今日は成人の日――らしいですね。

 

 

 

モーニング娘。にも今年成人のメンバーが4人もいたのに、いまや在籍しているのは小田ちゃんだけになってしまいました。

 

 

りほりほと香音ちゃんとはーちんも、成人式に出てたりするのかな。

 

 

小田ちゃんは今日は大阪でシリイベだから、きっと出られないんでしょうね。

 

 

 

ともあれ成人おめでとうございます。

 

 

できることなら、この4人全員がモーニング娘。として成人を迎える姿を見たかった。

もはや叶わぬ夢です。

 

 

 

 

 

 

 

という、単なる成人おめでとうブログではつまらないので、ちょっとひねくれたことでも書いてみましょう。

 

 

 

ハロプロでは他にも今年成人を迎えるメンバーがいますが、成人式に行ける行けない問題はいつの年でも勃発する事柄です。

 

 

成人式に行きたい子、特にそうでもない子、いろいろいるとは思いますが、運良くその日に仕事がなくて行ける子、運悪く行けない子、などなどタイミングによって行ける行けないの差が生まれてしまうのはちょっと不公平である気もします。

 

 

いっそのこと、ハロプロになったら成人式には行けないものと最初から決めておくか、逆に成人式には(本人が希望するなら)絶対に行かせるので当日にイベントがあっても欠席させると最初から決めておくか、どちらかにしたらいいのではと思ったり。

 

 

「仕事を休んで成人式に行くとはけしからん」と怒る意識高め(笑)のヲタクもなかにはいるでしょうが、大多数はすんなり受け入れてくれるでしょう。

ブログに晴れ着の写真でも貼ってくれれば、それで幸せになれるのがヲタクというものです。

 

 

一生に一度の成人式ですから、行きたい子には行かせてあげてほしいなと思います。

 

 

 

 

しかし考えてみれば、一生に一度のことなんて他にもたくさんあるんですよね。

 

 

細かいことを言えば、人生いついかなる瞬間も一生に一度しかないですし、もっと大きい視点で見てさえ、人生は一生に一度のことだらけです。

 

 

むしろ一生に二度以上あることのほうが珍しい。

まったく同じものを見たり聞いたりやったりしたところで、まったく同じように感じることはまずない。

2019年のバースデーイベントは一生に一度しかないし、2019年の冬のハロコンも一生に一度です。

初めての写真集も一生に一度だし、『フラリ銀座/自由な国だから』をリリースできるのも一生に一度の出来事でした。

 

 

このように、捉え方次第で「一生に一度のこと」なんて無数に考えられるのです。

成人式や結婚式ばかり特別そう言われるのは、別に一生に一度だからではなく、イベントそのものが特別だからでしょう。

まぁ結婚式は一生に一度とは限りませんが、「初めての結婚式」と捉えると一生に一度です。もうなんでもありだ。

 

 

 

つまり、成人式を「一生に一度だから」と特別視するのなら、その他諸々あらゆる事象も「一生に一度だから」とありがたがる必要があるでしょう。

さすれば人生そのものがありがたい奇跡であると気づくことができるやもしれませぬ。疲れそうですけどね。

 

 

 

 

加えて、成人するというのも自分以外の誰かが決めたことに過ぎません。

 

 

成人の日にみんなが一斉に“成人”というグレードアップした生き物に変貌するわけでもないし、単なる数字と成長度合いのひとつの目安みたいなもの。

あとは法律に関して、それ以前とは少し違いが生じるくらいでしょうか。(一番わかりやすいのは、法律で禁止されていた飲酒が許可される、など)

 

 

成人の日じゃなくてもめでたいし、成人式じゃなくても晴れ着を着たらいい。

でも人間はなにか他者から与えられるきっかけがないと特別さを感じられない生き物だから、国という大きなものが「この日を成人の日とするのでめでたい恰好をして祝福するように」と言われてようやく特別さを感じ、特別なことができるのかなとも思います。

 

 

 

我々は常に、どこかの誰かが決めた何かによって、実態のないものを感じたりしているのだなぁと思うこの頃です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにわたくしは成人式には一応行きました。

 

 

あまり行きたくなかったけど、なんかもう親が「当然行くでしょ?」みたいな雰囲気になってて抗えず。

 

 

特に行ってよかったこともありませんでしたが、中学時代に仲の良かったS君と久々に話ができたことは記憶に残ってます。

 

 

彼はその数年後に還らぬ人となってしまったので、あのとき話せて良かったなと。

 

 

あれ(成人したS君と話す機会)もまた、一生に一度のことでした。