先日めでたく6周年を迎えた10期メンバーですが、驚くなかれ7年目にしていまだオリジナルアルバムに2枚しか参加していないのですよ。
「またまたご冗談を」と自分でも思いましたが、何度考えてみても2枚しかない。13枚目と14枚目しか。
由々しき事態です。
現ハローでは中堅……いやもっと上のポジションにきている10期が、たった2枚しかオリジナルアルバムに参加していないとは。
このまま時が流れれば、どぅーは結局この2枚の参加をもってモーニング娘。を卒業してしまうことになる。
こんなことが許されていいのか。
りほりほと香音ちゃんでさえ3枚参加してるのに、どぅーはたったの2枚しか!
さらに在籍期間が短かったジュンジュンとリンリンでさえ3枚あるのに!(『COVER YOU』を含めれば4枚)
ちょっといい加減にしてください事務所さん。
さすがに、さすがにどぅーが卒業する前にアルバム出すだろうと思ってましたよ。
20周年でもあるわけだし、まさかアルバムが出ないまま2017年が終わるなんてそんなことはいくらダメ事務所でもそこまでダメではないだろう、と。
でもなんか、10月になってもいまだにアルバムを出すという声が聞こえてきません。
マジか。マジなのか事務所。
今月の29日で、前作(14枚目)が出てから丸3年が経ちます。
以前なら、このあいだに2~3枚は出せていたでしょう。
それがゼロ。無。
ひたすらに「もったいない……」という気持ち。
そのあいだにりほりほも香音ちゃんも卒業し、今度はどぅーが卒業しようとしている。
ヲタクにはどうすることもできず、ただ指をくわえて見ていることしかできない。
ああ、こんな事務所じゃなかったら……。
いくら人柄がよくても(?)、全然まともな仕事をしてくれない会社じゃダメでしょう。
千歩譲ってオリジナルは無理でも、せめてベストアルバムくらいは出しなさいよ。20周年ですよ?
20周年の節目にアルバムのひとつも出さない歌手とか聞いたことないわ。前代未聞です。やる気 is 0 じゃん。
あまりにアルバムが出ないので、過去の作品を改めて聴き返しております。
いやぁ、どれも素晴らしい。
特に『12,スマート』。
このそっけないタイトルのアルバムが、実に多彩な魅力を持つ名盤だということを再確認しましたよ。
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12,スマート
3,240円
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まず1曲目の『Give me 愛』からして超絶カッコいいんですが、4人で歌っている『シルバーの腕時計』がまた良い。
当時のりほりほの歌声は赤ちゃんかと思うほど幼くて、'14か'15くらいで録り直してほしいなぁと思うこともあったんですが、いま聴くとこの幼い声もこれはこれで素敵。
違う意味で泣けてきます。
そんなクールでカッコいい曲が続いたかと思うと、『好きだな君が』のようなエレクトリックな楽曲もあったり、『怪傑ポジティブA』のような疾走感あふれる楽曲があったり、とにかくいろんなジャンルのいろんな曲が詰まってるアルバムだなと思いました。
『My Way ~女子高花道~』も良いですよね。
女子高生をテーマに作られたのは、若い新メンバー(9期)が加入したおかげでしょうか。
大サビでりほりほのかわいらしい「カモーン♪」が聴けてとろけそう。
そして隠れた(?)名曲なのが『乙女のタイミング』。
この曲のBメロとか神がかってますよね。
そこからのサビ。明るく可愛らしいのに、どこか切ない。
歌っているのは光井・生田・鈴木という、シングルでは歌割りがそう多いほうではないメンバーなのも特徴です。
そう、アルバムならばシングルであまり目立てないメンバーにも光を当てることができるんですよ。
現メンバーは14人もいるので、歌割りは当然偏ります。
でもアルバムならば、歌割りが少ないメンバーをメインにした楽曲も出せる。だからアルバムが欲しいのです。
曲だっていろんな種類があるから、クールじゃないメンバーの歌声も聴けるでしょう。
最近、フクちゃんとかえりぽんとかまーちゃんとか、ドスの利いたカッコいい歌声を出すようになってきましたが、個人的には可愛らしい曲を可愛らしい声で歌うのも聴きたい。
えりぽんとかは、絶対そっちのほうが合うと思うんですよ。声質的に。(カッコいいのも悪くないけど)
シングルだけでは、やはり物足りない部分は出てきてしまいます。
14人も入れたんだから、それぞれをもっと活かせるプロデュースをしてほしいものです。
さて『12,スマート』も名盤ですが、その前の『Fantasy 拾壱』もめっちゃ良いのよね。
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Fantasy!拾壱
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こちらはプラチナ期最後のアルバムで、珍しくシングルが1曲しか入ってません。
そんなシングル『女と男のララバイゲーム』はシングルと少しアレンジが変わっており、個人的にはアルバムVer.のほうが好き。
コンサートの終盤曲として定着している『ブラボー!』は明るい曲なのになぜか泣けるし、『Fantasyが始まる』は先日の20周年イベの投票でも2位になった超名曲です。
この曲(Fantasy)はホントにめちゃくちゃカッコいい。
大サビでの愛ちゃんのフェイクとか鳥肌ものですね。
いまは小田ちゃんがそこを担当してるわけですが、'17Ver.としてレコーディングしてほしいくらいです。
冒頭のさゆパートをまりあちゃんが受け継いでるのも熱い。
プラチナ期のイメージとは一線を画す『女心となんとやら』や『すんごいマイバースディ』のような可愛らしい楽曲もあれば、イメージ通りのカッコいい『I'm Lucky girl』のような曲もあり。
『1から10まで愛してほしい』は個人的に偏愛してる曲なんですが、Aメロが珍しくユニゾンなんですよね。
そういう試みができるのもアルバム曲ならではでしょう。
『愛しく苦しいこの夜に』を聴くと、反射的に泣けてしまうよう条件付けされたヲタクです。
この曲、単独ライブでは一度も披露されてないのに、なぜか亀ちゃん卒業のイメージがついていて泣けるのです。
他のどのアルバムも、つんくさん一人で作ってるとは思えないほどいろんな楽曲が収められている名盤ばかり。
その時々のモーニング娘。の足跡を辿る指標としても、やはり1年に1枚はアルバムを出してほしいです。
メンバー変動がめまぐるしいグループだからこそ、なおさら。
事務所さん。アルバムです。アルバムを出すのです。
もう何度も言ってますが、何度だって言いましょう。
アルバムを
出すのです
さあ早く。
グズグズするにも程がある。
いったいこの3年間なにをやっていたのですか?
3年も時間があったんだから、20周年に間に合うようにアルバム制作くらいできたでしょう?
これ以上メンバーたちの貴重な時間を無為にしないでいただきたい。
事務所がぼんやりサボってるあいだにメンバーが卒業していってしまうなんて、マジでもう耐えられない。ふざけんな。ばか。
聞くところによると秋ツアーでは未発表曲があるらしい。
それが果たしてアルバムへの布石なのか、あるいは『私のなんにもわかっちゃない』や『青春Say A-HA』のように音源化されないまま単なるライブ曲として宙を漂うことになるのか、まだわかりません。配信曲としてリリースされる可能性もある。
でもとにかく一番欲しいのはアルバム!アルバムだよばかやろう!アルバムをよこせ!
アルバムです。
しつこいですが、アルバムです。
こうなったら事務所の大人がノイローゼになるくらいしつこく「モーニング娘。のアルバムを出してください」という手紙とか電話とかメールとか伝書鳩とか街頭演説とかしてやろうかしら。
アルバムを出すまでずっと続けてやろう。
そうしてほしくなかったら、とっととアルバムを出しやがれぃ。
アルバムです。