昨日は、TRUMPシリーズ最新作、ミュージカル『マリーゴールド』の初日公演を観てきました。

 

 

 

 

 

 

まだ始まったばかりなのでネタバレはしませんが、本当はめっちゃネタバレしまくって感想を書きたい。

 

 

まぁそれはそのうち書きましょう。

まずはネタバレなしの感想。

 

 

とはいえ、まったく先入観なしに観劇したい方は読まぬが吉かと思います。お気をつけください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はぁ~~~(ため息)

 

 

 

 

 

いやぁもう、辛い。しんどい。

 

 

あまりにも酷すぎる。

 

 

悲しい物語を見て泣くことはたびたびあれど、ここまでひたすら悲しくて泣いたのは初めてかもしれません。(恥ずかしながら、娘。の卒コンくらい泣きました)

 

 

劇中、某キャラクターが「あんまりだ……」と言って嘆く場面があります。

 

 

観客としても同じ気持ちです。

これはあんまりですよ、末満さん。

 

 

 

 

 

 

そしてLILIUMガチ勢は心を八つ裂きにされるぞ!!

 

 

いままでのシリーズ作品の多くは『TRUMP』に繋がる物語でした。

『SPECTER』しかり、『グランギニョル』しかり。

 

 

でもやっと!『LILIUM』に繋がる物語がきた!

 

 

なので、LILIUMをセリフから展開から音楽からほとんど覚えてしまっているようなガチ勢ほど、頭を抱えることになります。

 

 

 

LILIUMから4年。

この日を待っていた。

 

 

こんな物語が紡がれる日を。

 

 

 

という感じなので、万が一LILIUMを見ずにマリーゴールドを観ようとしているのなら、それはそれできっと悪くはないのだと思うけど、できればLILIUMを見てからのほうがいいんじゃないかな~と思いますよ。

 

 

余裕があれば、TRUMPも見ましょう。

TRUMPガチ勢がむせび泣くシーンもありますし。

さらに余裕があればSPECTERとグランギニョルも。

 

 

シリーズを網羅しているほど、心にグサグサ刺さりますので。

 

 

(逆を言えば、シリーズを網羅していないと伝わらない部分が結構あって、そこは考えようによっては難点とも言えるかもしれません。しかしその分、シリーズファンにとっては最高に身悶えするような喜びに満ちております。日本語がおかしい)

 

 

 

 

これはLILIUMに出演したハロプロメンバーみんなにも観てほしい。

 

 

ぜひとも観てほしいです。お願いだから観て。

みんな忙しいだろうけど、行けたらいいなぁ。

 

 

 

 

 

 

このシリーズはほとんど(というか全部)が悲劇なわけですが、今回は本当に酷い。

 

 

『グランギニョル』よりもグランギニョル(残酷劇)です。

観劇後こんなにしんどい気持ちになったのはそれこそLILIUM以来かも。いやLILIUMはしんどさのなかにも恍惚とした暗い悦びみたいなものがあって興奮したんだけど、マリーゴールドはもうひたすらしんどい。しんどすぎて相当泣いた。末満さんは鬼だと思います。

 

 

 

 

 

 

そして今回はミュージカルです。

 

 

「これぞミュージカルだね!」という感じでミュージカルです。

(LILIUMよりもミュージカル感強し)

 

 

音楽がね、めちゃくちゃ素晴らしいんですよ。

 

 

何回鳥肌立ったことか。

カッコいいなんてもんじゃない。

歌ってる演者もみんな相当レベルが高く、歌というより感情のぶつかり合いのよう。

宝塚出身のおふたりがデュエットする曲はもう、それを聴くためだけに行っても損じゃないくらいのものだし、そのふたり+男性ふたりが加わって4人で歌うあの曲は完全にLILIUMのあの曲のオマージュだし、その他諸々楽曲だけでも感動が止まりません。

 

 

 

 

とにかくずっと、感情を揺さぶられ続けるミュージカルでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレなしにこれ以上は言えそうにない(というかポロっとネタバレしてしまいそうになる)ので、とりあえずこれくらいで。

 

 

 

 

ちなみにグッズはパンフレットだけ買いました。

もちろん例の3000部限定の戯曲集も欲しかったんですが、目の前で売り切れたので買えず(泣)

 

 

ちょっとあれは酷いですね。舞台の内容とは別の意味で酷い。

 

 

3000部限定なんて言うからそれ目当ての(観劇はしない)人も加わって長蛇の列になるし、にも関わらず最初はお一人様三冊までにしたのがいけない。

しかも途中からお一人様一冊になって、だったら最初からそうしてくれよ、と。

そうすれば買える位置にいたんです。最初から一人一冊にしてくれていれば。

 

 

せめてチケットの有無で販売を分けるとかすべきだったし、そもそも3000部限定という数字がおかしい。足りるわけないでしょう。

 

 

それだけが心残りでした。

ぜひとも増刷――というか通販で売ってほしいです。

受注生産でもなんでもいいから、買えなかった人、欲しくても買いに行けない人が買えるように。

 

 

それが無理ならこんな商品は出さないほうがいい。

買えなかったから言うわけじゃなく、こんな品切れ商法みたいなやり方は感心しません。売るならしっかり売っていただきたい。

 

 

(※どうやら増刷されることが決まったようです。通販でも売ってくれるのかな?)

 

 

 

 

 

ちなみにパンフレットには今回も短編小説が載っていて、これまたLILIUMガチ勢を殺りにきてるとんでもない代物です。

 

 

LILIUMファンは絶対に読むように。

 

 

 

 

 

 

 

それと、どうでもいいですが、お客さんの8割が女性だったことに驚きました。

 

 

去年の『グランギニョル』はキャスト的にまぁそうだろうなと思ってたんですが、今回もそうなんだなーとビックリ。

ハロプロも女性ファンが増えたとはいえ、それの比じゃないレベルで女性女性女性ですよ。新鮮な現場でした。

 

 

やはりこういう舞台やミュージカルって、女性のほうが熱心なのでしょうか。

そういえばモーニング娘。の舞台も、終演後にアンケートを書いている人の8~9割は女性でしたねぇ。

 

 

こうやって女性ファンをがっちり掴むことができたのも、シリーズの人気に繋がったのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

というわけで、ひとまずの感想でした。

 

 

 

いやぁ……素晴らしいものを観させていただきました。

 

 

スタンディングオベーションで鳴りやまない拍手という現場に初めて居合わせましたよ。

それほどの作品だったということです。