さて①の続き。というか主役である現役メンバーについて。
オープニングのVTR、噂ではツアー途中(パシフィコ?)から短くカットされたんだとか。
自分が埼玉で見たときはまだカットされる前で、今回武道館で見ても「同じじゃね?」と思ったんですが、ここでまた以前の長さに復活したみたいですね。(ですよね?)
あのオープニング映像、『歩いてる』のメロディーが流れてくると泣きそうになるやつ。
いつも以上にテキトーに感想を書いていきますが、『気まぐれプリンセス』のAメロにて、脚を組んで座ったまーちゃんの美麗なるFUTOMOMOを拝めて眼福でした。
(ちなみにこれは先日のスペシャTVプラスの映像)
この日のまーちゃんは終始とても楽しそうに歌っていた印象。
最近はカッコよかったりセクシーだったりするパフォーマンスが多かったけど、武道館では笑顔がたくさん見られて「可愛いな~」って。
カッコいい&セクシーなまーちゃんも健在だったんですが、それにも以前より余裕が生まれたような感じで、気負いすぎない自然なパフォーマンスだった気がします。
っていうか本編ラストの『ここにいるぜぇ!』の間奏で馬跳びしてたよねw
センターステージに向かう花道の途中で10期の3人が馬(って言うのか?)になって、それをまーちゃんがピョーンピョーンと楽しそうに跳んでいく。そんな微笑ましい光景にほっこり。
楽しそうといえば、どぅーがめちゃくちゃ笑顔で「ライブ楽しい!」みたいなオーラを出しまくりで、こちらもすんごい楽しくなるんだけど、どこか切なくもなるという心地でした。
あんな風に笑えるようになったのも、卒業を決めたからなのかな、とか。
時々泣きそうにもなってるんですよ。
でも一旦下を向いて、顔を上げた瞬間にはもう笑顔になってて。
なんかもう、言葉にできない気持ち。
「ハルちゃぁぁぁぁぁぁん!!(泣)」としか言えません。
悲しいわけじゃないけど、“嬉しい”だけでもない。
楽しいのに泣ける、つんくさんの曲みたいな感じです。
(ちょっとよく意味がわかりませんが、伝われ)
『若いんだし!』という曲がまさにそんな感じですが、どぅー自身もその曲のような雰囲気というかなんというか。
この曲でキラキラしたドレスを着て真ん中で歌うどぅーを見ているときのあの気持ち、どう表現したらいいのかわかりません。
それと『君さえ居れば何も要らない』の冒頭(といっても二番のBメロ)のあゆみんパート、あそこはどぅーに向かって歌ってるんですが、今回初めてそのときのどぅーの表情がビジョンに映されてました。あれが見られたのは嬉しかった。
改めて――というかこれも毎回思ってることではあるんですが、小田ちゃんが凄い。
「一人だけ別格」とかそういう言い方をしてしまうとちょっと違うんだけど、あの子はもうどこか突き抜けてしまってる感があるのも確かです。
他のメンバーが地球上にいるとすれば、小田ちゃんだけ宇宙に行っちゃってる感じ。
歌、ダンス、表情、オーラ、すべてにおいて圧倒されますね。
MCでは、これまた独特の感性から生じる良い話をしてくれて、話しながら涙してしまうその熱きソウルにこちらの胸も高鳴ります。
言うまでもないことですが、ただ歌が上手いだけの人ではない。
そんな小田さくらという才能を発見し、モーニング娘。に導いてくれたつんく♂さんの慧眼を改めて感じるこの頃です。
それと小田ちゃん、『Happy Night』の間奏のソロダンス、1秒間に何回振動してんのというくらい激しく動いてらっしゃって、思わず笑ってしまいそうになる。あんなに動いて身体は大丈夫だろうか。
そしてこのソロダンスでもう一人注目しているのが、真莉愛ちゃんです。
真莉愛ちゃんのダンスめっちゃカッコよくない?
激しいダンスはよく見るけど、あんなキレキレに踊ることもできるんだなぁと感心しちゃう。
真莉愛ちゃんは『NATURE IS GOOD!』のサビの応援団みたいな振り付けでも、誰よりも大きく動いてるんですよね。
そんな猪突猛進な激しさのなかに、精度の高さも習得しつつあってそろそろ無敵になっちゃいそう。
曲についても語りましょう。
今回も『THE マンパワー』がカッコよかった。
この曲のリリース当時、まさかこんなに好きになるとは正直思ってなかったです。
むしろ「なんじゃいこの曲w」とか思ってました。未熟でした。
たしか野球チームの応援歌というタイアップがついてたんですよね。楽天だったかな。
なのにこんな曲でいいの!?って思うじゃないですか。
いまでこそこれも「つんくさんらしいね」と思えますけど、当時は「おいおいつんくよ」と言わずにはおれず。
それがいまこうして「マンパワー!ヒャッハー!ヘ(゚∀゚*)ノ」とか言ってるんだからつんく♂さんって凄い。
もちろん歌うメンバーの力もあります。
同じ曲でも、やるたびにどんどんカッコよくなっていく。
今回の武道館で秋ツアー2回目の参戦となったわたくし。
ようやくアルバムの『もう我慢できないわ~LOVE ICE CREAM~』を聴くことができました。
尾形・羽賀・加賀・横山という編成で歌うこの曲。
曲自体も良かったんですが、この4人というのがまた良い。
こういうのを待ってました。特にはーちんやあかねちん、13期の2人はまだそう歌割りが多いメンバーではなく、そんな子たちが少人数でパフォーマンスできるのがアルバム曲の良いところ。
こういうチャンスをどんどんあげてほしいですね。
驚いたのは、ここにきて新曲を披露したこと。
配信曲ということで納得しましたが、20周年を記念する『五線譜のたすき』というバラード曲です。
作詞:児玉雨子 作曲:星部ショウ
とテロップが出た瞬間、「星部かーい!w」と心のなかでツッコミを入れたのは秘密だ。
いや、星部くんもメロディーメーカーとして悪くないとは思うよ。作詞はともかく作曲の才能はあるんだと思う。作詞はともかく。
でもモーニング娘。20周年記念の感動的なバラードを作るのがつんくさん以外の人……うーんそうかいそうなのかい。という気持ちは正直あるよね。
まぁ曲を作ったお二人もそれは感じてるでしょうし(児玉さんはTwitterでそう呟いてました)、それも承知で引き受けてくれたんだろうから広い心で受け止めるべきなのでしょう。
実際、そんなに悪い曲ではないです。
まだ一回しか聴いてないのでちゃんとした評価は下せませんが、普通に「良い曲じゃん」と思える代物だったと思います。転調が多かった気がする。
なにより、間奏明けの落ちサビでのフクちゃんの歌声に心を持っていかれましたよね。
天を突き抜けるような素晴らしい歌声。
フクちゃんも本当に素敵なアーティストになったなぁ。
個人的には『What's Up?愛はどうなのよ』とか『NATURE IS GOOD!
』みたいな明るく元気な曲もテンション上がりました。
アルバムにもカップリングにも、良い曲がたくさんある。
それを実感できるセトリです。
『この地球の平和を本気で願ってるんだよ』も久しぶりに聴いたかもしれない。
元はがきさんパートだった「ガキ扱い」をえりぽんが歌って、そのたびに客席が盛り上がるのが良いよね。
この日のえりぽんはゆるウェーブの下ろしヘアーで、一段と美しかったです。
なにかの曲でゴルフのスイングをしてましたけど、めっちゃ綺麗だったー。(容姿もスイングも)
最近ではもうえりぽんのソロパートにハラハラしなくなっている自分がいます。
はるなんのパートもそう。
歌が苦手な子もこうして少しずつ成長していくのを応援できるのが、モーニング娘。の楽しいところ。
あとはなんだろう……14人もいるから、この調子で書いていくといつまで経っても終わらない。
あゆみんのダンスってやっぱスゲェんだな~というのも感じました。
自分、2階西スタンドの最前列で観てたので、センターステージに来てくれるとそこそこ近いんですよ。
そこからあゆみんのダンスをじっくり見てたんですが、やはりレベルが高い。凄い。歌声も好き。(アホみたいな感想になってきた)
レベルでいったらあゆみんほどではないかもしれないけど、かえでぃーのダンスは妙に惹きつけられますね。
かえでぃーが踊ることによって、もうそれだけで絵になると言いますか、物語が生まれてる。
ほんの少しだけど、りほりほのダンスに近い部分があるのかも、と思ってます。似た要素を持ってる感じ。
チェルの歌声は安心して聴ける――むしろもっと聴きたいし、よこやんが汗まみれになって笑顔全開で踊ってるのがホント可愛い(ポニーテール似合う)し、初の単独武道館になるちぃちゃんも頑張ってました。
ちぃちゃんの透明感は他の娘。メンにはない魅力ではあるんだけど、もっとガツガツ前に出て自分の色を出してもいいのかな、とも思います。
とはいえこの短期間で膨大な曲を覚えて悪目立ちすることなくパフォーマンスしているのは驚嘆に値しますけどね。ホント立派ですよ。
あ、MCについて書いてなかった。
そろそろげんなりする長さになってきたと思うので、10期4人のMCだけ簡潔に書きます。
登場するや否や「Yeahhhhhh!!!!!!!」と奇声をあげるまーちゃん。
どうやら本来の段取りではまずどぅーが『五線譜のたすき』について(11/30に配信されるとか)話す予定だったようですが、そんな台本を無視して叫ぶまーちゃんに呆れる3人。
それについてワーキャーひと盛り上がりしたあとで、6年前の10期合格発表のときのそれぞれの挨拶を言ってみる4人。
みんな当時の自分に寄せて自己紹介するわけですが、最後のどぅーが声を枯らせて自分のモノマネを披露w
似てましたね。だいぶ似てました。
そりゃそうだ、本人だもの。
「いま見ると、なんであんなに声ガラガラだったんだろうって」とどぅーさん。
「当時よく小田とかに『工藤遥ですっ!』ってガラガラ声で真似されてて、正直『は?そんなんじゃねぇし』とか思ってたんですけど、さっき(VTRで)見たら、あ、似てるわ……って思って」
とかまぁそんな感じ。
10期MCが見られたのは嬉しかったな。
ぜひ千秋楽でもお願いします。
最後の挨拶で言ってくれたフクちゃんの言葉。
「武道館に立てるのは当たり前じゃないけど、当たり前に立てているモーニング娘。はカッコいいと思います」
譜久村リーダーはいつもこうしてファンの胸を熱くしてくれる。
決して驕らず、だけどモーニング娘。であることに誇りと自信と矜持を持って、それを示してくれる。
「以前の私達が先輩方のステージに立たせてもらうことができて、そして今は現役が先輩方をゲストにお招きすることができて、私は心から感動しています」
そうなんですよ。
先輩たちに頼るのではなく、先輩たちを招くことができるのがいまのモーニング娘。です。
自分たちの力で大きなステージに立ち、かつて「立たせてもらっていた」先輩たちを招いて「立たせてあげる」ことができるのがいまの14人。(上から目線な意味ではありませんよ。日本語って難しい)
ファンとして、ただただ誇らしいです。
この勢いを止めないためにも、もっともっと大きい視野で、大きいステージにモーニング娘。を連れて行ってほしいです事務所さん。
ファンもついていきますよ。
モーニング娘。にとっては、もはや武道館も「普通」。
その先の夢を追いかけて、そして実現しようではありませんか。
いまこそその時です。
そうやってファンの胸を熱くしてくれるリーダー。
少し泣きそうになりながらもきちんと言葉を紡いでくれて、20周年を迎えたこのときにリーダーがフクちゃんで良かったなぁと改めて感じました。
最後の『涙ッチ』が始まったとき、サブリーダーのえりぽんがフクちゃんの頭をぽんぽん叩いていたのが微笑ましい。
9期の2人には、もうしばらくモーニング娘。として頑張ってほしいです。
いや、こちらとしてはいつまででもいてほしいですけどね。
そんなこんなで、感動と驚きの武道館公演を堪能しました~。
OG出演のサプライズとか、新曲とか、もういろいろあってこれが千秋楽ではないというのが不思議な感じw
こんな豪華な公演をツアー途中にやってしまうモーニング娘。さん凄い。
見れば見るほど好きになっていきますね。
OGサプライズもあってか、「モーニング娘。は永遠の愛の形」という、某亀さんの言葉を思い出したりもしました。
20年の歴史があって、なお先へ進んでいくモーニング娘。をこれからも応援し続けたいと思います。
では、長々と失礼しました~。