モーニング娘。'18の春ツアー、千葉の松戸公演(夜)に行ってきました。

 

 

 

いや楽しかったです。

前日まで、例の武道館の件とかモーダイが週替わりになる件とか、あとは個人的な諸々もあって、心が草木の一本も生えないくらい荒涼としたまるで金星のような状態だったんですが、わずか2時間程度のコンサートを観ただけで水の惑星地球にテラフォーミングされてしまうんだからモーニング娘。ってすごい。

 

 

たいへん潤いました。

ありがとうモーニング娘。

いつもあなたたちに救われています。本気で。

 

 

 

 

 

 

できるだけ簡潔に感想を書いていきたいと思いますが、セトリや内容のネタバレがありますので、まだ知りたくないという方はお気を付けください。

 

 

 

 

 

 

久しぶりの松戸森のホール。

前回は2010年の秋ツアーだったか。

最寄駅から会場までが結構長くて、軽く迷子になった愉快な思い出よ。

当時のライブの内容はあんまり覚えてないけど、亀ちゃんがソロで『晴れ 雨 のち スキ』を歌ってた姿はいまも鮮明に残ってます。

 

 

そんな懐かしき森のホールに今度は迷わず到着し、ヲタでごった返すなかさっさと入場列に並んで入場してグッズのDマガだけ買って着席。

ピンポスを1枚だけ買おうと思ってたけど忘れちゃいまりあ。

 

 

 

 

 

 

今回のウィアモーは、しょっぱなから新曲『A gonna(えーがな)』を披露。

わたくし、これがとっても気に入りました。

 

 

もうね、「ああオレはひょっとしてつんくの曲を聴きにモーニング娘。のライブに来てるのかもしれないな」と思ったほどです。

 

 

個人的には「めっちゃ良い曲」なんだけど、ハロヲタじゃない人にそう言ったらまず勘違いされそうなので注意が必要。

あくまでこれは、ハロヲタ――いやつんくヲタにしか通じない意味での「めっちゃ良い曲」なのです。

 

 

歌詞もメロディーも、およそアイドルが歌うとは思えないとんがり具合。

歌詞は最初、例えるならつばきの『Just Try』みたいな世の矛盾を鋭く批判する系なんだけど、途中で急に「あ~化粧のノリが悪いな」とか言い出すんですよね。(かえでぃーが前のめりに屈んでその背中に小田ちゃんがひじをついてけだるげに歌う振り付けも素晴らしい)

社会とか宇宙とかについて語った直後に身近な日常や恋愛の話をぶち込む手法はつんくさんお馴染みのやり方ですが、今回もそれがビシビシ効いてます。「頭おかしいぞw」と思いました。もちろん超褒め言葉として。

 

 

メロディーもまた特殊で、いまのJ-POPでこんなの作る人はあまりいないのでは。ましてやアイドルの曲で。(つんくさん自身は娘。をアイドルと思ってないにしても)

しばらく聴くと、「あ、そこがサビやったんや!(たぶん)」とわかります。しばらく聴かないとわかりません。

 

 

こんな曲を一発で「たまらんな!」と思えるようになった自分、なかなかつんくレベルが上がってきたんじゃないだろうか。

おそらく10年前だったら、最初は「なんだろうこれは……」と思ってあんまり聴かず、数年後にふと聴いてようやく「めっちゃ良いじゃん!」と感じるような曲だったでしょう。

でもいまは違う。初めて聴いて、その場で「つんく!あんた最高だよ!」と思える。この絶妙な珍味を心から味わうことができてしまう。

 

 

成長したね、自分。

 

 

シングルでも配信でもいいから、早く音源を売ってください。

 

 

 

 

 

A gonnaで書き過ぎました。

続く『ロマンスに目覚める妄想女子の歌』はハロステでも流れましたが、あの映像ももちろん素晴らしいけど、あそこに映ってないところでみんないろんなことしてるのでぜひ生で観てほしい楽曲です。

それでも、一回観ただけでは見切れない。

あゆみんとかコミカルで可愛い動きしてたな。小田ちゃんも可愛さ全開だったな。みんなべらぼうに可愛かった。

 

 

 

そこからの『Fantasyが始まる』、『青春Say A-HA』、『Password is 0』の流れも素晴らしい。

Fantasyは出だしがまりあちゃんのソロで、間奏明けに至ってはあの円形のセットのど真ん中にまりあちゃんだけ立って(他メンがそれを囲む)歌うので、なんだか神々しさすら感じます。

ただ、欲を言うならもう少し「この場を支配する感」みたいなものが出ればいいなと思ったり。

まだそういうオーラよりピュアな部分のほうが勝ってしまっている気がするので、少なくともこの曲に関しては小田さんのような女帝オーラを纏えるようになればさらに様になるのではないでしょうか。

 

 

 

 

メンバー紹介VTRがカッコいい。

あれで着てる衣装でビジュアルブックとか作ってほしかったな。

誰かが「格ゲーが始まりそう」と言っていましたが、確かにそんな感じもする。

 

 

次の『花が咲く 太陽浴びて』のイントロへの繋げ方も上手かったですね。あの流れ好き。

 

 

『Help me!!(アプデ)』は久しぶりのフルサイズ。

アレンジもなく、ちゃんとフクちゃんのセリフから始まるのがなんだか新鮮ですらありました。

「言えナイチンゲール」とか久々に聴いたw

 

 

この曲が出た当初のモーニング娘。って、さゆれな以外みんな十代で芸歴も浅く、未熟さをカバーするため(だけではないけど)にフォーメーションダンスやEDMを取り入れていたじゃないですか。

いまの娘。はもう、A gonnaや花咲くみたいな曲もしっかり歌って踊って魅せることができる。

そんないまの娘。が当時のフォーメーションダンスEDMを歌う姿がとても感慨深かったです。

レベル10くらいでクリアしたステージに、レベル60くらいになって帰ってきた感じ。

まさに「熟練なるHelp me!!」でした。

 

 

 

 

今回のステージセットを生で観て、「これ愛の軍団とかできないよなー」なんて思ってたら普通にやる『愛の軍団』。

 

 

あの斜め一直線になるところは、階段部分を利用してやってましたね。むしろあの形状のほうがやりやすいのかもしれない。(階段を横に移動するという苦労はあるけど)

 

 

 

『モーニングコーヒー 20th』のBPMにもすっかり慣れて、さくらコールもばっちりです。あそこ楽しい。

 

 

 

そしてここからのユニットメドレー。

気になったところだけ書きますが、まず『シャニムニ パラダイス』(小田羽賀加賀森戸)と『レモン色とミルクティ』(譜久村尾形牧野羽賀加賀横山)という可愛い曲がいっぺんに聴けるというのが良い。

 

 

こういう可愛い曲もやればいいのに、とずっと思ってたので、このコンボは嬉しいですね。

 

 

そして個人的に今回のセトリで一番「ぬおおおお」と思ったのが、『INDIGO BLUE LOVE』(小田野中森戸)です。

 

 

春ツアーが始まる直前に、Twitterでボソッと「インディゴやってほしい」みたいなことをつぶやいたんですが、まさか本当にやってくれるとは思わなかった。

妄想のなかでは、無難な線で佐藤小田野中、もうちょい攻めると石田野中加賀あたりだったんですが、小田野中森戸というなかなかの選抜。

やはりチェルは必須よね。わかる。あとは間違いない小田ちゃんと、ちょっと攻めてみたちぃちゃんという感じか。

ちぃちゃんの歌声って、絶妙に憂いを含んだ感じがして結構好きです。可愛い曲より切ない曲のほうが似合いそう。

 

 

久しぶりに聴けただけでも嬉しいですが、贅沢を言えば、かつてのようにマイクスタンドを使ってフルサイズで披露してほしいですね。

メドレーのなかのショートVer.だとやはり少し物足りない。

 

 

 

 

ところでこのメドレー、まーちゃんとまりあちゃんがパンツスタイルという珍しい姿を見ることができます。

 

 

特にまーちゃん。

なんだかすごく大人っぽい。前髪も分けてるし、おねえさんになったな~としみじみ感じました。

 

 

 

そしてメドレーの途中で、みんなの衣装がなぜか肩の部分だけ強化されたりもします。

普通の戸愚呂から80%戸愚呂になったようなものだとご想像ください。肩が強化されるのです。あれは必要なんでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと長くなってきましたね。

どこが簡潔なのか……いつものことですが、あの情報量の多いライブを観てどうやったら簡潔な感想なんて書けるのか教えてほしい。

 

 

 

というわけで②に続きますすみません。