今年も、男子が海岸を清掃する季節がやってきました。
そして女子からキャーキャー言われるのです。
「トング片手にかっこいい!」と。
さっそく近所の海岸に行ってゴミ拾いでもしてこようかな。
片手と言わず、両手にトング持っちゃうぞ。
ところでこういうSATOYAMA&SATOUMIユニットってもうやらないんですかね。
かみいしなんとかっていうユニットがあった気がしますが、いつのまにかしれっと結成してたし、このひとつしかないし、昔みたいな感じではなさそう。
いまハロプロでは空前のアルバム&カップリング不足が深刻なので、せめてシャッフルユニットくらいやってほしいなと思うんですが……。
実を言うと、アプカミの配信企画(「ミュージックデリバリー」とかいう名前のやつ)にそういうのを期待してたんですよ。
いや、それよりもっとこう、それこそアルバムやカップリングにできそうなクオリティの曲。
そういう曲を配信で提供してくれるのかな~と思ってたんですが、蓋を開けてみたらなんか思ってたのと違う。
これまでに4曲、まーどぅーの『Miss変換』、井上コンビの『いのうえのうた』、はるなん&かなともの『おバカねこと(以下略)』、よこやん&結の『ミンミンロケンロー!』が配信されました。
これはこれでおもしろいなと思うところはあります。
でもなんでしょう、ちょっとEテレ感が強い。
本当にEテレ用に書いたのならわかるけど、そういうわけじゃないのにどうしてこんなにEテレなのでしょう。
我々が求めていたのはこういう曲だったでしょうか。事務所がやりたいのは、こういうことなのでしょうか。
最初こそまーどぅーコンビの曲ということで喜びましたが、ぶっちゃけ曲よりも「まーどぅー」のほうに喜んでましたよね我々。
まーどぅーならば曲なんてなんでもいい!という気持ちもちょっとありますが、できれば『Miss変換』よりも『レディーマーメイド』(愛理ちゃんと梨沙子ちゃんの里山ユニット曲)みたいなほうが良かったと思いませんか。せめてあのくらいのクオリティが欲しかったとは思いませんか。
リニューアルする前のハロステでやっていた、さわやか五郎氏MCのクイズ企画と似た残念さを感じます。
バラエティっぽい、みんながわちゃわちゃ楽しそうな企画をやってほしいとは思ってたけど、なんかこれじゃない……そんな気持ち。
ハロステに関しては、その前の四字熟語コーナーからしてそんな感じでしたけどね。
とっても惜しい。
そのスタートを切ったことは評価しよう。
でも、進む方向が間違ってる。そっちじゃない。どこへ行くんだ。そっちじゃないぞ。そっちじゃないぞぉぉぉぉぉ……。
せっかくこういう機会があるのに、なーんかもったいないなと思ってしまいます。
ほら、前につんく♂さんが「明るい曲も提供してるけどボツになってる」みたいなツイートしてたじゃないですか。
いや、正確には「最近のつんくさんの曲ってどれも暗くないですか?」というヲタのツイートに、「毎回明るいのも提供しているよ」と返したのでした。
その「明るいの」をさ、配信で提供したらいいのに。
言うてもつんくさんの作った曲ですよ。
「みなさんにお届けできる代物ではありません」ってことはないでしょう。おそらく、事務所が考えるハローの方向性には向いてないと判断されたんじゃないかと推察します。
でもこの「ミュージックデリバリー」は、普段は聴けない曲をお届けするというコンセプトなんですよね?
だったらそのボツ曲を出してみたらどうですか。
グループの垣根を超えたユニットとしてでもいいし、普通にグループの曲としてでもいいし。
いまのEテレソングよりは話題になるだろうし、売れると思います。
このままだとあと2~3曲でこの企画が自然消滅していく未来しか見えないんですが、そう思うのは自分だけでしょうか。
いつも肝心なところがズレている事務所さん。
これまではその素朴さもある意味微笑ましかったけど、最近はもうそんなことも言ってられない感じです。
なにしろ他のことがまともにできてない。
モーニング娘。のアルバムを3年も出せてない時点で、「仕事ができない現体制」と言われても仕方がない状況。いいわけできるレベルではありません。完全に、事務所の無能と怠慢の結果です。
なので、「アハハ、Eテレソングもおもしろいじゃないか、アハハハ」と笑ってはいられません。
機会があるのにことごとく活かせないそのやり方に、異議を唱えずにはいられないのです。
せめてSATOYAMAユニット曲くらいのクオリティは欲しいなと、そう願いながら海岸を清掃してきます。
そういえば近所に海岸なんてなかった。