違うことを書こうと思ってたけど、やなみんの卒業が発表されてしまいました。
なんということだよ。
年齢も芸歴もまだ若いやなみんが卒業するなんて、誰が予想した?
進学。
そういうことを考える年齢だったんだなぁ。
17~8歳の壁。
人生とか将来とか。
みんなそうだ。考えて考えて、別の道を選ぶ。
決してハロプロでの活動が嫌になったとかそういうことじゃないのはわかってる。
でも、このままハロプロ及び芸能活動を続けることよりやりたいことができて、そちらを選んだということには変わりない。
別に責めてるわけじゃなく、ただその事実が寂しいなぁというだけの話。
先日出た『月刊エンタメ』のインタビューで、飯窪さんが「私はデビューしたら(卒業しても)ずっと芸能界で仕事をしていくものだと思っていたから、卒業して引退を選ぶメンバーがいることがショックだった」みたいな話をしていたんですけど、本当に考え方って人それぞれですよねぇ。
自分としても芸能界というのはそういう(飯窪さん的な考えの)ものだという印象を持っていたから、せっかくアイドル/芸能人になったのに、そんな若さでもう辞めちゃうの!?という単純な驚きが大きい。
特にここ最近――ってわけでもないかもしれないけど、でもここ最近の卒業メンバーもわりと若くして卒業=引退な子が多いじゃないですか。
そういう時代なのかな~なんて感じているこの頃です。
アイドルが自分の将来を考えたとき、目指すのは「芸能界で頑張る」ではなく、「一般人に戻って新しい夢を見つける」である時代。
いまの子たちは頭もよくて、「だったら早いほうがいい」と自分で決断できちゃうんですよね。もちろんたくさん悩みはするだろうけど。
どこまでも賢明で、どこまでも立派だなと思います。心底。
しかしそんな子たちのファンになり、応援している身からすると、その賢明さがなかなかつらい。
エゴを承知で言わせてもらえば、もうちょっと向こう見ずで無謀な軽率さを持ってくれたほうが、ファンとしてはありがたいのかもしれないな、なんて思うよ。
半ば冗談に。半ば本気で。
(※長く活動してる子たちが軽率だ、という意味では断じてない)
やなみん、おもしろい子なのにな。
惜しいなぁ。
これでもうすでに、ハロプロ全体で3人も卒業発表をしたメンバーがいるわけだ。
飯窪さん、やなみん、あやちょ。
娘。だけでも3ツアー連続で卒業があり、なんだか見送ってばかりいる気がしてくる。
卒業の衝撃には全然慣れないのに、衝撃そのものや、卒業に対する受け止め方みたいなものには慣れてきてしまってるような、そんな気さえします。
慣れるというより麻痺に近い。
でも麻痺したからといって痛くないわけじゃなく、痛みはちゃんと感じてる。
なんとも言い難い感覚です。
卒業は寂しいけど、その子の意思を尊重したい。これからもずっと応援してる。
それはファンとしての紛れもない本心でもあり、それが本心であるということが、ある種のむなしさみたいなものを感じさせるようでもあり。
結局のところ、永遠に咲き続ける花はなく、人の心は変わるものなのだ、ということなのでしょう。
ちょっと厭世的な気分になってしまってますが、いまはしょうがない。