昨夜の炎上案件、まーちゃんへのバースデードッキリについて書こうかなと思いましたが、まーちゃん本人がブログでやんわり火消しに励んでいるのを見ると、それも躊躇われますね。
なので直接的なことにはあまり触れず、一般論としての話をします。
前にも書いたことがありますが、ドッキリというのは基本的に、他人を騙し/不愉快な気持ちにさせ、その反応を見て笑うという下品な行為です。
主にテレビのバラエティ番組などでよく見るものでしたが、そう考えると下品なのも頷けます。テレビというのは半分以上が少なからず下品なものですからね。
だから個人的にはその手の企画は嫌いなんですが、そもそも誕生日に仕掛けるべきは「サプライズ」であって「ドッキリ」ではないのでは?とも思います。
「サプライズ」というと、相手が喜ぶような驚きを与えるのが普通です。
そして「ドッキリ」は、先述したように相手を騙したり不快な想いにさせ、実は確信犯でしたと告白することによる反応を見て楽しむというもの。
お祝いのときに相手を喜ばせようと考えるのはわかりますが、騙すのはちょっと意味がわからなくないですか?と問いたい。
誕生日やお祝い事は、普通に祝うだけで、祝われる側としては充分サプライズと言えるのではないでしょうか。
きっとそれ以上に驚きを与えて喜ばせたいという趣向なんでしょうが、そうなるともはや祝うことより驚かせることのほうが主目的になってしまってないか、と感じますね。
ハロメンや芸能人に限らず、一般人でも「お祝いには何かサプライズをひとつ」と考える人が増えているように見受けられます。
いつからそんな風潮が出来上がってしまったのか。
しかもそれが、相手を祝うことよりも驚かせることに主眼が向いたり、どんな形でもいいからとにかく相手を驚かせれば(騙せれば)成功である、という考えになってしまっているような気が。
そんなことをしなくても、ただ素直に「おめでとう」と言ってあげればそれが一番嬉しいのではないかなぁと、自分なんかは思うところです。
誰かをお祝いする際には、ドッキリを仕掛ける側の満足感よりも、いかに相手を幸せな気持ちにさせてあげられるかを考えてほしいものですね。
これは個人的な話になりますが、わたくしはドッキリも嫌いですが、サプライズも苦手です。
まぁ特にサプライズをされた経験もないんですけど(特に最近は)、あれは心構えができないから厄介なんですよね。
心構えをさせないからこそのサプライズなんでしょうが、いきなり驚かせたりするのって、考えようによっては失礼にあたりません?
それはちょっと言い過ぎでは……と言われるかもしれませんが、そう感じる人もいるということを、仕掛ける側の人たちはあまり考えてなさそうな印象です。「この世にサプライズを喜ばないやつなんていない」と思っていそうな。
今回のまーちゃんへのドッキリを考えたのは誰なのか、それはわからないしわからなくていいんですが(わざと怒って泣かせたのはスタッフさんらしいですけど)、メンバーには「そういうことがおもしろい」と思うようになってほしくないなぁと勝手ながら感じるヲタクです。
もちろん直接口出しなんてしませんけども、あくまで個人的な気持ちとして、そういう俗悪なバラエティ番組に毒された価値観を持ってほしくないな……というヲタ心。
我々ファンが知り得たのは、「まーちゃんの誕生日を祝うために旧知のスタッフさんがリアルな演技でまーちゃんを怒って泣かせ、ドッキリを仕掛けてどうやら成功だったらしい」という言葉としての情報(あと写真数枚)だけではありますが、それだけでファンの多くを悲しませ、怒らせるには充分だったということでしょう。
全貌がわからないプライベートでの出来事に対してファンがそこまで悲しんだり怒ったりするのは過剰反応ではないか、という声も見受けられますが、提供された情報から鑑みるに、多くのファンの憤りの反応は、概ね自然なものと言えると思います。
感情的な反応ではありますけど、アイドルを好きになって応援するということ自体が感情的な行為ですからね。
少なくとも、理論的な行為とは言い難い。
情報は限定されてはいますが、大多数のファンの反応を覆すような新情報(実は全部作り話で、それがファンに向けてのドッキリだったとか)が出てくる可能性は低いと思うので、怒るヲタがいるのも無理からぬ話ではあるだろうな、と。
この事務所さんはこれまでにも、プライベートやイベントなどでファンの不評を買うようなドッキリを遂行してきた過去があるんですよねぇ。
ついこないだも、つばきファクトリーに仕掛けたしょうもないドッキリについて、一部ヲタが怒っているのを見かけました。
(メンバーに、「戦隊モノのオーディションがある」と嘘をついていろいろやらせて、ネタばらしされたメンバーは泣いていたとか)
そういうことをおもしろがるスタッフさん(それも、それなりの立場にいる人)がいるというのは間違いないところでしょう。
アップフロント全体がそういうところなのだ、と思うしかないのかもしれません。
そういう社風なんでしょうねきっと。
どうでもいいと言ってしまえばどうでもいいことかもしれませんが、「なんだかなぁ……」という気持ちは拭えません。
少なくとももう、イベントなどでそういうドッキリはしないでほしいな、と願うところです。