時々、ふと、不意に、それは突然やってくる。
「りほりほ!りほりほ!」という発作。
りほりほ発作。
りほり発作。
こないだ久しぶりに『見返り美人』のMVを見まして。
ちゃゆううううについての歌なんですけど、冒頭の「みんなあなたが憧れでした」っていまやりほりほもそうじゃん(泣)と思ったりもして。
こないだのハロプロオーディションで、参加者が「憧れのメンバー」に鞘師里保の名前をたくさん挙げていたじゃないですか。
ハローの現メンにだって鞘師さんに憧れている子はたくさんいます。
CDジャーナルのインタビューで、同期のえりぽんが「里保はすでにレジェンド感出てる」みたいなこと言ってて、確かにねってなりました。
あありほりほ!
みんな知ってるとは思うけど、改めて言おう。
こんにちのハロープロジェクトがあるのは、鞘師里保さんのおかげといっても過言ではないんですよって。
りほりほという存在が、モーニング娘。を、ハロープロジェクトを、新たな時代へ連れていってくれた。
ビジュアル、キャラクター、歌、ダンス、演技、とにかく全部が10年に1人の逸材でした。
そのひとつひとつというよりも、それらすべてを総括しての存在として、と言ったほうが正しいかな。
安倍なつみがいて、後藤真希がいて、高橋愛がいたように、鞘師里保がいた。
もちろんりほりほ1人の力だけでハローを盛り上げたわけではないし、みんながいてのハローではありますが、りほりほがいなかったら今現在のハローもまた存在しなかったでしょう。(別の形とか雰囲気になっていた、という意味)
ひとつの時代であり、ターニングポイントであり、中心であった存在。
たった5年の在籍で、いまだ二十歳にもなってない子がすでにレジェンド感出してる時点でその凄さがわかろうというものです。
目立つが故にアンチも多かったけど、結局のところそういったアンチ連中も鞘師里保という存在の大きさに甘えていただけなんですよね。
どいつもこいつも鞘師里保に甘えて寄りかかって、好きとか嫌いとか言って騒いでいた。
好きな人たちは自覚的に、嫌いな人たちは無自覚に、りほりほに甘えていたのです。
まぁ鞘師アンチに関しては、いまでも「宇宙の塵となれ」と思ってますけどね。
そんなことはどうでもよくて、最近たまに思うのは、「いまのモーニング娘。にりほりほがいたらどうなっていたんだろうな~」という他愛もない妄想。
モーニング娘。が、というより、鞘師里保はどんな風に成長して、どんなビジュアルになって、どんなパフォーマンスを見せてくれたんだろう……という。
モーニング娘。が20周年を迎えて、イベントだったりツアーだったりで懐かしい過去曲をたくさん歌ってるじゃないですか。
そういうの、りほりほにもやってほしかったな、と。
OGと一緒に愛の種とかモーニングコーヒーとか歌って、特番に一緒に出て絡んで、そういうのも見たかったな。
パフォーマンスとかさ、絶対凄いことになってそうじゃん。
同期のフクちゃんもえりぽんも、いま凄い成長してるでしょう?
約2年前と比べてさえ。
まーちゃんも小田ちゃんも、あれ(りほ卒)からめっちゃ成長したし、他のメンバーも言わずもがな。
りほりほだって、いまも娘。を続けてたらもっともっと凄くなっていたはずで、そんな未来を見たかった、感じたかったという切ない夢。
いまでもダンスはやってるわけだから、娘。じゃなくなっても成長してるんだろうし、いつかそれを見ることができたらいいなと思ってはいるけど、それはもうモーニング娘。の鞘師里保ではなくて、そこが少しかなしい。
言ってもしょうがないことではあるんですが、それでも「りほりほがいるモーニング娘。'18のパフォーマンスを見てみたかった」と言いたくなってしまうくらい、魅力的なメンバーだったのです。
みたいな感情が急に脳に飛来して、声にならない叫びをあげながら家の階段を上ったり下りたりする日ってたまにありますよね。
わたくしは常に“いまのモーニング娘。”が好きだし、卒業したメンバーはもうそこで娘。としての時間は終わったのだと思う(変に引きずらない)ようにしてますが、些末な戯れとして、こうしてたまに「もしも……」の妄想をすることはあります。
あありほりほ。
君がいてくれて、よかった。
でも、君がいなくなって、つらい。
あの才能がもうモーニング娘。にいないことが、ひたすら惜しい。
りほりほ、元気にやってる~?