まだまだ舞台の余韻を引きずってますが『続・11人いる!』は終わってしまったので『トライアングル』のDVDを見るしかありませんでした。
演劇女子部ミュージカル「TRIANGLE-トライアングル-」 [DVD]/譜久村聖,鞘師里保,石田亜佑美

¥6,999
Amazon.co.jp
やっぱキリ中尉カッコいいわー。
演じてるのは確かに鞘師里保なんだけど、意識としては鞘師里保として見てない。
キリ中尉として、本気でカッコいいと思える。だから、この役のときに「可愛い」と思うことはない。「美しい」とは思うけど。
あの怜悧な表情。一見近寄りがたいけど、実はとても不器用な愛情を持つお人。
最高かよ。そりゃあ天のお告げもキリを選ぶわけだ。
ああ!!どうしてりほりほは今年の舞台にいなかったんだ!!!
卒業したからだよ!知ってるよ!嫌というほどね!!(泣)
'16のライブや舞台その他諸々にケチをつけるつもりは一切ない。
いまはいまでまた違った魅力のモーニング娘。として楽しい。
ただ単純に、もし今年もりほりほがいたらやっぱり凄かったんだろうなぁ……と思うだけ。
見たかったなぁ。
また見たいなぁ、りほりほの芝居。もちろん歌やダンスも。
本業(というか仕事のメイン)ではない芝居でさえ、あれだけ凄かったのに。
しばらく(?)見れないなんて、そりゃないぜ。
りほりほが卒業発表したあの日あの瞬間、たぶん三番目くらいに思ったことが「じゃありほりほの(娘。としての)芝居はもう見られないのか……」ということでした。
今年の舞台も素晴らしかったけどそれとは別次元の話として、りほりほの芝居が見られなかったことが、なんというかとても……もったいない。
人類の損失です。本気で言ってます。
ああ。
まぁそれはそれとして。
キリ中尉もサクラ姫もアサダも良かったけど、ローズウッドもすげぇなと改めて思いました。
最初に観たとき、「あの人は小田ちゃんじゃない、ローズウッド殿だ……」と呆然としたのを覚えてますが、もうホント凄いよね。これ、舞台二回目のやつですよ。
細かい表情の演技とかも完璧。
いやあれは演技というより、本当にそう思ったから、そうしたかったからした、という感じなのでしょう。
個人的に好きなのは、βでアサダが自分の(ヴィータ人であるという)秘密をローズウッドに打ち明けるも反応の薄いローズウッドに向かって「驚かないんですか?」と訊ねたとき。
ローズウッドはフッと微笑み、「だって、わたしの胸の内なんて全部、もうとっくに知っているでしょう……?」と言う場面。
あの、セリフの前のフッという微笑み。
セリフを言うまえからもう、その微笑みだけで「いまさらそんなことで驚かないわ。だってわたし、あなたのことならなんでも知っているし、なんでも受け入れられるもの」と雄弁に語っている。そんな「フッ」ですよ。
あのとき小田ちゃんは小田さくらではなく完全にローズウッドであり、だからこそあれほど自然なこれ以上ないくらいの「フッ」ができたのだと思います。
演技の技量以前に、そこまで入り込めることが凄いなぁと。
小田ちゃんについて、リリウムのパンフレットで末満さんが「時々いるんです。経験もなく訓練も受けていないのに自然と演技のできてしまう人が」と書いていましたが、まさにそんな感じ。
もちろん努力に努力を重ねて頑張ってるのは承知ですが、努力だけではどうにもならないものを、彼女は持っている。
早く今年の『続・11人いる!』のDVDを見て、じっくり小田ちゃんの芝居のさらなる進化っぷりを堪能したいよ。
んで『トライアングル』の話に戻りますが、そういえばこの話ってこれといった悪役は出てきませんよね。
チーク卿くらいかな。
でも悪役というほどでもなく、ただちょっと嫌な奴といった感じ。
なんせ争いのない星なので、みんな根が良い人ばかりです。
メインキャラの4人も(パッケージには3人しか出てないけど、ローズウッドも影の主役と言っていい)、みんなが相手を思いやってるんですよね。オレもアルファ星に移住したいわ。
殺戮の星ヴィータから来たキリ中尉でさえ、結局あんなに良い人なわけで。
ホントに副将軍なんでしょうか。鬼神とか言われてたくせに、当時10歳の女の子に身も心も助けられてあっさり国盗りをやめちゃうとか可愛い。
その辺のこと、母星のヴィータ星ではどう言われてたんでしょう。
「辺境の星に偵察に行ったキリ中尉が帰ってこないんですけど……」みたいな騒ぎにはならなかったのか。
しかも移住どころか姫君と結婚までしちゃって、ちゃっかり次期国王じゃないですか。
結婚式には、ヴィータ星時代に仲の良かった参謀とか招いたりするんでしょうね。
サクラ姫にデレデレな中尉を見て、参謀「中尉、変わりましたね……」キリ「なにを言うんだ参謀。私はなにも変わっていない。このやろう、くらえフィラメントヴィータ!(発射)」とかいうやりとりがあるんでしょうね。
そんなキリ中尉と、ローズウッド。
最終的にはそれぞれ好きな相手のことを思いやり、身を引こうとした二人が、結局は意中の人と結ばれることになったわけです。
キリはアサダの想いや苦悩をサクラに告げてアサダの元へ行かせた。
ローズウッドは最初はアサダに姫のことを諦めさせようとしていたけど、それは自分がアサダと一緒になりたいからとかではなく、天のお告げによる運命で叶わぬ恋に苦しむアサダを見たくなかったからであり、アサダにも姫と結婚する資格あると知るやそれを女王に伝えようとした。
そしてサクラとアサダは、自分を想うそんな二人の優しさに気付けた。
アサダはローズウッドの自分への想いの他に、キリのサクラ姫への想いを知ることができたから……というのもあるのでしょう。いわば、キリにサクラ姫を託した。
サクラもまたアサダへの想いが消えたわけではないけど、アサダの想い、ローズウッドの想い、天のお告げ、そしてなによりキリの優しさに気付き、この人を信じてみたいと思った。
αとβはパラレルワールドであり、厳密にひとつの物語(とその時間)の裏と表なわけではないですが、観客は両方の物語を見ることによってそれぞれの想いや出来事を知り、この結末に納得ができるというわけですね。
ええ話や。
リリウムの残酷さや、続11人いる!の緊迫と感動も良かったけど、トライアングルのこのじんわりくる優しさと恋情の物語もすごく好きです。
はい。いまさらまたトライアングルの話をしてみましたよ。
たぶんこれと似たような内容を前にも書いてると思う←
ところで続11人の感謝祭やらないのー?
やろうよー。やってよー。ぜひやってよー。
EASTとWESTどっちでやればいいんだ問題があるけど、二日あればどっちもできる。
感謝祭行きたいよー。感謝したいよー。
ハロコンとかナルチカとかやってる暇があるんなら感謝祭をやるんだ。(暴論)
どうかお願いします事務所さん。
リリウムみたいに1年後とかじゃなくて、今年中に頼む。
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やっぱキリ中尉カッコいいわー。
演じてるのは確かに鞘師里保なんだけど、意識としては鞘師里保として見てない。
キリ中尉として、本気でカッコいいと思える。だから、この役のときに「可愛い」と思うことはない。「美しい」とは思うけど。
あの怜悧な表情。一見近寄りがたいけど、実はとても不器用な愛情を持つお人。
最高かよ。そりゃあ天のお告げもキリを選ぶわけだ。
ああ!!どうしてりほりほは今年の舞台にいなかったんだ!!!
卒業したからだよ!知ってるよ!嫌というほどね!!(泣)
'16のライブや舞台その他諸々にケチをつけるつもりは一切ない。
いまはいまでまた違った魅力のモーニング娘。として楽しい。
ただ単純に、もし今年もりほりほがいたらやっぱり凄かったんだろうなぁ……と思うだけ。
見たかったなぁ。
また見たいなぁ、りほりほの芝居。もちろん歌やダンスも。
本業(というか仕事のメイン)ではない芝居でさえ、あれだけ凄かったのに。
しばらく(?)見れないなんて、そりゃないぜ。
りほりほが卒業発表したあの日あの瞬間、たぶん三番目くらいに思ったことが「じゃありほりほの(娘。としての)芝居はもう見られないのか……」ということでした。
今年の舞台も素晴らしかったけどそれとは別次元の話として、りほりほの芝居が見られなかったことが、なんというかとても……もったいない。
人類の損失です。本気で言ってます。
ああ。
まぁそれはそれとして。
キリ中尉もサクラ姫もアサダも良かったけど、ローズウッドもすげぇなと改めて思いました。
最初に観たとき、「あの人は小田ちゃんじゃない、ローズウッド殿だ……」と呆然としたのを覚えてますが、もうホント凄いよね。これ、舞台二回目のやつですよ。
細かい表情の演技とかも完璧。
いやあれは演技というより、本当にそう思ったから、そうしたかったからした、という感じなのでしょう。
個人的に好きなのは、βでアサダが自分の(ヴィータ人であるという)秘密をローズウッドに打ち明けるも反応の薄いローズウッドに向かって「驚かないんですか?」と訊ねたとき。
ローズウッドはフッと微笑み、「だって、わたしの胸の内なんて全部、もうとっくに知っているでしょう……?」と言う場面。
あの、セリフの前のフッという微笑み。
セリフを言うまえからもう、その微笑みだけで「いまさらそんなことで驚かないわ。だってわたし、あなたのことならなんでも知っているし、なんでも受け入れられるもの」と雄弁に語っている。そんな「フッ」ですよ。
あのとき小田ちゃんは小田さくらではなく完全にローズウッドであり、だからこそあれほど自然なこれ以上ないくらいの「フッ」ができたのだと思います。
演技の技量以前に、そこまで入り込めることが凄いなぁと。
小田ちゃんについて、リリウムのパンフレットで末満さんが「時々いるんです。経験もなく訓練も受けていないのに自然と演技のできてしまう人が」と書いていましたが、まさにそんな感じ。
もちろん努力に努力を重ねて頑張ってるのは承知ですが、努力だけではどうにもならないものを、彼女は持っている。
早く今年の『続・11人いる!』のDVDを見て、じっくり小田ちゃんの芝居のさらなる進化っぷりを堪能したいよ。
んで『トライアングル』の話に戻りますが、そういえばこの話ってこれといった悪役は出てきませんよね。
チーク卿くらいかな。
でも悪役というほどでもなく、ただちょっと嫌な奴といった感じ。
なんせ争いのない星なので、みんな根が良い人ばかりです。
メインキャラの4人も(パッケージには3人しか出てないけど、ローズウッドも影の主役と言っていい)、みんなが相手を思いやってるんですよね。オレもアルファ星に移住したいわ。
殺戮の星ヴィータから来たキリ中尉でさえ、結局あんなに良い人なわけで。
ホントに副将軍なんでしょうか。鬼神とか言われてたくせに、当時10歳の女の子に身も心も助けられてあっさり国盗りをやめちゃうとか可愛い。
その辺のこと、母星のヴィータ星ではどう言われてたんでしょう。
「辺境の星に偵察に行ったキリ中尉が帰ってこないんですけど……」みたいな騒ぎにはならなかったのか。
しかも移住どころか姫君と結婚までしちゃって、ちゃっかり次期国王じゃないですか。
結婚式には、ヴィータ星時代に仲の良かった参謀とか招いたりするんでしょうね。
サクラ姫にデレデレな中尉を見て、参謀「中尉、変わりましたね……」キリ「なにを言うんだ参謀。私はなにも変わっていない。このやろう、くらえフィラメントヴィータ!(発射)」とかいうやりとりがあるんでしょうね。
そんなキリ中尉と、ローズウッド。
最終的にはそれぞれ好きな相手のことを思いやり、身を引こうとした二人が、結局は意中の人と結ばれることになったわけです。
キリはアサダの想いや苦悩をサクラに告げてアサダの元へ行かせた。
ローズウッドは最初はアサダに姫のことを諦めさせようとしていたけど、それは自分がアサダと一緒になりたいからとかではなく、天のお告げによる運命で叶わぬ恋に苦しむアサダを見たくなかったからであり、アサダにも姫と結婚する資格あると知るやそれを女王に伝えようとした。
そしてサクラとアサダは、自分を想うそんな二人の優しさに気付けた。
アサダはローズウッドの自分への想いの他に、キリのサクラ姫への想いを知ることができたから……というのもあるのでしょう。いわば、キリにサクラ姫を託した。
サクラもまたアサダへの想いが消えたわけではないけど、アサダの想い、ローズウッドの想い、天のお告げ、そしてなによりキリの優しさに気付き、この人を信じてみたいと思った。
αとβはパラレルワールドであり、厳密にひとつの物語(とその時間)の裏と表なわけではないですが、観客は両方の物語を見ることによってそれぞれの想いや出来事を知り、この結末に納得ができるというわけですね。
ええ話や。
リリウムの残酷さや、続11人いる!の緊迫と感動も良かったけど、トライアングルのこのじんわりくる優しさと恋情の物語もすごく好きです。
はい。いまさらまたトライアングルの話をしてみましたよ。
たぶんこれと似たような内容を前にも書いてると思う←
ところで続11人の感謝祭やらないのー?
やろうよー。やってよー。ぜひやってよー。
EASTとWESTどっちでやればいいんだ問題があるけど、二日あればどっちもできる。
感謝祭行きたいよー。感謝したいよー。
ハロコンとかナルチカとかやってる暇があるんなら感謝祭をやるんだ。(暴論)
どうかお願いします事務所さん。
リリウムみたいに1年後とかじゃなくて、今年中に頼む。