続きの続きの続きの……④の続き。





ここからは一日目も二日目も同じセトリ。


メドレーです。



なにやら勇ましい音楽に乗せて、あゆみん→りほりほの順でソロダンスを披露しながら登場。


この武道館では、そのときに炎があがる演出がありました。
炎の演出はこのあともたくさんありまして、ライバルサバイバルを彷彿とさせましたね。







ところでこの炎、一日目に西スタンドで見たときも「あっつ!」と思ったほど熱波が届いたんですが、二日目にもっと遠い南東で見たときでさえ熱波を感じまして、あれの間近にいるメンバーはどんだけ熱いのよと思ったりもしました。



このダンスでの登場シーンで、あゆみんのダンスもまたレベルアップしてるなぁと感じた次第。


これまではそのキレの良さと軽快さがあゆみんダンスの良いところだなと思っていましたが、そこに少し重厚さが加わったと言いますか、独自の味が出てきたと言いますか。
まぁ素人の言うことなので説得力はないでしょうが、あゆみんがレベルアップしてるのは確かでしょう。


パートの歌い終わりを担当するところも結構あって、ビジョンに抜かれることも多かったあゆみん。
表情も上手くなったなぁと思いました。一日目のMCで言っていた、あの変な顔からだいぶ成長しておりますw



ということを考えてるうちに『ウルフボーイ』からの『TIKI BUN』。


が終わると、ダンス&アクロバットに突入。


あぁ、りほりほのダンス。
ここでのダンスはひときわ激しくて、それこそ戦っているかのよう。なのに美しい。


途中からステージの二階部分で何人かのメンバーも一緒に踊りだすんですが、ぶっちゃけりほりほしか見ていませんでした。だから誰が踊ってたのかも実はわかってない。
ホントごめん。でもだって、これで最後なんですよ……。


りほりほのダンスを言い表す語彙は尽きたのでこれ以上は語りませんが、とにかくオレは、あのダンスを見ると心が震えます。まばたきするのももったいないと感じるほどに。



そしてアクロバット。


しかしチェルが手の怪我のために出られなかったことが非常に残念。
頑張ってたのになぁ。DVDに入らないのが気の毒だ。どうか特典映像でもDマガでもいいから、なんらかの形で残してほしいです。


なのでここは、えりぽんとあゆみんが頑張りました。
途中で香音ちゃんも参加してます。信田先生も一瞬出てきてサポートしますw


武道館では、あゆみんがバク宙?を披露してましたね。
サポートありとはいえ、これは凄い。


そしてもっと凄いのがえりぽん。


これまではずっとバク転を2回連続やってたわけですが、一日目はなんと3回転。その日のラストMCで「4回転いけそうな気がしたんですよ!」と言ってたので二日目はまさか……と思ってたらやっぱりキタね4回転!


「やったな~生田~!!」と素で感心してしまいました。
いやもう、普通に凄い。モーニング娘。のメンバーがライブでバク転4回転するところを見る日がくるなんてねw


えりぽんも嬉しそうだったのがまたこちらも嬉しくなりました。


確かに最初はハラハラしたし、ヤバい怪我をする前にやめておいたほうがいいんじゃないかという気持ちもあるんですが、このメンバーの努力は素直に讃えたい。


特にえりぽんはもう、見てて全然危なげがなくて、なんなら5回転6回転くらいいけるんじゃないかと思わせられるレベルです。


自分では歌もダンスも苦手だと言っているなかで、これなら誰にも負けない、と努力したんでしょうね。
本当に凄かったよみんな。




メドレーはまだ続いており、『Moonlight night 月夜の晩だよ』は飯窪さんのAメロが新鮮で良いよね。


はるなんを見てると、かつてのさゆを思い出します。(いろんな意味で)


声質もどちらかといえばカワイイ系で、こういう声がひとりでもいるのはグループの武器になると思います。さゆの声もそうでした。歌が下手だとか自虐してたけど(完全否定はできない←)、あの声はいいアクセントになっていたので。


それとこの曲は、サビでのりほりほの「Say!」が好きなんですよわたくし。


初参加したツアーでは愛ちゃんがその部分を担当していて、りほりほは愛がきに混じって踊ってたんですよねぇ……。あ、目から汗が。


この「Say!」がもう聴けないのか……。


しかし改めて思いましたが、つんくさんは天才よね。
こんな曲誰も作れませんよ。めちゃくちゃカッコいいのに、気取らずカッコつけすぎず、どこかこう、ハロプロ感(と言えばハロヲタには伝わるはず)があるという。
なんか急にしみじみ思ったのでした。



そしてメドレー最後は『ドッカ~ン カプリッチオ』。


「私セクシー♪」の部分でビジョンに映されるフクちゃんがセクシーどころではなくて思わず目を逸らしてしまったのは秘密だ←


そのあとの「さらにセクシー♪」で映るまりあちゃんくらいでちょうどいいですよね。リーダーはちょっと危険すぎますよね。鼻血ブーですわ。(漫画か






そんなこんなでメドレーが終わるも、その後も立て続けに歌っていくから終始メドレーと言っても過言ではないんじゃないかと思うこのライブ。


続く『SONGS』の歌い出しでは、「生きるのが下手 笑うのが下手 上手に甘えたりもできない」とドヤ顔で歌うりほりほに対し、「まったくだ!」と心の中でツッコんでおきましたよ。



お次は『Password is 0』。


りほりほについてはダンスのことばかり書いてしまいましたが、歌声も素晴らしいのです。


腹の底から響く歌声。
卒業を決めてさらに吹っ切れたかのように、迷いのないまっすぐな歌声。


単純に技術的に見て(聴いて)も、絶好調でした。


本当に、この人はなんでもできる。


いや、なんでも“やろうと頑張る”。


りほりほ、どうか歌うことも忘れないで。


ダンスだけじゃない、その歌声に心震える人が大勢いるのだから。




お次は『わがまま 気のまま 愛のジョーク』。


メインステージとセンターステージを行き来してのパフォーマンス。
ええ、叫びましたとも。愛されたい、愛されたいと。


サビ終わりの「あ~い~さ~れ~とぅあぁ~~いっ!」はフクちゃんとまーちゃんだけでしたが、二人とも気合い入りまくりの咆哮で。


そうそう、まーちゃんについて語ってなかった。


今年の春ツアーから顕著ではありましたが、今後のモーニング娘。において、まーちゃんの歌声は(小田ちゃんと共に)キーとなるに違いない、と思わせられること多し。


まだ不安定なところも多少あるし、メンタル的にも小田ちゃんのような強さには至ってなくて、でもいままさに強くなろうともがいている最中にも見えて、ただ神妙に「頑張れ……まーちゃん」と応援したい感じです。


人は、ずっと同じままではいられないんですよね。


幾重もの出会いと別れを経験して、まーちゃんもまた、変わろうとしている。


「そのままでいてほしい」というファンの願いは、半分は叶い、半分は叶わない。
まーちゃんは相変わらずまーちゃんで、でも確実に成長していて。


最近そんなことばかり考えてしまいます。昔はこんなことなかったんだけどなぁw
やっぱり歳が一回りも離れてるとこうなっちゃうんでしょうかね。オレが(心身ともに)老いただけかもしれない。




続いては、『まじですかスカ!』


おお……おお……(泣いてる)


この曲で泣くとは思わなかった。でも泣いてしまった。


9期のデビュー曲。
この武道館で急遽追加されたのでしょう。スタッフさんの粋な計らいに感謝。


目の前で歌う2015年のモーニング娘。を見ながら、心に浮かぶのは2011年のモーニング娘。
そこで懸命に踊って歌う、子供だった9期の姿。


その9期がいま、モーニング娘。の最上期として立派にパフォーマンスしている。


当時は震災もあって、この曲の底抜けな明るさに何度も救われたものです。


メンバーたちも大変だったでしょう。
ましてや、右も左もわからない状態だった9期は。





こんなに立派になりましたよ。


思わず、ポロッと涙もこぼれるというものです。





そして本編最後。


その前にりほりほが一言、「モーニング娘。に加入して、私を一番成長させてくれた曲を歌います!」と言って、『One・Two・Three』。


そうだね。この曲はいまのモーニング娘。の代表曲であると同時に、りほりほにとっても大きな意味を持つ曲だったんだよね。


大サビで思いっきりシャウトするりほりほを見て、本当に大事な曲なのだと改めて感じました。







そんなこんなで本編は終わり、アンコールへ。



⑥へ続きます。次で終わるはず。