吉澤さんの件は、「本当に馬鹿なことをしましたね」という気持ちです。

 

 

 

弟さんのことや、まだ小さいお子さんがいることなどについては、大体みなさんと同じ感想だと思うので省略します。

 

 

 

被害者が軽傷だったことは不幸中の幸いでした。

ご自身のTwitterアカウントで「お金もらったろw」と冗談を言えるくらいの様子で本当によかった。

皮肉ではなく、最悪の場合そんな冗談も言えない状態だったかもしれないという話です。

(ただこのご時世、うかつにSNSでそういう発言はしないほうが賢明ですよ、とは思いましたが)

 

 

 

 

あまり報道を詳しく見てはいないんですが、飲酒というより酒気帯び(つまり飲んだ直後ではなかった)というのが正確でしょうか。

 

 

ひき逃げに関しても、事故から数分後にみずから警察に通報して現場に戻ってきてはいたようです。

もちろん、一度現場から離れてしまった以上、ひき逃げと表現されてしまうのは避けられないところではあるでしょうが。

 

 

 

 

 

 

本当に残念なことです。

 

 

折悪しく、ハロプロが20周年を迎えた記念の年。

吉澤さんもつい先日ハロコンに出演して喝采を浴びた矢先の過失です。

 

 

ただでさえ、良きにせよ悪しきにせよ「元モーニング娘。」という看板がついてまわる立場。

それはすなわち、現役で活躍している後輩たちにも影響してしまうということ。

 

 

目を輝かせて「好きです」「憧れです」と慕ってくれる後輩たちを、こんな形で失望させないでほしい、と心から思います。

 

 

 

 

 

 

そういったことは前提として。

 

 

少し話がズレますが、こういった不祥事が起きると、それまでの好意が翻ったかのように当人を突き放し、容赦なく糾弾するファンというのが少なからず存在します。

 

 

それは不当なことではないし、まぁ仕方ないよなとも思うので否定はしませんが、自分はいつもそこまで彼女たちを突き放すことができないのです。

 

 

悪いことをしてしまった。

それは動かしがたい事実だし、今回も擁護する余地は(おそらく)ないでしょう。

 

 

でも当人の人間性すべてが、過去現在未来に至るまで救いようのないほど害悪である、とまでは思えません。

 

 

ファンとしてそれなりに、彼女の称えるべき一面も知っているからです。

 

 

どうしようもない悪人ではない、という程度の、人によってはなんの理由にもならないかもしれない気持ちではありますが、大きな過ちを犯したとはいえその気持ちまでも完全に消え失せてしまうわけではない、という人間もいるのだということを言いたい。ちょっと上手く言えてませんけど。

 

 

 

 

擁護とか盲目とか甘いとかそういうことではなくて、事件そのものについては本当に悪いことであり、「なにやってんのもう馬鹿……」とひたすら悲しいしちゃんと償ってほしいと思いますが、過去の功績とか思い出とか、本来持っている良い面での人間性とか、そういうものまで「実は悪だった」とは思いたくないし、それはさすがに違うだろうと思うのです。

 

 

吉澤さんは実に愚かしいことをしてしまいましたが、彼女が生まれてから死ぬまでずっと愚かしい人間であるというわけではない。

 

 

それすらも否定してしまったら、どんな罪であれこの世に「赦し」というものは存在しなくなってしまう。

 

 

 

ちょっと抽象的な言い方になってしまいますが、伝わるでしょうか。

 

 

伝わらない人もいるだろうな、と思います。

こういうことが起きてしまったら、有無を言わさず「もう顔も見たくない」と突き放して心を閉ざしてしまう人もいるだろう、と。

 

 

それも仕方のないことです。

そう思われるだけのことをしてしまったのですから。

 

 

 

 

 

 

まぁ吉澤さん本人に関してはそんな気持ちではありますが、現役メンバーに悪影響を及ぼす可能性についてはもうホントに勘弁してくれという感じです。

 

 

言っておきたいのは、5期以降のOGは誰もこうやって後輩に迷惑をかけるような真似はしていないということ。

 

 

一部先輩たちのやらかしを反面教師にしているのでしょうかね。

「OGの不祥事のせいで現役まで悪いイメージがついてほしくない」と思うと同時に、「ちゃんと真面目に頑張ってるOGもいるのだ」ということも主張しておきたいです。

 

 

 

この件でどこまで現役に悪影響が出るかはわかりませんが、どうか彼女たちの頑張りを不意にしてしまうようなことをしないでやってくれマジで、と心底思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モーニング娘。というのは、良くも悪くも断ち切れない“絆”で繋がれたグループなのだということを実感しますね。

 

 

「絆」と言えばそれは善きもので、「鎖」と言えば重荷になる。

 

 

一度関わってしまえば、それはずっと付いてまわる看板です。

 

 

卒業して何年経っても現役と繋がっている絆。

ひとたび過ちを犯せば、その繋がりを通じて輪を汚していく鎖。

 

 

目に見えないものであるが故に、断ち切ることはできません。

 

 

だからこそ、常にその繋がりを意識していなければならない。

 

 

簡単なことではないでしょうが、それを立派にやってのけている現役メンバーがいる以上、先輩たちも「出来ない」とは言えませんよね。