相変わらずあまり楽しくない話をしよう。でも大事な話だ。(ちなみに書いたのは三日くらい前)
そろそろこの手の話も食傷気味だろうけど、もう少しだけお付き合い願いたい。もちろん無理にとは言いません。
こういうときこそ、できれば楽しい話題を書くべきなのかもしれないが、明らかな問題点を無視することはできない。
また事務所批判か、と思われそうだけど、なにも事務所のすべてを批判したいわけではなく、言いたいのはモーニング娘。についての売り方、プロデュースやマネージメントの仕方にある。
何度か書いているように、いまの状況はグループのことを考えると決して良いとは言えない。
不満はいろいろとあるが、やはり、活動歴が5年たらずのメンバーを短期間に二人も卒業させてしまうのは、マネージメントの失敗という他ない。
「黄金期の頃は3年や5年で卒業するのが普通だった」と言うが、それは黄金期の話だ。
あの頃は時代の波に乗り、社会現象にまでなっていたという背景がある。
卒業にしろ加入にしろ、話題性を呼び、刺激にもなり、それはほとんどプラスに作用していた。
しかしいまは違う。
あの頃のように数年でメンバーを次々に卒業させてしまうことは、グループにとっては(いろんな意味で)ほぼマイナスにしかならない。
いまの情勢を鑑みれば、もっとじっくりと、それこそ10年くらいを見積もってメンバーを育てていくほうがファンのニーズとも合致するだろうし、昔に比べてレベルの高いパフォーマンスをものにするためにも、それが望ましい。
いつか卒業していくのは避けられないにせよ、5年というのはさすがに早すぎた。
卒業した/する二人は、加入から5年が経ってもまだ17歳。
まだまだこれから、いやむしろこれからさらに伸びていく時期だ。ファンもそれを楽しみにしていた。
もしかすると、事務所としてもそのつもりだったのかもしれない。
5年やそこらで卒業させるより、10年単位で育てていくほうがいいだろうと、理解はしていたのかもしれない。
しかし当のメンバーはそうではなかった。
早々に他の道を選び、去っていくことを決めた。
マネージメントの失敗と言ったのは、そういうことだ。
前向きな要素、後ろ向きな要素、メンバーが卒業を決めた背景にはいろんな想いがあったことと思うが、最終的な結論は「去ること」だった。
それを「続ける」という方向へ向けられなかったことが、いまの事務所の失敗、力不足と言わざるを得ない。
端的に言って、いまの事務所はかつてに比べてモーニング娘。の売り方がとても下手になった。
卒業加入を頻繁に繰り返すモーニング娘。をどう売っていくのが良いやり方なのか、わからなくなっているように思える。
反面、他のグループに関してはむしろ上手くなったと言えるかもしれない。
だから事務所としても、力の入れようが違うわけだ。
娘。以外ならやり方がわかる。実際、なかなか上手くいっている。
ところがモーニング娘。だけはよくわからない。
こないだも書いたように、どこか持て余しているようだ。
卒業についても、まだ芸歴5年の17歳に、(たぶん)当人から切り出され、それを引き留める術もない。
説得や話し合いはもちろんしたのだろうが、結局は本人の望むままに、卒業を受け入れてやることしかできなかった。(無理矢理引き留めろという意味ではなくて、「長く娘。を続けたい」と思わせるようなプロデュースができなかったということ)
どうしてこうなったのかと考えれば、必然的に“つんく♂さんのプロデューサー離脱”という事実が浮かび上がる。
これは時期的にも合致する。
それがすべてではないかもしれないが、大いなる要因となったことは間違いないだろう。
なんといっても、腕も確かな名物プロデューサーの離脱である。影響がないほうがおかしい。
水面下でひっそりと、いつのまにか済んでいたことだからファン側の実感は少ないが、これはそれくらい大きな出来事なのだ。
これまで、長らくモーニング娘。をプロデュースしてきたつんく♂さん。
メンバーの卒業や加入について、特に卒業について、かつてはつんく♂さんのほうから「そろそろやな」と声をかけることもあったようだし(これは黄金期のメンバーに多かったと見える)、プラチナ期の一部メンバーのように10年くらい声をかけず、本人が望むまで続けさせたこともあった。
それらの判断にこそ、プロデューサーの手腕が発揮されたわけだ。
なぜ黄金期にはつんく♂さん自らが声をかけ、卒業を促したのか。
なぜプラチナ期以降は、メンバーの希望に任せ、声をかけなかったのか。
それがベストだったからだ。
時代の流れを読み、グループの動向を読み、ファンのニーズを読み、その時々で判断してきた結果だ。
そしてメンバーも、そんなつんく♂さんを信頼し、判断を任せた。
そうやって、上手くやっていた。
もちろん例外はある。
黄金期やそれ以降も、自分から卒業を切り出したメンバーはいた。(ついでに言うと、急な脱退もあった)
問題は、その後のモーニング娘。の展望。
一人あるいは数名が抜けたモーニング娘。を、次はどう展開していくのか。
ここでもつんく♂さんは、その都度グループやメンバーをよく観察し、その時々のベストな展開を見せ、逆にあっと驚くような展開でファンを楽しませてもくれた。
しかしつんく♂さんがプロデューサーを離れ(というか離され)、新体制になったハロプロの運営はモーニング娘。を持て余し、メンバーには去られていくばかり。
あけすけに言ってしまうが、実に下手くそになった。
プロデューサーが変わるだけで、こうも下手くそになるのかと驚くくらいに。
これでは、ハロプロファンがモーニング娘。よりも(上手くプロデュースできている)℃-uteやアンジュルム、Juice=Juice(以下略)のほうを楽しいと思うのも無理はないだろう。
娘。ヲタの自分でさえ、あっちは順調でいいなぁなどと思うくらいだ。
どんなに好意的に捉えても、いまの娘。の状況がつんく♂時代よりワクワクするとは到底言い難い。
事務所に、“モーニング娘。を干す”なんてつもりはないのだとしてみよう。
しかし売り方がわからず、昔に比べて下手になっているから、実際は干されてるのとそう変わらない状況になっている。
果たして、意図的に干されているのと、その気はなくてもそうなってしまっているのと、どちらがマシなのだろうか。
このあいだ「娘。だけハローを抜けて、またつんく♂さんにプロデュースしてもらったほうがいいのでは」と書いたのは、そういうことから考えた妄想だ。
このまま、モーニング娘。の売り方が下手になった現体制に任せるよりも、何年も上手く(少なくともいまよりは)プロデュースし続けていたつんく♂さんにもう一度任せたほうがいいのでは?という意見。
結局はそこに行きついてしまう。
これは極論だが、もしかしてモーニング娘。というのは、生みの親であるつんく♂さんなしには成り立たないグループなのかもしれない。
数年前、テレビでつんく♂さんが言っていたではないか。
「モーニング娘。は、やっぱり僕の分身ですよ」と。
「もう一人の僕」とも言っていた。
畢竟、モーニング娘。とつんく♂さんは、互いになくてはならない存在なのだ。
ふたつでひとつ。一心同体。
しかしいまや半身はもがれ、かつてのように十全に機能しているとは言い難い。
ここに、明らかな“歪み”が生じてしまっている。
なれば、つんく♂さんの片割れたるモーニング娘。を、つんく♂さんのいない現体制のハロプロが上等に扱える道理がないのも当然なのかもしれない。
それでもこのまま、現在のハロプロのなかでモーニング娘。を売り出していくというのなら、この“歪み”をどう乗り越えるかが最大の問題となるだろう。
つんく♂さんがいない状況で、その半身をどうすれば上手く扱っていけるのか。
残念ながらいまのところ、あまり芳しい成果は出ていないように思える。
売り方が下手くそなまま2015年は過ぎていき、2016年を迎えてもそれは変わらない。
挙句、年若いメンバーが二人も、早々にいなくなってしまう事態となった。
シビアな言い方をすれば、現体制の事務所は、モーニング娘。に関していまだ結果を出せていないのだ。
まぁ文句を言ったところで、応援を続ける以上、ファンは事務所のやり方に任せるしかない。
そしてそれはメンバーたちも同じことだろう。年上のメンバーが多少の意見は出せても、そうそう大きなことまで関与できるとは思えない。大人に従うしかない。
だからもう少し見守ろうとは思う。
時には我慢も必要だ。(もう1年くらい我慢してる気はするが)
でももし、これからもいまのような状況が続いてしまったとすれば、そのときはどうか本気で、つんく♂Pの復活、あるいは娘。だけでもハローを離れ、再度つんく♂さんに任せるという案を検討してみてほしい。
そのくらいのことをしても良いんじゃないだろうか。
もはや卒業と加入以外、これといって目新しい変化もないルーティン化したハロプロを続けていくよりは、そのくらい根本的な改革があったほうが新鮮でおもしろいだろう。
いまのような安定性は失うだろうが、いつ終わるかわからないアイドルとしての時間……、どうせなら派手に燃え盛ってから散ってほしい。
そもそもが、オーディションの落選から始まり、デビューできるかもわからない状況で這い上がってきたグループだ。
いつからか出来上がっていたこの安定と退屈に身を任せ続けるよりは、ある種の賭けに出てみるほうがモーニング娘。らしい。
果たしていまの事務所に、そんな冒険ができるかな?
期待してるよ。半分くらいね。
こうも「つんく♂つんく♂」と言っていると、狂信的なつんく♂至上主義者だと思われてしまうかもしれない。
確かにつんく♂さんにしかできない(広い意味での)プロデュースこそがハロプロの核だったと思うし、自分もそれが大いに好きだった。
とはいえ病気のこともあり、つんく♂さんがPを離れるのも仕方ない部分はある。
これまでのつんく♂さんのやり方すべてに賛同しているわけでもないし、決してつんく♂至上主義なわけではないことをお断りしておきたい。
……いまのモーニング娘。を取り巻く環境がこんな状態でなかったら、こんなにつんく♂つんく♂言ってないさ。
「娘。だけハローを抜けて、再度つんく♂さんに……」という話が現実的でないのもわかってるよ。
ただの願望、現実逃避だ。
そんな逃避したくなるような現実が、一刻も早く上向きになることを祈っている。
そろそろこの手の話も食傷気味だろうけど、もう少しだけお付き合い願いたい。もちろん無理にとは言いません。
こういうときこそ、できれば楽しい話題を書くべきなのかもしれないが、明らかな問題点を無視することはできない。
また事務所批判か、と思われそうだけど、なにも事務所のすべてを批判したいわけではなく、言いたいのはモーニング娘。についての売り方、プロデュースやマネージメントの仕方にある。
何度か書いているように、いまの状況はグループのことを考えると決して良いとは言えない。
不満はいろいろとあるが、やはり、活動歴が5年たらずのメンバーを短期間に二人も卒業させてしまうのは、マネージメントの失敗という他ない。
「黄金期の頃は3年や5年で卒業するのが普通だった」と言うが、それは黄金期の話だ。
あの頃は時代の波に乗り、社会現象にまでなっていたという背景がある。
卒業にしろ加入にしろ、話題性を呼び、刺激にもなり、それはほとんどプラスに作用していた。
しかしいまは違う。
あの頃のように数年でメンバーを次々に卒業させてしまうことは、グループにとっては(いろんな意味で)ほぼマイナスにしかならない。
いまの情勢を鑑みれば、もっとじっくりと、それこそ10年くらいを見積もってメンバーを育てていくほうがファンのニーズとも合致するだろうし、昔に比べてレベルの高いパフォーマンスをものにするためにも、それが望ましい。
いつか卒業していくのは避けられないにせよ、5年というのはさすがに早すぎた。
卒業した/する二人は、加入から5年が経ってもまだ17歳。
まだまだこれから、いやむしろこれからさらに伸びていく時期だ。ファンもそれを楽しみにしていた。
もしかすると、事務所としてもそのつもりだったのかもしれない。
5年やそこらで卒業させるより、10年単位で育てていくほうがいいだろうと、理解はしていたのかもしれない。
しかし当のメンバーはそうではなかった。
早々に他の道を選び、去っていくことを決めた。
マネージメントの失敗と言ったのは、そういうことだ。
前向きな要素、後ろ向きな要素、メンバーが卒業を決めた背景にはいろんな想いがあったことと思うが、最終的な結論は「去ること」だった。
それを「続ける」という方向へ向けられなかったことが、いまの事務所の失敗、力不足と言わざるを得ない。
端的に言って、いまの事務所はかつてに比べてモーニング娘。の売り方がとても下手になった。
卒業加入を頻繁に繰り返すモーニング娘。をどう売っていくのが良いやり方なのか、わからなくなっているように思える。
反面、他のグループに関してはむしろ上手くなったと言えるかもしれない。
だから事務所としても、力の入れようが違うわけだ。
娘。以外ならやり方がわかる。実際、なかなか上手くいっている。
ところがモーニング娘。だけはよくわからない。
こないだも書いたように、どこか持て余しているようだ。
卒業についても、まだ芸歴5年の17歳に、(たぶん)当人から切り出され、それを引き留める術もない。
説得や話し合いはもちろんしたのだろうが、結局は本人の望むままに、卒業を受け入れてやることしかできなかった。(無理矢理引き留めろという意味ではなくて、「長く娘。を続けたい」と思わせるようなプロデュースができなかったということ)
どうしてこうなったのかと考えれば、必然的に“つんく♂さんのプロデューサー離脱”という事実が浮かび上がる。
これは時期的にも合致する。
それがすべてではないかもしれないが、大いなる要因となったことは間違いないだろう。
なんといっても、腕も確かな名物プロデューサーの離脱である。影響がないほうがおかしい。
水面下でひっそりと、いつのまにか済んでいたことだからファン側の実感は少ないが、これはそれくらい大きな出来事なのだ。
これまで、長らくモーニング娘。をプロデュースしてきたつんく♂さん。
メンバーの卒業や加入について、特に卒業について、かつてはつんく♂さんのほうから「そろそろやな」と声をかけることもあったようだし(これは黄金期のメンバーに多かったと見える)、プラチナ期の一部メンバーのように10年くらい声をかけず、本人が望むまで続けさせたこともあった。
それらの判断にこそ、プロデューサーの手腕が発揮されたわけだ。
なぜ黄金期にはつんく♂さん自らが声をかけ、卒業を促したのか。
なぜプラチナ期以降は、メンバーの希望に任せ、声をかけなかったのか。
それがベストだったからだ。
時代の流れを読み、グループの動向を読み、ファンのニーズを読み、その時々で判断してきた結果だ。
そしてメンバーも、そんなつんく♂さんを信頼し、判断を任せた。
そうやって、上手くやっていた。
もちろん例外はある。
黄金期やそれ以降も、自分から卒業を切り出したメンバーはいた。(ついでに言うと、急な脱退もあった)
問題は、その後のモーニング娘。の展望。
一人あるいは数名が抜けたモーニング娘。を、次はどう展開していくのか。
ここでもつんく♂さんは、その都度グループやメンバーをよく観察し、その時々のベストな展開を見せ、逆にあっと驚くような展開でファンを楽しませてもくれた。
しかしつんく♂さんがプロデューサーを離れ(というか離され)、新体制になったハロプロの運営はモーニング娘。を持て余し、メンバーには去られていくばかり。
あけすけに言ってしまうが、実に下手くそになった。
プロデューサーが変わるだけで、こうも下手くそになるのかと驚くくらいに。
これでは、ハロプロファンがモーニング娘。よりも(上手くプロデュースできている)℃-uteやアンジュルム、Juice=Juice(以下略)のほうを楽しいと思うのも無理はないだろう。
娘。ヲタの自分でさえ、あっちは順調でいいなぁなどと思うくらいだ。
どんなに好意的に捉えても、いまの娘。の状況がつんく♂時代よりワクワクするとは到底言い難い。
事務所に、“モーニング娘。を干す”なんてつもりはないのだとしてみよう。
しかし売り方がわからず、昔に比べて下手になっているから、実際は干されてるのとそう変わらない状況になっている。
果たして、意図的に干されているのと、その気はなくてもそうなってしまっているのと、どちらがマシなのだろうか。
このあいだ「娘。だけハローを抜けて、またつんく♂さんにプロデュースしてもらったほうがいいのでは」と書いたのは、そういうことから考えた妄想だ。
このまま、モーニング娘。の売り方が下手になった現体制に任せるよりも、何年も上手く(少なくともいまよりは)プロデュースし続けていたつんく♂さんにもう一度任せたほうがいいのでは?という意見。
結局はそこに行きついてしまう。
これは極論だが、もしかしてモーニング娘。というのは、生みの親であるつんく♂さんなしには成り立たないグループなのかもしれない。
数年前、テレビでつんく♂さんが言っていたではないか。
「モーニング娘。は、やっぱり僕の分身ですよ」と。
「もう一人の僕」とも言っていた。
畢竟、モーニング娘。とつんく♂さんは、互いになくてはならない存在なのだ。
ふたつでひとつ。一心同体。
しかしいまや半身はもがれ、かつてのように十全に機能しているとは言い難い。
ここに、明らかな“歪み”が生じてしまっている。
なれば、つんく♂さんの片割れたるモーニング娘。を、つんく♂さんのいない現体制のハロプロが上等に扱える道理がないのも当然なのかもしれない。
それでもこのまま、現在のハロプロのなかでモーニング娘。を売り出していくというのなら、この“歪み”をどう乗り越えるかが最大の問題となるだろう。
つんく♂さんがいない状況で、その半身をどうすれば上手く扱っていけるのか。
残念ながらいまのところ、あまり芳しい成果は出ていないように思える。
売り方が下手くそなまま2015年は過ぎていき、2016年を迎えてもそれは変わらない。
挙句、年若いメンバーが二人も、早々にいなくなってしまう事態となった。
シビアな言い方をすれば、現体制の事務所は、モーニング娘。に関していまだ結果を出せていないのだ。
まぁ文句を言ったところで、応援を続ける以上、ファンは事務所のやり方に任せるしかない。
そしてそれはメンバーたちも同じことだろう。年上のメンバーが多少の意見は出せても、そうそう大きなことまで関与できるとは思えない。大人に従うしかない。
だからもう少し見守ろうとは思う。
時には我慢も必要だ。(もう1年くらい我慢してる気はするが)
でももし、これからもいまのような状況が続いてしまったとすれば、そのときはどうか本気で、つんく♂Pの復活、あるいは娘。だけでもハローを離れ、再度つんく♂さんに任せるという案を検討してみてほしい。
そのくらいのことをしても良いんじゃないだろうか。
もはや卒業と加入以外、これといって目新しい変化もないルーティン化したハロプロを続けていくよりは、そのくらい根本的な改革があったほうが新鮮でおもしろいだろう。
いまのような安定性は失うだろうが、いつ終わるかわからないアイドルとしての時間……、どうせなら派手に燃え盛ってから散ってほしい。
そもそもが、オーディションの落選から始まり、デビューできるかもわからない状況で這い上がってきたグループだ。
いつからか出来上がっていたこの安定と退屈に身を任せ続けるよりは、ある種の賭けに出てみるほうがモーニング娘。らしい。
果たしていまの事務所に、そんな冒険ができるかな?
期待してるよ。半分くらいね。
こうも「つんく♂つんく♂」と言っていると、狂信的なつんく♂至上主義者だと思われてしまうかもしれない。
確かにつんく♂さんにしかできない(広い意味での)プロデュースこそがハロプロの核だったと思うし、自分もそれが大いに好きだった。
とはいえ病気のこともあり、つんく♂さんがPを離れるのも仕方ない部分はある。
これまでのつんく♂さんのやり方すべてに賛同しているわけでもないし、決してつんく♂至上主義なわけではないことをお断りしておきたい。
……いまのモーニング娘。を取り巻く環境がこんな状態でなかったら、こんなにつんく♂つんく♂言ってないさ。
「娘。だけハローを抜けて、再度つんく♂さんに……」という話が現実的でないのもわかってるよ。
ただの願望、現実逃避だ。
そんな逃避したくなるような現実が、一刻も早く上向きになることを祈っている。