一気に更新。《Frustration三部作》(おおげさ)の第二回目。


今回は、現在のハロプロにおけるモーニング娘。の立ち位置やその扱い(の印象)について。


前回ちょっと硬い口調だったので、柔らかめでいきます。






福田まろさんの卒業に関するあれやこれやを見て思ったのは、もし彼女の卒業が去年、あるいはそれ以前だったとしたら、ここまで手厚くいろいろやってもらえただろうか、ということです。


きっと誰しも感じるところではあるでしょうが、今年になってからのアンジュルムは、それまでが嘘のように事務所に良くしてもらってるように見受けられます。


明らかに、事務所がアンジュルムを仕掛けよう、のし上げようとしてるのがわかる。


そこに本人たちの機運や努力も重なって、本当にのし上がってきた感がすごいですよね。


きっと一部ヲタは「これまでが不遇すぎたんだ」と言うでしょうし、それも幾らかの真実ではあるにせよ、いったいなにがあったわけ?というくらい今年は目をかけてもらえてる。


本当に、なにがあったわけ?


事務所の偉い人が、あやちょかまろに弱みでも握られてるの?w


あるいはつんく♂さんが総合プロデューサーから退き、特に楽曲の面で橋本さん以下スタッフ陣の好みの音楽を歌わせられるようになったから?なんて想像もしたほど。



そしてその点では、℃-uteもそう。


個々のメンバーのキャリア的にはハローの一番上にきたというタイミングもあれど、℃-uteも同じく非つんくの楽曲を歌うようになったわけで、いまの事務所としてはプロデュースするのも楽しいんだろうなぁというのが伺えます。


Juice=Juiceもそうかな。(ドラマは別の話)


ってゆうか、娘。以外みんなか。



そう、そんな中で、いまだつんくさんの楽曲をメインに歌っているモーニング娘。に対しては、事務所さん、なんだかちょっと冷たくない?と感じることが、少なくとも去年よりは多かった。そんな2015年。


冷たいというか、放っておかれてるというか、あんまり興味持ってもらえてないというか、もちろんそれなりにいろんなことはやってくれたんだけど、まぁいつも通りやっとけばいいだろ的な雰囲気で、もっとモーニング娘。を良くしてやるぜぇぇぇ的な気概はあまり感じられなかったのが正直なところ。


それよりも℃-uteやアンジュルムをのし上げることに精を出し、J=Jの精度を高めつつ、カントリーのアイドルらしい可愛さを楽しみながら、こぶしとつばきの新グループにウキウキして、研修生の育成に奮闘することを優先に、といった雰囲気で。




今年のハロプロの一番の変化といったら、そこなんじゃないかな。


まぁしょうがないかと思う一方で、娘。ヲタとして不満を感じる部分もないと言ったら嘘になる。



ただの娘。ヲタの被害妄想だろう……と抑えてきました。いままでは。


だってこういうこと言うと、発言の正否以前にまともに話を聞いてもらえないだろうなと思ったからです。それこそ「被害妄想ヲタがなんか喚いてるよ」となるに違いない、と。


だがしかし、りほりほの卒業というショックで精神をおかしくしたわたくしは、なんかもうどうでもいいから言っちゃえよ、という気分になったので言っちゃいます。




僻んでるの?と聞かれれば、いやそういうことじゃなくて……とも思うし、もしかしてそうなのかも……とも思う。


自分は、僻んでいるのだろうか。


なにを?
他のグループを?
事務所のやり方を?


そこが自分でもよくわかりません。
そう単純なことでもないような気もします。



ただ、今年はもう最初のほうからモーニング娘。に対する扱いに不満を感じることが多かったのは事実。自分だけかもしれないけど。思い込みかもしれないけど。





『MUSIC+』でもさ、℃-uteやアンジュルムは楽曲制作の様子をたくさん流してもらってますよね。それはいいんだけど。


あら。娘。はどうしたのかしら。


今年は現時点でシングル曲を6曲も出したのに(新曲を合わせれば9曲だ)、流れたのは非つんく曲の『今すぐ飛び込む勇気』、そのボーカルレコーディング風景(しかも全員ではない)と、作曲者&編曲者の対談だけ。


おやおや、随分な扱いじゃないか。


ってゆうか事務所さん、なんとなくだけど、ハロプロに関してつんく♂さんの存在をあまり表に出したくないような雰囲気があるのはナゼ。


総合Pではなくなったとはいえ、曲の制作者であることには違いないはずなのに、つんくさん作の楽曲は制作過程を公開しちゃいけない暗黙のルールでもあるの?


確かに本人は声を出せないけども、文字だけだっていいし、それ以外にも楽器の音入れとか、メンバーたちのレコーディング風景とか、流せる素材はあるはずなんですけどね。


まるでタブーのように、ハロプロからつんく♂さんの存在を払拭せんとしてるように感じられるのは自分だけでしょうか。


知ってます?先日LoVendoЯのおかまりが有線大賞に出たあとのブログにつんく♂さんへの感謝の言葉を書いたのに、あとでその部分だけ綺麗に消されてたんですよ。一体なぜに……。



それと、聞きましたよ?なんかジャニーズの某グループだけでなく、どこかの女性アイドルにも楽曲提供したんですってね。(ハローしか知らない自分にはわからないグループでしたが)


いやいやいや、そんならハローにもっと作ってくださいよ……いや、作らせてあげてくださいよ事務所さん、と思ってしまいました。


そりゃ昔のように大量には難しいだろうけど、つんく♂さん自身はまだまだ精力的に音楽を作っていく気は満々なわけで、にも関わらず「あー、ハローには娘。以外もういいんで」みたいな感じがあるのは、それがいまのアップフロントの総意なのだと解釈してよろしいのでしょうか?


それ故にいまだつんく♂チルドレンであるモーニング娘。は正当に扱ってやらんのだ、と言わんばかりの2015年。


まぁそれはさすがに妄想が行き過ぎるというものでしょうが、それ以外でもいろんな面で、モーニング娘。がちょいと軽視されてるような印象を受けました、正直。


気のせいでしょうかね。それならいいんだけど。






こういうことって、4~5年前は(一部の)℃ヲタがよく言ってて、1~2年前は(一部の)スマヲタがよく言ってた記憶があります。(不思議とベリヲタが言ってた印象はないw)


今度はいよいよ娘。ヲタ(ってゆうかオレ)の番が来たってわけですね。


まさか娘。の番が来るとは思わなかったよ。


まぁそれを言うなら、つんく♂さんが総合プロデューサーじゃなくなる日が来るとは思わなかったし、ハロプロの表記でモーニング娘。が二番目になる日が来るとは思わなかったし、そんななかで娘。からエースが突然卒業してしまう日が来るとも思わなかったですけども。



そう、やっぱりハロプロの表記で娘。を二番目にしたのもどうかと思うところ。


℃-uteに対して文句があるわけではありません。


問題なのは、事務所がとうとうモーニング娘。の歴史を無視し、単なる年功序列でハロプロを表記し始めたことです。


メンバーが変わってるとはいえ、モーニング娘。というのは秘伝のタレのように少しずつ継ぎ足されてきた歴史という旨味があり、それこそがモーニング娘。の“核”であるわけです。
急にガラッと入れ替わるわけではなく、先輩たちからいろんなものを背負いながら受け継ぎながら、モーニング娘。という魂が連綿と紡がれてきたわけです。


なのに、事務所はそれを無視した。18年の歴史を。繋がれてきた魂を。


よほど年功序列が好きなのか、あるいは℃-uteを一番に持ってきたい(推したい)ためにそういうルールを設けたのかわかりませんが、ぶっちゃけいまだに「ハロプロ=モー娘。」というのが世間一般の認識であるにも関わらずこういう表記にしてしまうというのは、自分のような娘。ヲタから文句言われるのも仕方のないことではと思う次第です。


メンバーだって、恐らくなにも感じなかったわけではないでしょう。
ハロプロの顔ともいうべきモーニング娘。に所属してるのに、年齢や芸歴が若いからというだけで二番目にされてしまったのですから。


このまま年功序列ルールを続けるなら、卒業加入を繰り返す娘。はどんどん下にいってしまう可能性もあるわけで。


そのうちJuice=Juiceの次、なんてことになるかもね。


これについて、事務所の考えてることがさっぱりわからない。


娘。ヲタを納得させられる立派な理由があるんならいますぐ言ってみやがれ、と言ってやりたいところです。








なーんていろいろ不満を言ってきましたが、いまのハロプロが「悪い」というわけではないですよ。


特に℃-uteやアンジュルムのファンからすれば、去年までより良いと思えるでしょう。



でも、うん、なんでしょうね……、つんく♂さんがプロデューサーだった頃が、ちょっと懐かしい。


結局はそこに行きついてしまうのかもしれません。


“本当の大事さは いなくなってから知るんだ”とはよく言ったもので。




いろんなものが、パッと見にはわからない地味さを伴って、変わったなぁという印象の2015年。


もちろんこれは自分が個人的に感じた印象であって、「これが事実である」というつもりはありません。


本当にただの被害妄想かもしれないし、あるいはわりと的を得ている可能性もないとは言えない。


でもとりあえずわたくし個人としては、そういう印象を今年中ずっと抱いていたことは本当で、それをなんとなく主張しておきたいなと思って書きました。


「そいつは違うぜ旦那」という論理的な反論があったら、ぜひ聞きたい。


そうして納得したいです。2015年もハロプロは絶好調だったし、そのなかでモーニング娘。も変わらぬポジションで絶好調だったのだということを。来年からも、なんの心配もいらないのだということを。


自分としてはどうもそう思えないところがあって、不信感……とまでは言いませんが、なんかモヤモヤすることが多い年だったなぁという印象なのでね。


娘。ヲタの意見と、娘。以外のヲタの意見で違うのかどうかというのも気になる。






あなたのいないハロプロに対して、そんなことを思いましたよ、つんく♂さん。