℃-uteの『我武者LIFE』にある「もう誰一人も欠けないで」という歌詞や、先日J=Jのかなともが病気を発表したときによく聞いたファンの「かなともはグループに絶対必要な人だから」という言葉。


本当にその通りだと思うよ。心から。


でもそれは、モーニング娘。に対しても思うことなんだよね。


できることなら誰も欠けてほしくないし、どのメンバーもグループに必要な子たちだと思ってる。


きっとほとんどのファンがそう思ってるはず。一部のアンチとかは除いて。



だけどモーニング娘。は加入と卒業を繰り返すグループだから、そんな当然抱くであろう願いすら叶うことがない。


「この子はグループにとって必要だ」と思った子たちが、次々といなくなっていくグループ。それがモーニング娘。だから。



まったく、おかしな話だね。


そのおかげで長く続いてきたわけだし、いまのメンバーにも出会えたわけだから文句は言えないんだけど、毎度毎度、まったくおかしな話だよ。







香音ちゃんが春ツアーをもって、モーニング娘。及びハロプロを卒業する。


こちら


卒業後は、「人の役に立ちたい」ということで、福祉の道に進むらしい。





そうか。


立派な夢だと思う。
香音ちゃんなら、きっとたくさんの人の役に立つことができると思う。



ああでもそれは、モーニング娘。ではなかったんだね。


オレからすれば、いまだって充分人の役に立ってるし、芸能界という世界でしかできないことだってあると思うけど、それじゃあ駄目だったんだね。


「駄目」という言葉はマイナスに過ぎるかもしれない。
ただ芸能界ではなくて、福祉という仕事をしたかったということなのかな。


それが本人の願いならば受け入れるしかないけど、ファンとして、どうしようもなく寂しいよ。




なんにしても、否定することなんてできない。


だからこそ虚しい。
卒業するメンバーのこれからについては心から応援するけど、こうも次々と愛するメンバーたちが去っていってしまうことを、明るく受け止めろと言われてもなかなかつらい。


りほりほのことがあったばかりだから、そこまでショックというのもは受けなかった。まぁただ感覚が麻痺してるだけですけど。




こんなんばっかりだなー。


まろも卒業したし、めいめいも卒業する。
去年、「きっと来年も誰か卒業するよ」なんて書いたけど、二月の時点で早くも二人目だ。もう笑うしかない。


これからひと月ごとに誰か卒業発表でもしていくのかな?なんて皮肉も言いたくなる。



ハロプロという“集団”で捉えているからそう思うのかもね。
メンバーひとりひとりという“個”で見れば、これだけ数がいれば去っていく人もそりゃあいるわ。





アイドルというものが、もう少し遅い年齢からのスタートならば、こういうことも少なくなるのかな、と考えてみる。


いまのアイドルの多くは十代前半からのスタートで、だからもう二十歳前には違う道を選んでしまうことも少なくない。


要するに、「この仕事でずっと食べていく」という気概があるわけではない、ということだ。


活動してる中で徐々にそう思ってくる子もいるだろう。
しかし、決して甘い世界ではないし、本人がそう望んだからといって必ずしも続けられるわけでもない。


いずれにしても、困難な道だ。


だから℃-uteのような存在は、異例中の異例といえる。
そんな℃-uteでさえ、これまで何人かが違う道を選んでいったわけですが。



オレは別にロリコンじゃないので、17歳くらいからのスタートでも全然いいんだけど。


むしろそのほうがいい。17歳からアラサーくらいまでアイドルとして活動して、そこからもっと本格的なミュージシャンやら女優やらタレントやらになっていく。そういうほうがずっといい。こうして十代のほんの数年間だけ活動して、その後は違う世界で生きていかれるよりはずっと。








卒業というものは決して「悪い話」ではないんだけど、だからといって「楽しい話」でもない。


ここ最近のモーニング娘。は、こんな話ばかりだ。


楽しいニュースがほとんどない。
あるのはただの停滞か、楽しくない話だけ。


でもファンは「これがモーニング娘。だから」と言う。


なるほど。それはその通りだ。


でもこのままでいいと思っているとすれば、モーニング娘。というグループの未来は、いまのハロプロのなかではあまり明るくないかもしれないね。


前にも言ったけど、もはやハロプロにおいてモーニング娘。は異質な存在だ。


アンジュルムも似たようなシステムになってきたとはいえ、まだまだこの異質さとは程遠い。


明らかに異質なのに、それでも娘。だけはその異質さを貫こうとする。「これまでずっとそうだったから」という理由で。“宿命”とか“伝統”とかいう言葉を使って正当化する。


それが悪いと言ってるんじゃない。
ただ、いまのハロプロを見ていると、ますますこのシステムがマイナス効果しか生まなくなっている、ということだ。


昔はこのシステムでも成り立っていた。メンバーがいなくなる弊害はあったけど、それもちゃんとカバーできていた。(メンバーだけでなく事務所も)


でもいまはどうだろう?周りを見渡せば、同じメンバーで長く続いてるグループ、新しく生まれたグループなどが目覚ましい活躍をする一方で、次々にメンバーが去っていくだけのモーニング娘。の雲行きは怪しい。


言いたかないが、最近のモーニング娘。はあまり盛り上がってないように感じる。


事務所がかまってくれないから、というのもあるけど、とにかく目立った動きがない。あるのは卒業ばかりだ。



かつてない危機感をおぼえる。


もしなにも感じてない娘。ヲタがいるとすれば、少々楽観的すぎるのでは?と思うくらいに。



いつからこうなった?と考えると、やはりハロプロの体制や方針が変わり、つんく♂さんがいなくなった頃から、という結論に至ってしまう。




ああ本当に、どうしてこうなった?


まだプラチナ期の頃のほうがマシにさえ思えてくる。
あの頃は世間からの風当たりは強かったけど、内部ではむしろ逆風に負けない炎をメラメラと燃やしていた。だから楽しかった。


いまのモーニング娘。は、まるで少しずつバラバラに解体されていくかのように、わびしい。




もし事務所にまだやる気というものがあるのならば、これから数年はモーニング娘。を立て直す/盛り上げることに勢力を尽くすべきだと思う。


13期を入れればそれでいいなんて甘い考えは捨てて、モーニング娘。の今後をちゃんと真剣に考えて、そして実行してくれ。



ま、やる気があればの話ですけどね。
そんなことより他のグループで手一杯だというのなら、もうなにも言わんよ。









ちょっと話がズレましたが、香音ちゃんが春ツアーで卒業してしまうからには、コンサートの追加も再考せねばならないでしょう。


やっぱり茨城のも行くかぁ。
この感じだと武道館もあるだろうし、それも行かないわけにはいかなくなったよ。



また出費が増える……ホントいい加減にして……。







まだまだ言いたいことはあるけど、とりあえずはこのくらいで。



全然まとまってない文章ですが、もうまとめる気力もない。