個人的な「どぅーを初めて知った記憶」というのが、UTBのような何かのアイドル系グラビア雑誌(曖昧)で、エッグに加入して間もない幼い写真を見たときだったと思います。
小学生にしてはやけに整った顔立ち。
笑うと覗く強烈な八重歯。
当時は水泳をやっていたせいで若干脱色気味だったというボブヘアー。
第一印象としては、「可愛い」よりも「出来上がりすぎてる……」でした。
小学生の時点でこんなにお顔が出来上がり過ぎてていいわけがない。この子は強すぎる。お顔が強すぎる。おまけに名前が「工藤遥」ときたもんだ。まったくもって勝手なイメージだけど、「工藤」という名字の人の8割はヤンキーあるいはそれに近い人で間違いない。現に、小学生にして髪を染めているじゃないか!
なんて思って、畏怖を覚えた記憶がわりとハッキリ残ってます。
(当時は水泳のせいで脱色気味だったなんて知らなかったので)
それくらい強烈でしたね。工藤遥ちゃんという子は。
そして月日は流れて幾星霜、見事モーニング娘。に加入した工藤遥ちゃんはいつしかグループをいろんな面で引っ張ったり支えたりするメンバーになり、本日めでたく18歳を迎え、そしてもうすぐモーニング娘。を卒業します。
前置きが長くなりましたが、本日はくどぅーこと工藤遥ちゃんのお誕生日~
そっか。まだ18歳なんだね。
もう20歳を越えた立派な大人みたいに思ってた。
まだ18かぁ。若いなぁ。眩しいなぁ。
前にも言いましたけど、どぅーがモーニング娘。に加入してきてくれたことがどれほど嬉しかったことか。
あの頃は他にも小学生で加入してきたメンバーが何人かいて、プラチナ期で大人路線になっていたモーニング娘。が一気に華やかで若々しくなった時期でした。
なかでも当時のどぅーは見た目も中身も本当に可愛くって、いまでは本人が黒歴史なんて言ってるあの感じも、微笑ましく見ていたものです。
天使みたいな顔したちっちゃい女の子が、ハスキーボイスで妙にイキってたのがとても可愛かった。
“狂犬チワワ”とはよく言ったものよ。
モーニング娘。として最後の誕生日だから、かねてより思っていたことを言ってみよう。
自分にとって工藤遥というメンバーは、常になんらかの点で「もどかしさ」を感じさせる人、という印象です。
それは良い意味でも、悪い意味でも。
いや、別に悪いというほどではないんだけど、「もどかしい」というのは基本的にはあまり良い意味では使われないので――という程度の意味での「悪い」だと思ってください。
もどかしさ。
髪型(というか長さ)しかり、一時期迷走していたキャラクターしかり、ちょくちょくいろんなところで「ハルちゃん、正解はたぶんこれだよ!それじゃないよ!」と言ってあげたくなってしまうもどさしさ。
もちろんファンとしては本人のやりたいようにやってほしいというのが一番の願いなので、あくまでひっそり(本人に伝わらないところで)思っていたに過ぎませんが、それでもメンバーに対してそんな風に「もっとこうしたらいいのに~」と思ったのは、どぅーがダントツだったなと個人的には思います。
それくらい、どぅーに求める期待値が高かったということです。
そんな、ファンとして理想的な「ザ・アイドル像」をどぅーに具現化してほしいというそのベタな願いを、どぅーは「そんなん知らんわい!」とはねのけていくかのような活動っぷりで、普段の生真面目さとは正反対の頑固さを感じさせて、それはそれでおもしろいなと楽しんでもいました。
あれだけファンのことやモーニング娘。のことを第一に考えている子が、髪型や服装に関してはどれだけ周りからアドバイスされても(ボーイッシュスタイルを)変えなかったのがおもしろい。
頑固さなのか、あるいは本人なりのアイドル哲学があってのことなのか、いずれにせよそれもまた魅力ではありましたけどね。
どぅーが17歳の時点で卒業を決めたことも、自分にとってはもどかしさの一つでした。
いろんなインタビューなんかを読んでも、どぅーの語る言葉や想いに対して全肯定したい気持ちと、「そんなことないのに」とやんわり訂正したくなる気持ちとの、その両方を感じることがあります。
「うんうん。どぅーがそう言うのならきっとそれが正しいよね」というのは偽らざる本音。だけど一方で「でもハルちゃん、それはこういう風にも考えられるんじゃないかな」と言いたくなってしまうこともある。
決して否定したいわけじゃなく、むしろ肯定したい。
本人が「欠点」や「黒歴史」として消化してしまったものに対して、「違うよ、それもまたどぅーの魅力なんだよ」と教えてあげたくなるこの気持ち。
どぅーはあの年齢にしてとてつもなく大人な心を持っている人だと思うけど、「大人になりたがっている子供」でもあると思うのです。
大人になりたがって、実際になってしまった人。
本当はまだ子供で、子供な部分もちゃんと残ってはいるんだけど、ある部分は半ば無理に大人になってしまった人だな、と。
そこが一番もどかしい。
そんな風に大人になろうとしないで。
もっと子供でいて。
もっと愚かで、もっとわがままでいて。
時々、そう言ってしまいたくなる。
でもきっと、そうなるしかなかったんだろうなとも思います。
それがどぅーなりの、モーニング娘。のメンバーとしての“成長”だったんだろうな、と。
そうやって成長して、新しい夢を見つけて、モーニング娘。を卒業していく。
多少のもどかしさと多大な寂しさを感じながらも、ファンとして、やっぱり「あなたがそうしたいのならば」と応援することをやめられないわたくしです。
なんてごちゃごちゃと知ったようなことを書きましたが、結局それも含めて工藤遥ちゃんという御人を愛しているのでそのつもりで読んでくださいねw
可愛いなぁ。可愛いよ。ホントに可愛い。
もうすぐアイドルじゃなくなっちゃうのか~。
モーニング娘。を卒業しちゃうんだなぁ~。
もっと娘。にいてほしかったよ~!
でも加入してくれたことに大感謝だし、6年間も頑張ってくれたことにも大感謝だよ~!
どぅーの演技は本当に本当に大好きだから、女優としての活動もマジで楽しみではある。
これからはどぅーの芝居をたくさん見られるんだよ?そう考えると寂しさも少しは和らぐってもんさ。
工藤遥ちゃん、18歳の誕生日おめでとう
モーニング娘。としてあともう少し、全力で突っ走ってください!
卒業してもまーどぅーは永遠だ。そうだろ?
(うっかりまたUTB+のまーどぅーグラビアを見てしまった)