こないだの記事で「LILIUMのメンバーもいつか全員卒業するときが来るんだろうけど」みたいなこと書きましたが、そのペースが予想以上に早くて戸惑う。
そりゃあ永遠に枯れない花はないんだろうけどさ、もうちょっと長く咲いててくれてもいいじゃないか。
17歳やそこらで「あなたの思い出の中で永遠に咲き続ける」なんてセリフは早すぎるよ。
思い出の中じゃなくて、まだまだいろんな思い出を現在進行形で作っていきたかった。
ふと、どぅーの加入当初のことを思い返しました。
当時のモーニング娘。
9期と10期、久々に若い世代の子たちが加入してきて、また新たなモーニング娘。が始まる予感にワクワクしていたものです。
9期には新生代のエースりほりほがいて、10期にはとんでもない美少女くどぅーがいて。
他のみんなももちろん魅力的だったけど、特にこの二人には新しい時代の息吹をビンビン感じてましたね。
10期合格発表のときの武道館。
つんく♂さんがどぅーの名前を呼んだときの大きな歓声はいまも鮮明に覚えてます。
みんな、どぅーにモーニング娘。になってほしかったんですよねぇ。
そこから数年、大半がまだ学生メンバーだった新しいモーニング娘。を応援することは、本当に楽しかった。
思い出補正じゃないですよ。
当時も、「もしかしていまが一番楽しい時期なのかもしれない」とは思ってました。
実際その通りだったんだなと思います。
決していまが楽しくないわけじゃないけど、新しいモーニング娘。の始まりを感じていたあの頃と、そんなモーニング娘。がまた少しずつ変わっていく現在とでは、純粋に楽しめるのは前者。
新世代だったメンバーは予想以上に早く、次々と卒業してしまい、プロデューサーのつんく♂さんまでいなくなってしまった。事務所の体制も変わった。
ハロプロもモーニング娘。も変化を経て進化していくのだと思ってはいるけども、ここ最近の変化はなかなか素直に受け入れられないものが多い気がします。
「これで本当に大丈夫なの?」と心配になることばかりで、事務所のやり方に対する不満も激増しました。
本当にハロプロは、モーニング娘。は、良い方向に向かってるのだろうか。
そう考えてしまうことが増えました。
さゆが卒業して、これからは新世代のメンバーたちでモーニング娘。を作っていくんだ!と思ったらりほりほが卒業して、エースがいなくなっちゃったけどモーニング娘。は負けない!と思ったら香音ちゃんが卒業して、それでもモーニング娘。は続いていく!頼もしい13期も加わった!良いチームになってきた!と思ったら今度はどぅーが卒業してしまう。
モーニング娘。は一体どうなってしまうのでしょうね。
これからも順調に続いていく?
まぁよほどのことがない限りそうなるでしょう。
そうやって20年続いてきたグループが、いきなり消えることはないと思います。
でもそれって、本当に楽しいのかな。
いや楽しい。楽しんだけど、9期10期が加入したときのようなワクワク感は、正直ない。
別の楽しみはありました。
半分以上が在籍5年を超えて、いろんな面で成長してきたメンバーたちで構成されるモーニング娘。のこれからを楽しみにしてました。
でもその楽しみも、こうして度重なるメンバーの卒業でどんどん失われていく。
単なる「卒業の寂しさ」だけではない、心の一部がえぐられていくような痛みと、どこか諦めのような気持ちが育っていくのとで、ファンとしてのモチベーションを維持するのが年々難しくなっていきます。
ここでスパッと「ヲタやめます」と言えたらいいんですが、それはそれで自分の生きる糧を失うことでもあり、これまた難しい。
どぅーのような強く立派な人間には、どうやらなれそうもないらしい。
なんてこんなネガティブなことばっかり書いちゃうと明るく前向きに卒業しようとしてるどぅーに申し訳ないんだけど、ぶっちゃけファンの気持ちと実際に卒業するメンバー本人の気持ちとでは、たぶんベクトルが180度くらい違うんだからしょうがないじゃない。
本人は自分自身の人生のために、悩んで考えて違う道を進むことを決めた。
でも他人であるファンがそれとまったく同じ精神状態になれるわけがないし、こっちとしては「まだまだモーニング娘。として活動していきます」と言ってくれたほうが嬉しいに決まってる。
素直に受け入れたふりをして、大人な対応を見せる(見せかける)ことも無理をすればできなくはないけど、そんなことしてなんになるよ?
もう決まったことだから仕方がないと思う一方で、心の9割は「まじでやだもうやだ卒業とか耐えられん撤回してくれもう少しいてくれ早すぎるやだやだやだ」と呪詛のようにつぶやきまくってる。
ってゆうかもうさ、17歳とかの若さで「やりたいこと」がモーニング娘。としての活動以外のことになっちゃうの、勘弁してほしいです。
新しい夢を見つけたのはいいよ。でもモーニング娘。としての活動も大事じゃないの?違うの?え?マジで違うの?嘘やん……。
というのは冗談ですが、ここ最近のメンバーが(たくさん悩んだとはいえ結局は)ハローでの活動に見切りをつけ、早くも次なるステップに進んでしまう率の高さが恐い。まるでそれが当たり前のように、絶対的に賢明な選択肢であるかのようになってしまうのが恐い。
あやちょみたいに「私はまだまだグループに居座るつもりです!」みたいなメンバーはいないのか。
全員がそう思えというのは無理でも、もう少しいてもいいんじゃないか。なんかみんな、あまりに「将来は別の道に進むんだ。それは早ければ早いほどいい」みたいな思想にどっぷり浸かってしまってないか。そんなことないのか。もうわからん。
正直、どんな理由であってもグループからメンバーがいなくなってしまうことに喜びなんて何もないよ。
でも本人の口からそうしますと言われたらもうどうしようもないことだから、良いことだ素晴らしい立派だ応援するよこれからが楽しみだと自分に言い聞かせるように必死に前向きに受け入れようとするだけだよ。
その気持ちは嘘ではないけど、本当でもないんだよ。
こんなこと言われても、メンバー本人は困るでしょうね。
もちろん本人にそんなことを言うつもりはありません。
本人には本人の考えるべきことがあり、尊重すべき選択肢があり、それを決める権利がある。
だからこういうヲタのわがままみたいな話を耳に入れる気はさらさらないけど、ヲタにもヲタの気持ちというものがあり、それをご誤魔化すことはできません。メンタル的に。
そう、わたくしはどぅーにも負けないくらい豆腐メンタルな人間なので、自分の素直な気持ちを吐露することでしか心を落ち着かせることができません。良いとか悪いとかはどうでもよくて、自分のために、自分の気持ちを可視化することでしか。
なので後ろ向きなこともガンガン言っちゃうけど許してにゃん。
そのうちちゃんと前向きなことも書くから大丈夫。
また長くなったので、とりあえずここらで切ります。