

 

 

 

 

他の役者さんたちもみなさん素敵でした。

 

 

キャストがそう多いわけじゃないのに、出てくるキャラクターは結構多い。なので一人で何役か演じる役者さんもいて、その辺も見事。

 

 

観終わった頃には、敵役含め、このエリアス一味が愛おしくなっておりました。

チセちゃんをひょいと担ぎ上げるエリアスが羨ましかったぜ……。

 

 

 

 

 

本編では可愛らしい女の子だったハルちゃんも、アフタートークではいつものどぅーでした。

 

 

頼もしいトーク要員。

MCは別の人だったけど、自然とその場を取り仕切る。

久しぶりにそういう姿を見られたのも嬉しかったな。

 

 

トークのお題で「最近不思議な出来事はありましたか?」みたいなものがあって、舞台やステージで変なものを見ることはある、という話をしてましたね。

 

 

そういや昔からそんなこと言ってたなぁ、当時は中二病とかキャラの迷走とか言われてたなぁと思い出し。

今回も稽古場でそんなことがあったらしく、あれは中二でもキャラでもなかったようです。まぁどぅーが言うとあんまり信憑性はなかったよねw、当時は。

 

 

 

 

あ、この日はあかねちんが来ていたようで。

 

 

 

 

 

誰かしらハロメン来てるかな~と思ってましたが、ねちんがいたとは。

ちなみに客層は6~7割女性でした。

 

 

 

 

 

 

そんな感じで、おもしろかったです。

 

 

原作ファンの人はまた違った感想を抱くのかもしれませんが、そこはそういう人たちに任せましょう。

 

 

今度は完全に舞台オリジナルの脚本で書いてほしいなとも思いました。

原作をそのまま舞台化する手順というのは(性質上)必要不可欠なんだと思いますが、今回でそれはクリアしたので、次はぜひオリジナルの話を。できれば同じキャストで。

 

 

 

 

 

 

そういえば記者会見やゲネプロの様子が動画にあがってるので、参考までに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真多めのネット記事↓

 

 

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