ようやく見ましたよ。『トライアングル』のDVD。



演劇女子部ミュージカル「TRIANGLE-トライアングル-」 [DVD]/譜久村聖,鞘師里保,石田亜佑美

¥6,999
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すでに懐かしい。


中尉……またお会いできて光栄です。(お辞儀)




この舞台、自分はα編を2回、β編を1回観に行きました。


当時は初見の興奮で、とにかく中尉中尉キリ中尉と舞い上がっていましたが、今回はもう少し冷静に二編を見ることができた……かもしれません。


そうやって見てみると、β編の重要度をより理解できた気がします。



前に「α編は物語の表」と書きましたが、違う言い方をするなら、α編は“箱”だなと思いました。


そしてβ編は箱の“中身”。


箱の外にもどういう物語かは描いてあるけど、それをちゃんと理解するには中を見なければわからない。


すでに箱を2回見ていた自分は、今回のDVDで2回目となる中身の部分をより理解し、物語全体を把握することができたかなと。





まぁそれにしてもやっぱりよ。


キリ中尉かっこいいです(惚)



観劇したときは遠い席だったので、細かい表情までは見えませんでした。でもDVDならそれも見ることができる。素晴らしい発明だ。



中尉のあの、名前の通りキリっとした表情。


無言で睨む顔が良いのよ。あれ最高。睨まれたい。


そして佇まい。歩き方。
時に鋭く、時に優しい話し方。


不器用な愛情も、いぶし銀でカッコいい。



個人的に、アサダとのシーンが好きです。
もっとやり合ってもよかったのにw


アサダの前だと、クールな仮面が剥がれて本音を垣間見せるキリ。


それもこれもサクラ姫への愛情故かと思うと、これまた惚れてしまうわ。





アサダもね、やっぱりこいつは優しい人だなと改めて思いましたよ。


キリと違ってその優しさをまっすぐに出すことができるアサダ。


でもヴィータ人の血を引いているという負い目をサクラに対して持ってしまっているから、いろいろと悩んだりもする。


アサダもサクラも、二人ともまっすぐな優しさを持っているんですね。


そしてだからこそ、一緒にはなれなかった……。





最後にああいった決断をしたサクラ姫は、二人の愛情を知ることで、大きく成長したのでしょうね。


そのまっすぐな純粋さは忘れず、でもひとつの哀しみを乗り越えて、アルファ星の姫君として成長した。




そしてローズウッドは……と書いていくとまた長くなるからやめとこう。



でもローズウッドさんの泣きの演技ハンパないね。


当時も(遠くから見て)「本当に泣いてるんだろうな」と思わせるものがありましたが、DVDで見るとそれがよくわかる。


あれは「泣くところだから泣こう」としてるんじゃなくて、完全にローズウッドになってるからあそこで涙が自然と出るのでしょう。



改めて、中の人のポテンシャルに感嘆です。






去年の『LILIUM』とは違って、穏やかな気持ちで見終えることができる物語なのでw、まだ見てなーいという方はぜひどうぞ。








あ~、感謝祭も観たかったな~。


スピンオフの朗読劇もやったんですよね。見たいぃぃぃ!


DVD化待ってます。信じて待ってます。(切実に)








しかしりほりほのふり幅すごいなー。


キリを見てからブログの画像とか見ると、双子の兄妹かと思うよw


時に赤ちゃんのようにあどけない顔を見せれば、キリのような鋭い表情も見せてくれる。



あゆみんも、リリウムのチェリーとは真逆の役を演じ切っててすごかったです。



個人的には、どぅーの演技してるときの声というか発声が好きなんですよねぇ。


いつもより強く、腹の底から出してる感じの声。



それから、DVDで見るとリンディ(まりあちゃん)がめちゃくちゃ可愛かった。


ずっとニコニコ笑ってるんですよ。最後の挨拶のときもw


オレもスワスワ使いになりたかったぜ←





余談ですが、やっぱりある程度公演数を経ると、笑いどころでの観客の笑い声が少なくなりますね。


初日は(舞台に差し支えない範囲で)たくさん笑いが起こったんですけどね。
出演してない3人が映像で出てきたときなんて、爆笑でしたよw


今はネットですぐ広まってしまうので、まったくなんの予備知識もなしに観るというのが難しい時代です。


新鮮な気持ちで観たかったら、初日を狙うしかないのでしょう。
あるいは、ネットから完全に離れるか。


なによりリピーターも多いでしょうし、舞台での笑いというのは難しいものですねぇ。