昨日さらっと書きましたが、モーニング娘。の13期メンバーが加賀楓ちゃんと横山玲奈ちゃんに決定しました。
それについて、感想などを少々。
横山ちゃんについては「顔と名前をなんとなく知っていた」という程度でしたが、名前を呼ばれた瞬間は「あ~なるほどね。わからんでもないよ」と思いました。
予想みたいなことはあえてしてなかったんですけども、現研修生のなかでは有力候補だろうなとはおぼろげに思っておりましたので。
順当、という感じでしょうかね。
13期オーディション一回目の落選者であり、研修生暦もまだ二ヶ月しかない状態での合格ということで、「一般枠からの合格だぁ」と言って言えないこともない。かもしれない。
そういう意味では新鮮さはあります。
どんな子なのか、どんな風に成長していくのか、未知の楽しさがあるなと。
一方の加賀ちゃん。
加賀ちゃんが呼ばれたときは正直驚きました。
いまや研修生の最古参のひとりであり、ヲタとしては半ば「デビューせずにさよならなのかな……」と諦めかけていた部分もあったところでの、この逆転劇。
周りがどんどんデビューしていき、あるいは夢破れて去っていくなかで、めげずに折れずに腐らずに諦めずに頑張り続けた努力が報われた瞬間。
誰もがその瞬間に感動していたことと思います。
涙を堪えながら自己紹介をする加賀ちゃんを見て(そこまで思い入れがあったわけでもないくせに)もらい泣きしそうになる自分に、寄る年波を感じたりもしました←
そこに関しては、本当におめでとう、頑張ってきて良かったね……(泣)と祝福したいです。
そんな二人の合格者ですが、なにもかもスッキリ納得か?と聞かれると、個人的には思うところも少々あって。
まず、やはりこれまでのような期待感、ワクワク感は希薄だなと。
まぁそれは「研修生からのみ加入」という発表があった時点でわかっていたことではあるんですけども。
手堅く無難な人選――と言ったら二人に失礼かもしれませんが、やはりオーディションの過程や未知の一般人からのシンデレラストーリーがなく、「すでに知っている(加賀ちゃんはなおさら)子たちの加入」というのは、本人たちの魅力はともかく、“新メンバー”としての魅力は半減しちゃうなぁ……という気持ち。
(二人が悪いわけではもちろんないですが)
オーディション自体、研修生を4年もやってる加賀ちゃんと、一回目で不合格になった横山ちゃんをいまさら入れるということについて、「うん?」と思わないでもない。
横山ちゃんは、一回目に落選して研修生になってからの二ヶ月でそんなに変わったの?
一回目に合格ではダメだった?
二回目で合格した理由は?
まさか事務所さん、一般枠がまた該当者なしになったからって妥協したわけじゃないよね?
と思わないと言ったら嘘になる。
横山ちゃんに不満や文句があるわけではもちろんないですが、ちょっと腑に落ちない展開ではあるなぁとね。
加賀ちゃんもそう。
加賀ちゃんが呼ばれた瞬間、「やったね!よかったね!」という気持ちと同時に自分のなかの冷静な部分が「あ、いまさら加賀ちゃん入れるんだ」と思ったのも事実です。
ここまで散々4年も引っ張っておいて(温存なのか様子見なのかわかりませんが)、いまさらモーニング娘。に、しかも研修生で同期(まりあ)だったり後輩(あかねちん)だったりしたメンバーがすでにいる状態のモーニング娘。に加入させるんだ、と。
事務所さんの、その意図というか理由はなんなんだろう、という素朴な疑問。
単純に、「昔は合格基準に達していなかったけど、いまようやくそこに達するほど成長した」ということなのかもしれない。
でもモーニング娘。というのは、即戦力じゃなくても原石を見つけて加入させてから磨き上げる(育てる)ようなところがあるグループだし、「充分に磨かれていないから加入できない」というわけでもないですよね?
そのあたり、なぜいまになって加賀ちゃんが合格できたのか、いまいち釈然としないところが少しあるなと思ってしまいました。
苦節4年の努力が報われたのは素晴らしいことだけど、ちょっと長く(“研修”生なのに)苦労させすぎだし、だったらもっと早くデビューさせてやりゃよかったのに……と思わなくもない。
そう思うから、なんでいまならOKなん?とその理由が聞きたい。純粋に。
この二人に関しては、選別者の選別理由みたいなものを公開してほしいなぁと思いました。
オーディション過程もまったく表に出てないから、「一回目落選」の横山ちゃんが二回目で合格した過程と理由、「4年も研修し続けた」加賀ちゃんがここにきて合格した過程と理由を、ファンもすんなり納得できる物語として見せてほしい。
妥協でも同情でもなくちゃんとモーニング娘。に加入すべき理由があるんだよ、という証拠を事務所側が示してほしい。
せめてつんく♂P時代だったなら、つんく♂さんからあれこれ合格の理由なんかを説明してもらえたかもしれないけど、いまはただ「合格はこの二人です」で終わりだからこんなことを思ってしまうわけで。
たぶん今週のハロステあたりで本人に合格を告げる映像が流れるのでしょうが、そこでもただ「合格です」と言うだけなのか、なんらかの合格理由を少しでも説明してくれるのか、注目したいと思います。
まぁアレだ、自分が現事務所に対して不信と不満を抱いてしまっているから、そんなことを考えてしまうのかもしれない。
やっぱり、運営とかプロデューサーを信頼できるか否かというのはファンとしても大きい。
信頼できない運営が決めた合格者は、本人のことは別として、その選別や決定の意思を疑ってしまう。
「本当にモーニング娘。にとってベストの選択として決めたか?」と。
なんて言っちゃってますが、自分は元々「新メンバー」というものにあまりウェルカムなヲタクではなかったので、そのへん含めて聞き流していただけたら幸いです。
昔は本当に、「え~新メンバー入るのぉ……」とか「え~この子らが合格で大丈夫~?」なんてクソ生意気なことを考えていた人間ですから。
「新人よりも既存メンバーが大事」というスタンスで、5期や6期のときでさえそんな感じでした。
「離婚した親が再婚して相手方の親や子どもと新しい家族になるときの受け入れ難さ」みたいなやつですよ。そういう経験をしたことはないので想像ですけど。
それが変わったのが9期からで、10期以降はもうオーディションの段階からワクワクしてたし、合格したメンバーに対してもウェルカム状態になっていて。
それがまた変わり、最近は昔に近い考え方に戻ってきました。
つまり、新メンより既存メン、というスタンス。
そんなヲタクが言うことなので、あんまり気にしないでください←
二人を祝福してないわけではないです。(その辺はさすがに大人になった)
でもだからといって「新メンバーYehhhhhh!!!」とうかれポンチになれるほどウェルカムになれているわけでもない。
一言でいうと、「複雑な気持ち」ってやつですかね。
新メンが入ること自体ちょっと複雑だし(娘。にとってはしょうがないことだとしても)、その選別理由も若干腑に落ちないから余計に。
そんな個人的な気持ちはさておき、合格した二人は見事なまでに対称的ですよね。
年齢はそこまで開いてるわけではないけど、研修生暦はかたや4年、かたや2ヶ月。
加賀ちゃんは「真面目でめっちゃ不器用でいろいろと誤解されることもありそう」というイメージなんですが、横山ちゃんは昨日の様子を見る限りではニコニコ笑顔と愛嬌でみんなに可愛がられるタイプっぽい。
漫画みたいだよね。
ちょっとお堅いベテランと、愛嬌で乗り越える新人の組み合わせ。
なのにこの二人、同期だというのがおもしろい。
どんな雰囲気になるんだろう。
加賀ちゃんがどれだけ心をオープンにできるかが重要かもしれないね。
研修生時代は同期だったまりあんと、後輩だったあかねちんがここでは先輩になるわけで(他グループにも同じ関係な子が多い)、そういった苦労もあることでしょう。
プライド高そうだけど、あんまり気を張り過ぎずに頑張ってほしいなと思います。
などなどいろいろ考えはしましたが、自分はとにかく譜久村リーダー率いるこのモーニング娘。についていこう、とライブを観ていたら思えたので、13期のことは徐々に受け入れるというか納得していけばいいかなと。
その辺のことは、ライブの感想と共に次の更新で書きたいと思います。