昨日はロッキンことROCK IN JAPAN FESTIVAL.2019に行って、フェス最大のステージであるGRASS STAGEに立つモーニング娘。'19をこの目で見てきました。
なので感想を書きます。長いよ!
行った方はもちろん、行ってなくてもすでに写真や動画で目にしている方も多いと思いますが、最高に最高なステージでした。
(現在、GYAOで1曲目の『みかん』の映像が配信されてます)
(Jフェスのアプリでは、気まプリとシャボン玉のshort ver.も)
見てくれ、この光景を。


モーニング娘。'19のステージを観るために集まった人の数を。
これはまだ始まったばかりの人数。
終わった直後はもはや人の海。

最初は結構不安でした。
なにしろ6~7万人も入る最大のステージで、おまけに朝イチ。
今年は去年と違って他のハロプログループが(同日に)いるわけでもなく、本当に娘。が見たいハロヲタと、それ以外の人たちしかいない。
他にも、雨が降るんじゃないかとか、小田ちゃんは間に合うんだろうかとかいろいろ不安もあったけど、まぁそれらは杞憂に終わってよかった。でもとにかく人がどれだけ集まってくれるかという不安は常にあって、前日は変な緊張に苛まれてそわそわしておりました。
メンバーたちはその百倍くらい不安も緊張もあったでしょう。
わたくしがGRASS STAGEに到着したのは9時30分ちょい前くらいで、ステージ前方には結構集まってたけどその周囲はまだまばらな感じでした。
どうやら高速道路で事故があり渋滞も発生していてまだ着かない人たちもいたようで、その影響もあったのかもしれませんが、まぁまだこんなもんかぁという具合で。
一旦トイレに行きつつ、グッズ売り場などを冷やかし(早くもフード付きタオルが売り切れていて買えませんでした。またこのパターンか事務所よ)、戻ってみると10時ちょいでそこそこの人だかり。
とりあえず紛れてボーっとしているうちに時間が過ぎていき、このフェスの総合プロデューサーである渋谷陽一社長の前説が始まったあたりでふと周りを見渡してみると。
あの人だかりです。
気付けば自分の後ろにもぎっしり人がいて、それどころか視界の隅々までが人で埋まっていて。
その瞬間、安堵と感動に満たされました。
そしてこの光景をモーニング娘。'19のみんなも目にするんだと思うと、心の奥から込み上げるものが。
渋谷社長の前説も最高でした。
このフェスが始まった頃の話や、当時(20年前)の若かりし社長の写真なども見せつつ、「いまここに集まってる人たちはモーニング娘。を勝たせに来たんですよね?」みたいな煽りで観客を鼓舞し、「去年、モーニング娘。はフェスに合わせてロック仕様にしたんじゃなくて、普段通りのステージを見せてレイクステージを満杯にした」と言ってくれて嬉しいヲタク一同。
「まさにモーニング娘。をこのフェスが発見した」という言葉に、見つけてくれて本当にありがとうございますと感謝の念を送りました。
そしていよいよモーニング娘。'19の名前が呼ばれたときの高揚感。
メンバーが登場したときの鳥肌が止まらないあの感覚は、一生忘れないでしょう。

セトリもみなさん把握してると思いますが、1曲目が『みかん』!
朝イチを務めるモーニング娘。が「まぶしい朝に wow wow chance」って歌うのもアガるけど、Aメロの歌い出しで「何度も夢を見てきた 諦めたりはできない」って。
それをこの念願のGRASS STAGEで歌うことの意味。
これが泣かずにいられましょうか。
あとはもう、いつも通りの、いつも以上の気合が入ったモーニング娘。'19のパフォーマンス。
小田ちゃん、1ヶ月休養してた病み上がりの人とは思えない圧をそこかしこで発していましたね。
ヘアバンドしてたけど、途中で外してさらに戦闘力が増してたので、あれは5キロくらいあるやつ。
MCはほんの1分くらいのものを2回(だったかな)やっただけで、あとはひたすら歌って踊って走って飛び跳ねて。
水分補給は、曲の最中にみんな飲んでましたねw
自分で飲んだものを横のメンバーに「はい」って渡して飲ませたりしていて、もちろん素でやっていたわけじゃなく表情や仕草も曲に合わせてやっていて、それも含めての“ロッキンのパフォーマンス”って感じで良かったなぁ。
それとやっぱり、黄金期のヒット曲は強い。
曲の良さはどの時代も比較できないくらいレベルが高いと思うけど、「誰もが知ってる」という要素は、こういう場では特に大きい。
ラブマのサビの振りなんて、本当にみんな知ってるし、簡単だからやってくれるんですよね。そういう曲があるのも、長い歴史を持つグループならではの強みです。
ちなみに黄金期の曲はアプデ版のアレンジを昔の振り付けで踊るという感じでした。
なのでヲタとしてはちょっと違和感もありつつw
でも自分の目の前にいた明らかにヲタではなさそうなお兄さんの2人組は、そういうヒット曲よりも最近の(たぶん初めて聴いたであろう)曲のほうがノリノリで楽しんでくれてた印象です。
手を挙げたり声出したりするところも、周りのヲタを見て手探りでやってくれてたり。
ヒット曲に食いついてくれる人もいる一方で、純粋に音楽としてモーニング娘。の曲を楽しんでくれる人もいるという、なんとも素晴らしい光景でした。
チェルの英語の煽りもカッコよかった。
なんて言ってるのかよくわかんなかったけど、めっちゃ煽ってきてるのはビシビシ伝わってきて、気分もアゲアゲ。
真莉愛ちゃんは相変わらずビジュアルがたいへんお強いし、えりぽんの高めのツインテール姿めっちゃ可愛かった。
あかねちんはI surrenderの例のフレーズ以外にも「シャボン玉~!」の叫びとかいろいろ目立つポイントが多かったし、よこやんもシャボン玉の鬼気迫るセリフとかラブマの最後のパートとかカッコよかったり可愛かったり。かえでぃーの泡沫DJも良かった。
全員分言っていくとキリがないので割愛しますが、ホントみんな最高だよ……という気持ちがほとばしり続けた50分。
つんく♂さんの音楽を、これだけの人に一気に聴いてもらえるということも嬉しかったです。(『泡沫』は別の方ですが)
映像とか写真でもいいから、つんく♂さんにもこの光景を見てほしいですね。メンバーの誰かが何かしら報告してるとは思いますが。
『What is LOVE?』はやはりブチ上がる。
曲の良さと、まーちゃんの煽り。
これも長いこと定番と化してる曲ですが、やはりこういう場では外せません。
あゆみんがすごい嬉しそうに小田ちゃんの肩をガシッと組んでいたのを、わたくし見ました。数万人が見ました。
個人的には、去年やったHDYLJも聴きたかったな。
去年やったから外したんでしょうけど、あのロックな一体感がちょっと恋しくなりましたね。そういうテンションになっていたので。
全体的に、もうちょっと攻めてもいいんじゃないかと思うセトリではありましたが、初のGRASS STAGEということを考えるとまぁ妥当だったのかな。
とにかく曲の数が膨大なので、限られた曲数でやるとなるとある程度は仕方ない。
それでもみかんや気まプリは意外だったし、事務所はアユハピ好きね~とも思ったり。(間奏のマサイ族ジャンプを例のお兄さんたちが真似してくれてたw)
そんでラストの『ここにいるぜぇ!』よ。
あゆみんの「私たちは今……」からの、全員で「ここにいるぜぇ!!!!!!!!!!!!」という叫び。
あゆみんブログにも書いてありますが、全員が心の底から「いま私たちはこのステージに立ってる!」と感じてるのが伝わってきて、ヲタクは遠慮なく泣きました。
1曲目のみかんでは「何度も夢を見てきた」と歌って、ラストの曲のBメロで「僕らはまだ夢の途中 みんなみんなそうなんだ」と歌うモーニング娘。さん。
ロッキンのGRASS STAGEはひとつの大きな夢であったことでしょう。
その夢を叶えて、だけどこれもまだ夢の途中。
もっと先に進んでいく。
そう思うと、なんかもう、言葉にできない想いがあふれて。
「チャンスはここにある」というフレーズを歌うまーちゃんが、二ヒヒ~みたいな感じで笑いながら、いま立ってるステージを指してたのも良かったなぁ。
最後の「WOW WOW WOW」の部分すごい好きなんですけどね、これをロッキンのステージでやってくれて最高でした。
しかしまぁ結構歌ったなー!という印象。
「そろそろ終わりかな?」と思ってから2~3曲歌ってた。
なにしろ50分で14曲。
こちらの記事によると、メンバーが直談判してI surrenderを追加してもらい、ギリギリの49分59秒まで詰め込んだんだとか。
さすが。気合いが違う。
だから最後、挨拶もそこそこに急いで袖にハケてたんですね。時間ギリギリだったから。
でもリーダーだけは(代表として)ちょっと残って、深々とお辞儀をしてくれてました。感謝の気持ちを忘れないモーニング娘。'19さん。
本当に来てよかったと思えたし、生きててよかったです。
19年と8ヶ月くらい、ずっとひたすらモーニング娘。を応援してきてよかった。
もちろんファン歴が何年であろうと関係なく、彼女たちを知り、応援できていることが幸せです。誇りです。
2014年の卒コンでさゆが、「(後輩たちに)私の知らなかったような、もっと大きな景色をみんなには見てほしい」と言ってましたよね。
でもそれから5年間(!)、事務所は武道館以上の景色を見せてくれることは残念ながらありませんでした。
するとまるで痺れを切らしたかのように、自分たちの手で、去年のレイクステージを満杯にして認められ、わずか2年目で最大のステージを勝ち取ってしまったモーニング娘。のみんな。
フクちゃんは「私たちをここに連れてきてくれたみなさん」って言うけど、モーニング娘。のみんなが、我々ファンをここに連れてきてくれたんですよ。
20年以上の歴史があって繋がってきたモーニング娘。と、いまこの時代の輝きがあって手にしたGRASS STAGE。
“あの頃”と”いま”がなければ見られなかった景色です。
ファンとして、こんな幸せなことはありません。
数日前までメンタルがちょっと荒んでいて、いい区切りだしロッキンが終わったらしばらく距離を置くのも手かもしれない……なんて一瞬思ったりもしてたんですが、あの光景を見てしまったらまだ離れるわけにはいかないなという気持ちにさせられました。
事務所に期待はできなくても、彼女たちが素晴らしい景色を見せてくれる。(でも事務所も頑張ってくれ)
ついていきます。どこまでも。
モーニング娘。が輝き続けてくれる限り。
ただひとつ残念だったのは、事故渋滞のせいで開演に間に合わなかった人が結構いたらしいこと。
それがなければ、ヲタもそうじゃない人も含め、もっとたくさんの人が集まっていたのだと思うと。
なにより、ファンがあのステージをちゃんと最初から見られなかったというのがとにかく残念です。
一人でも多くの人に見てほしかった。
こればっかりは誰を責めても仕方ない(強いて言うなら事故を起こした人が悪いけど、どこの誰かもわからない人を責めてもたぶん気持ちは変わらない)ので、どうかまた来年、この景色を見せてほしいです。
15期も間に合わなかったんですってね。
っていうか一緒に前乗りしてたわけじゃなかったんだ。
今度は、テレビ電話でも舞台袖でもなく、ステージの上からあの光景を見られますように。
まだまだ語りたいことはありますが、とりあえずこのくらいにしておこう。
BUMPのステージも(遠くから)観られたので、その辺もまたあとで。
メンバーのブログやインスタを見ると泣きそうになる。
本当に、モーニング娘。の歴史に残る素晴らしいステージでした。
ここに立たせてくれたロッキンさんと、ここに連れてきてくれたモーニング娘。'19よ、ありがとう。
なんかもう、大好きだ。