りほりほは、大人の目をするようになったなぁ。


と思うこの頃です。


卒業発表を聞いたからそう思うのだとしても、あながち錯覚ではないのではと。


いろんな経験をして、いろんなことを知り、いろんなものを得る一方で、いろんなものを諦めなければいけなかった目。


世界に甘えて寄りかかっていられた時期は終わり、シビアな視線で現実を受け止めたり、時に受け流したりしなければいけなくなった目。


苦労したんでしょうね。
もちろん楽しいことも嬉しいこともあったでしょうけど、それらとて、苦労したから得られたもののはず。


いろいろ苦労して、乗り越えるために強くなった。


強くならなければ乗り越えられなかった。


そんな目です。




目と言っても、それは“表情”でしょうか。正確には。


りほりほだけでなく、最近の9期はみんな、そういう大人の顔をするようになりました。


時折りふと子供になる瞬間もありますが、すぐにまた大人の眼差しに戻る。


昔の画像や映像なんかを見ると、やっぱり違うんですよ。
単なる躰の成長だけじゃなくて、心の内奥の変化が見てとれる。


あの頃はまだ世界に甘えていられた。自分よりも大きな存在に寄りかかっていられた。


さゆが卒業して一番変わった部分は、そこのような気がします。


もちろんいずれ誰もがそうなることだし、それはアイドルじゃなくても同じ。


でももう少し長く、子供の目をしてはしゃいでいる彼女たちを見ていたかったなぁという気持ちはありますね。ええ。


17歳で、もうそんな目をするようになっちゃったのかぁ。


と思うこの頃です。


これまではみんなと同じものを見ていたのに、いつのまにか、自分にしか見えない世界を見るようになっている。


それを共有できないことが、少し寂しいです。










ふう。


ときたま思い出すのが、小田ちゃんが加入時に受けたインタビューで「願いごとを叶えて貰えるとしたら何を願う?」という質問への答え、「なにも望まない人にしてほしい」。


わかるよ。
当時の小田ちゃんと同じ気持ちかはわからないけど、オレもいまそうしてほしい。


「こうあってほしい」という期待さえなければ、生きるのはもう少し楽だろうなと思う。


まぁその分、味気ないものにもなるんでしょうけども。





なかなか安定しないな。