はーちんこと尾形春水ちゃんが先日You Tuberデビューを果たした件について、少し書きましょう。
「You Tuberデビューを果たした」って書くとなんか大げさですね。
こういうのって、動画撮ってアップすれば誰でもYou Tuberと名乗っていいんですよね?見てくれる人がいるかどうかはさておき。
まぁとにかくはーちんが各SNS(Twitter、インスタ、あとTikTok)に続いてYou Tubeで動画もあげ始めたことで、一部のファンは喜び、一部のファンはモヤついていたようです。
個人的には、「ついにYou Tubeも始めたかw」といった感じ。
普通に嬉しい気持ちと、ちょっとだけ苦笑したくなる気持ちもありつつ。
動画編集が得意なはーちんだから、わりと上手くやれそうだなとは思いました。
でもこうして、1年ぶりに声が聞けたのは素直に嬉しいです。
なにしろ卒業したときは、もう二度と(偶然出会ったりしない限り)姿も見られず声も聞けないものと思っていたのでね。
他のOGで言うと、亀井絵里ちゃんや鈴木香音ちゃんはそういう状態なわけで、そう考えるとネットを通して姿が見られて声が聞けるのは、ファンにとってはありがたいことだと言えるのではないでしょうか。
モーニング娘。を卒業して芸能界も引退(?)して、とりあえずいまはどこの事務所にも(たぶん)所属していない短大生ですから、インスタをやろうがTikTokをやろうがYou Tuberをやろうが自由なわけです。言ってしまえば、プライベートなことだし。
とはいえ元モーニング娘。でもありますから、良くも悪くもいろんな反応がたくさんあるのは仕方ない。それは本人も承知の上でしょう。
自分としても、まったく何もモヤつかなかったと言ったら嘘になる。かもしれない。
いや、別にイヤだとかやめてほしいとかではないんだけど、やはり1年ちょい前までモーニング娘。だったわけで、こっち側(ヲタク側)に変なプライドみたいなものがあるのかもしれないなと思ったり。
でもそのプライドってなんだ?と考えると、正直よくわからない。
元モーニング娘。のメンバーがYou Tuberになるなんて嫌だ!って、いったい何が嫌なんでしょう。
それって心のどこかで「You Tuberなんてのはろくなもんじゃない」という偏見や職業差別的な意識があったりしないかな、とも思いました。
(ほら、人生BluesのMVで一部のヲタが騒いでいた“職業差別”ってやつですよ)
「元モーニング娘。ともあろう者が、You Tuberなんぞに成り下がるとはけしからん」みたいなやつですね。
はーちんの活動に批判的な人たちは、そういう気持ちが1ミリもないと断言できるでしょうか。
あるいはYou Tuberの良し悪しに関わらず、「そんなことをするためにモーニング娘。を卒業したの?」と思う人たちもいるのでしょう。
短大に行って、四年制大学にも行きたいんじゃなかったの?勉強はちゃんとしてるの?SNSとかYou Tuberとか、そんなことやってる暇あるの?短大って忙しいんでしょ?だからこそモーニング娘。を卒業したんじゃなかったの?
とか、そういうお節介なことをつい考えてしまうんだろうなぁと。
それも気持ちはわからなくもないけど、完全に余計なお世話なんですよね。常識的には。
お母さんじゃないんだから。
少なくとも、ファンがうるさく言うようなことではない。
本人がこうしてやってるんだからまぁ大丈夫なんだろう、と思うのが普通なのではないでしょうか。
それとも、そういうことを考えてしまう人たちは、はーちんのことをまったく信用していないのでしょうか。信用していないから、勉強もせずにネットでばかり遊んでいると思ってしまうのでしょうか。
(ただ、卒業から1年後ではなく、たとえば3年後4年後くらいなら、また反応も変わっていたかもなとは思いました)
まぁなんでもいいんですよ。実際。
どう感じようと、それもまた感じる側の自由です。
はーちんが何をやるのも自由なように、それを見てどう感じるかはこちらの自由。喜ぶにしろ拒否するにしろ、各々が勝手にしたらいいと思います。
しかし、自分のマイナスな感情を、はーちん本人のSNSや動画のコメント欄に書き込むとなると話は別です。
最初にアップした動画には、随分と批判的なコメントが並んでます。
曰く、「なんのためにモーニング娘。を卒業したの?」とか「現役に迷惑をかけないでね」とか、酷いものになるとほとんど誹謗中傷のようなものまでバラエティ豊かな“叩き”がそこでは繰り広げられていました。
どう思うかは自由ですが、それを相手にぶつけるのは自由ではありません。
相手がいることですから、相手のことをちゃんと考えた上で行動しなければなりません。小学生でもわかることです。
その点、各種コメント欄は実に醜悪で、幼稚でした。
どうせ面と向かっては絶対に言えないであろうことを、ネット上でならば平気で言えてしまう怖さがそこにはあります。
おそらく、攻撃しているという自覚すらないのでしょう。
「俺が/私が気に入らないんだから、言葉で殴りつけてもかまわないのだ」という傲慢さを自覚できないから、1年前まで好きで応援していた元芸能人を、こんなにも平気で傷つけることができてしまう。
はーちんは果たして、そこまで言われなきゃいけないようなことをしているのでしょうか。
「現役に迷惑かけないでね」って、ものすごい偉そうな物言いですよね。
実際に何かやらかしたのならともかく、ただYou Tubeチャンネルを開設しただけで“元ファン”からそんな嫌味を言われてしまう世界。
傍から見れば、すごく恐ろしい世界です。
モー娘。のヲタクってそんな感じなの?こわ~……とドン引きされてもおかしくありません。
「現役に迷惑かけないでね」というコメントをネット上に残すその行為こそが、現役メンバーへの迷惑になっているということに、その人たちは気付くことができるでしょうか。
ちなみにはーちんはSNSでも動画でも一切「モーニング娘。」やメンバーの名前は出しておらず、ヲタクに言われるまでもなく現役メンバーに迷惑をかけないよう配慮しているものと思われます。
(あかねちんらしき人とのツーショット写真もちゃんとモザイクかけてましたからね)
「なんのために卒業したの?」という批判も、随分と上から目線な言い方ではありませんか。
短大に行くために卒業して、実際に短大に行っている。
その上でSNSや動画配信もやり始めた。それだけのことでしょう。
モーニング娘。を卒業した人間は、「短大に行く」と言ったら短大に行く以外のことは一切してはいけないのですか?
卒業してからもファンが監視し続けて、少しでも言動と不一致するようなときはネットに批判を書き込んでも許されるのでしょうか?
わたくしとしては、卒業したメンバーが何をしようとその子の自由だ、と思います。
もちろん「ああしてほしい」といったような個人的願望は少なからずあるけども、その通りにならないからといって「なんでそうしないんだ!」と怒り散らし、コメントに批判を書き殴るようなことはしません。
短大に行くといって卒業したけど、別にそれをやめて他のことをしたっていい。
You Tuberになろうが世界を放浪しようが別の事務所に入ってまた芸能人になろうが、それはその子の人生でしょう。
モーニング娘。を卒業する際に言った言葉通りの人生を歩まなければいけないなんてルールはありません。そもそも、他人の人生にケチをつける権利なんてないですよね。
何度も言いますが、どう思うかは自由です。
でもそれを相手に伝える場合には、「何を言っても自由だ」とはいきません。
言うべきじゃないこともあるし、言い方というものをしっかり考えて伝える必要があります。
匿名だからといって便所の落書きのような言葉をぶつけていいわけではないし、バカ丸出しの思考垂れ流しみたいなコメントを平気で書き込む行為は、およそ知的生物がやることではないとさえ思います。
はーちんがYou Tubeを始めたことよりも、そちらのほうが気になってしまいましたよ。
そのせいというわけでもないですが、はーちんにはどうかやりたいことを好きなようにやってほしい、と思っております。
それで得をするのも損をするのも本人です。
一定のファンは離れるかもしれないし、新たなファンを獲得するかもしれない。
「何をやるのも自由」というのは、責任もすべて自分にあるということでもあるので、それをすることによってマイナスな状況になってしまうこともあるかもしれない。
それを承知の上でやるのなら、もうなんでもやってください、こちらはついて行けるところまでついていきます、という姿勢で応援していくつもりです。
ちなみに先日アップされた動画第2弾、第3弾のコメント欄は、前回の荒れっぷりが嘘のように平和です。
こうして、否定的なヲタクは振るい落とされていくわけですね。
あれこれ好き勝手言われるのは最初だけで、あとは少しずつ、はーちんの活動を肯定的に受け入れている人たちだけが残っていくだろうと思ってましたが、早くもそうなってきました。
どうしても受け入れられない人は、そっと離れましょう。
仮にもかつて応援していたというのなら、せめて別れ際に暴言を吐いていく彼氏(or彼女)のような真似だけはやめて、モーニング娘。時代の思い出を胸に、現役メンバーのことなどを応援していればよろしいと思います。
(でもこんな風に、ちょっと気に入らない展開になるやいなやメンバーのことをディスり始めるヲタクがこんなにいるという事実が浮き彫りになってしまったわけで、そう考えると恐いですよね。いま「〇〇ちゃん可愛い♪」なんて言ってるヲタクも、数年後にはそのメンバーをネットで叩きまくってるかもしれないんですよ。ああ恐い恐い)