リリウム感謝祭第一部、永遠の繭期の情景「LILIUM新作短編演劇~二輪咲き」
続きまして、「二輪咲き」の感想と考察なんかをチラッと。
「二輪咲き」の内容についてはひとつ前のブログに書きましたので、よろしければどうぞ。
こちら
感謝祭で上演する短編の、しかも当初予定していた『LYCORIS』のエピソード0的な物語ということで、どうなるのかなぁと思っていましたが、いやはやさすがのクオリティ。
『LILIUM』以前のクランの様子や、あの子やあの子の普段の姿が垣間見られただけでもテンション上がりました。
そしてキーとなるリコリスというキャラクターとシルベチカの関係性。
恥ずかしながらわたくし、以前リリウムの二次小説を書いたときに、ドッペルゲンガーネタで何か書けないかと考えたことがあったんですよ。
まぁ難しくて自分のポンコツな頭では何も思いつけなかったのでやめたんですが、(ドッペルゲンガーではなく多重人格だったけど)似た方向性のネタでこんなショートストーリーを書いてしまう末満さんはさすがだなぁと改めて思い知らされた感じです。いやこんなこと言うのはおこがましいにも程があるんですけどね……。
あ、でも「クランに新入生がやってくる」展開とか「死が二人を分かつまで」というセリフは自分も書いたぞ(・∀・)と勝手に嬉しくなったあと、そのクオリティの差に凹みました。ホントすいませんでした。
それはそうと、リコリス。
初日に観たときは「こいつ……何者?」とミステリアスな印象だけが残りましたが、その日の深夜にいろいろ考えて「あぁ二重人格的な?」とぼんやり気付くなど。
そこをよく注意して二回目(千秋楽)を観てみたら、全員(あるいは女子全員)が集まるシーンでは絶対にリコリスはいないんですよ。
シルベチカがいるシーンにはいて、他の少女たちとも一緒にいるシーンはあるんですが、誰一人としてリコリスとは会話をしていない。
一見誰かがリコリスの言葉に反応したように見えても、それはシルベチカに応えただけだったということがわかります。
たとえば冒頭の「こんにちは」のところ。
最初に挨拶を返したのはリコリスなのに、リリーとチェリーは無反応で、その後にシルベチカが言った「こんにちは」に反応したのです。
チェリーがシルベチカに「キャメリアと付き合ってるの?」と聞くシーンの最後も、チェリーは、シルベチカを呼び来たリコリスには反応していない。
だからチェリーの「どうなってんのよ……」という言葉は、シルベチカがキャメリアのことをなんとも思ってないということへの不思議と、誰もいないはずの場所に話しかけるシルベチカの挙動に戸惑っていたのだと思われます。
リコリスと会話をするのは、シルベチカだけ。
ラストシーン、シルベチカが「眠くなってきちゃった……」と言って去っていったあと、一人になったリコリスに話しかけるキャメリアが初めての“シルベチカ以外でリコリスと会話した人物”です。まぁそのキャメリアも、リコリスのことを「シルベチカ」とか言っちゃってるんですけども。
なぜそこでキャメリアがリコリスと会話できたかというと、“眠くなった”シルベチカ(という人格)が文字通り眠り、リコリスのほうが人格の主導権を握ったから、でしょうか。
このシルベチカの「眠くなってきちゃった……」は冒頭でも言ってたんですが、そこには必ずリコリスがいました。
シルベチカの言う「眠くなる」というのはつまり、リコリスのほうに人格の主導権が傾く、ということなのでしょうね。
実際、冒頭のシーンでもシルベチカが「眠くなってきた」と言ったあとのほうが、リコリスのセリフは多くなってましたし。
リコリスが言う、「あなたとわたしは二人で一人」という言葉、そして「二輪咲き」というタイトル。
ってゆうかもうこのタイトルで明白でしたよね。
ひとつの身体にふたつ咲く花。あくまでも、身体はひとつ。
まぁ二重人格(というか多重人格)であるというのはもう飯窪さんがブログに書いてるので正解なんですけども、これは要するに繭期の症状(あるいは特殊能力)ということなんでしょうかねぇ?
少なくともクランでこんな状態のヴァンプはシルベチカだけで、自分の死を視ているところなんかも普通じゃありません。
(『SPECTER』に、他人の死ぬ瞬間を視ることができるサトクリフというヴァンプがいましたが、シルベチカは他人の死は視られず、サトクリフは自分の死だけは視られない)
二重の人格であるシルベチカとリコリスの間には、シルベチカはファルスのイニシアチブの影響をモロにを受けてクランの秘密は何も知らず、キャメリアのことも「なんとも思ってない」と言い、リコリスは↑のような特殊能力の知識や、死んだピーアニーを覚えていて“誰かがみんなのイニシアチブを掌握している”ことに気付いていることや、キャメリアを深く愛していることなどの違いがあります。
シルベチカに対するファルスのイニシアチブがやや薄れてきているという事実が、シルベチカの内面で“リコリス”となって生きているのかもしれません。
そんな“リコリス”の人格が、月日が経つにつれてどんどん肥大していき、『LYCORIS』ではついに「秘密を知り、薬を飲まずに飛び降りて死ぬ」という決断をさせるまでになった。
飛び降りる瞬間、シルベチカは紛れもなくキャメリアを愛していたはず。
ということは、そのときシルベチカのなかにあった人格はリコリスということになる。
だってシルベチカ(の人格)は、キャメリアのことをなんとも思ってないのだから。
じゃあシルベチカ(の人格)はどこ行っちゃったの……。
その辺が『LYCORIS』で語られる……のでしょうか。
とにかく、本編には出てなかった飯窪さん、ここにきてかなり重要な役をもらいましたよね。
それ以外で思ったのは、まずリリーがすごく楽しそうだったということ。
クランのみんなと一緒に笑ったりお喋りしたり、「一緒にお昼を食べる」なんてことまでしてるとは。
そんなリリーの楽しげな姿を見れば見るほど辛くなる……。
あぁリリー。
たとえ偽りの花園であろうとも、君はこんな光景を自分の手で壊したんだよ……。
そしてその報いのように、望まない不老不死を得てしまった。
年表によると「二輪咲き」は『LILIUM』よりも200年くらい前のことなので、このときの記憶は『LILIUM』では消されているでしょう。
『LYCORIS』が『LILIUM』の10年前で、そこでもまた記憶は消されているでしょうが、その後の10年間(そのあいだにも記憶が消された可能性はある。ああややこしい)にだって楽しい思い出はたくさんあったはずで、そんなクランでの思い出を抱えたまま不老不死になるというのはどれほどの絶望なのでしょう。
もう仲間は誰もいない。自分が殺してしまったから。
「二輪咲き」での明るいリリーを見るほどに、『LILIUM』の結末を想って胸が苦しくなりました。
そして、そんなリリー以上に悲しい人物であるファルス。
「二輪咲き」ではファルス(と監督生二人)が裏でやっていたことが描写され、その苦悩と絶望がより強調された印象でした。
決して悪人ではなかったはずのソフィ・アンダーソンが、望まぬ不老不死を得て絶望し、“ファルス”と名を偽り、藁にも縋る想いで永遠の仲間を作ろうとしている光景。
なんの罪もない少女たちをクランに招き寄せ、イニシアチブを掌握し、ウルの成果を試すために次々と殺していく。
元々悪人でなかったファルスにとってそれは、自分を殺していくことにも等しかったはず。
しかしいくら少女たちを殺そうとも願いは果たされず、自分も死ぬことはできない。
いっそ心から狂い、本当の悪人になってしまえたら楽なのに。
そうなれないからこそ、ファルスは悲しみ、泣いていたのでしょうね。
なんて、なんて可哀想なやつ……。
ちなみにファルスの中の人は、1年経ってトライアングルも経て、より魅力的なファルスを演じられるようになっていたと思います。
より、カッコよさと、甘い雰囲気と、狂気が増していたような。
そんなファルスに理解を示し、裏の行いにも手を貸す紫蘭と竜胆のふたりもなかなかのトチ狂いっぷりでした。
『SPECTER』に出てきたヴァンプ4人も相当なイカレ野郎共でしたが、紫蘭と竜胆も負けず劣らずイカレてます。
適合試験と称して少女たちを次々殺めては埋めていく。
それを当たり前のように、なんなら選ばれた少女に「これは名誉あることなのですよ」的なことを言いながら葬っていく紫蘭と竜胆。
だてに300年近く仕えてないよね。
ファルスへの同情もあるかもしれませんが、自分たちが不老不死になるために(もはやそんな明確な目的意識は薄れてしまってるかもしれないけど)少女たちを実験材料にしていくとは。
「二輪咲き」では、チェリーの曖昧だった部分がほぼハッキリ描かれたのも印象的でしたね。
シルベチカとは幼馴染の親友で、キャメリアのことを好きなんだけど素直になれない。
そして自分がダンピールであることを必死に隠している。
チェリーはとにかく騒がしくて忙しい子なので、演じ甲斐があるだろうなぁと思ったりw
あそこまでハッチャけた演技ができるあゆみんは、やっぱり演技の才能あると思います。
『トライアングル』で主役になったのも頷ける。
新キャラでは、リコリスの次に出番が多かったピーアニー。
演じる野中チェルは初舞台の『トライアングル』でも結構いい役を貰ってましたけど、ここでもまた他の12期より抜きん出ていい役を貰っておりました。
末満さん、『トライアングル』見たのかな……?
それともチェルの演技の技量や評判を事務所の人から聞いたのか。
どうであれ、ここでもチェルは素晴らしかったですよ。
この娘はマルチな才能を持ってますよねぇ。
才能だけでなく、運も持ってるのかな。
あとで書きますが、トークショーの「シャッフル即興劇」でそのシーンの主役であるマーガレット役を引き当ててましたし。
持ってるなチェル。
とまぁ、二輪咲きの感想はとりあえずこんな感じで。
30分程度とは思えない濃密さでした。
マジでホントに心から、『LYCORIS』やってくださいお願いします。
これじゃ蛇の生殺し状態ですよ。
あれからどんなことがあってシルベチカが飛び降りるに至ったのか。
「来年はTRUMPシリーズはやらない」とおっしゃっていた末満さんですが、実はね……的なサプライズがないかとほんのちょっぴり期待せずにはいられない程度には、繭期をこじらせているハロヲタでした。
続きまして、「二輪咲き」の感想と考察なんかをチラッと。
「二輪咲き」の内容についてはひとつ前のブログに書きましたので、よろしければどうぞ。
こちら
感謝祭で上演する短編の、しかも当初予定していた『LYCORIS』のエピソード0的な物語ということで、どうなるのかなぁと思っていましたが、いやはやさすがのクオリティ。
『LILIUM』以前のクランの様子や、あの子やあの子の普段の姿が垣間見られただけでもテンション上がりました。
そしてキーとなるリコリスというキャラクターとシルベチカの関係性。
恥ずかしながらわたくし、以前リリウムの二次小説を書いたときに、ドッペルゲンガーネタで何か書けないかと考えたことがあったんですよ。
まぁ難しくて自分のポンコツな頭では何も思いつけなかったのでやめたんですが、(ドッペルゲンガーではなく多重人格だったけど)似た方向性のネタでこんなショートストーリーを書いてしまう末満さんはさすがだなぁと改めて思い知らされた感じです。いやこんなこと言うのはおこがましいにも程があるんですけどね……。
あ、でも「クランに新入生がやってくる」展開とか「死が二人を分かつまで」というセリフは自分も書いたぞ(・∀・)と勝手に嬉しくなったあと、そのクオリティの差に凹みました。ホントすいませんでした。
それはそうと、リコリス。
初日に観たときは「こいつ……何者?」とミステリアスな印象だけが残りましたが、その日の深夜にいろいろ考えて「あぁ二重人格的な?」とぼんやり気付くなど。
そこをよく注意して二回目(千秋楽)を観てみたら、全員(あるいは女子全員)が集まるシーンでは絶対にリコリスはいないんですよ。
シルベチカがいるシーンにはいて、他の少女たちとも一緒にいるシーンはあるんですが、誰一人としてリコリスとは会話をしていない。
一見誰かがリコリスの言葉に反応したように見えても、それはシルベチカに応えただけだったということがわかります。
たとえば冒頭の「こんにちは」のところ。
最初に挨拶を返したのはリコリスなのに、リリーとチェリーは無反応で、その後にシルベチカが言った「こんにちは」に反応したのです。
チェリーがシルベチカに「キャメリアと付き合ってるの?」と聞くシーンの最後も、チェリーは、シルベチカを呼び来たリコリスには反応していない。
だからチェリーの「どうなってんのよ……」という言葉は、シルベチカがキャメリアのことをなんとも思ってないということへの不思議と、誰もいないはずの場所に話しかけるシルベチカの挙動に戸惑っていたのだと思われます。
リコリスと会話をするのは、シルベチカだけ。
ラストシーン、シルベチカが「眠くなってきちゃった……」と言って去っていったあと、一人になったリコリスに話しかけるキャメリアが初めての“シルベチカ以外でリコリスと会話した人物”です。まぁそのキャメリアも、リコリスのことを「シルベチカ」とか言っちゃってるんですけども。
なぜそこでキャメリアがリコリスと会話できたかというと、“眠くなった”シルベチカ(という人格)が文字通り眠り、リコリスのほうが人格の主導権を握ったから、でしょうか。
このシルベチカの「眠くなってきちゃった……」は冒頭でも言ってたんですが、そこには必ずリコリスがいました。
シルベチカの言う「眠くなる」というのはつまり、リコリスのほうに人格の主導権が傾く、ということなのでしょうね。
実際、冒頭のシーンでもシルベチカが「眠くなってきた」と言ったあとのほうが、リコリスのセリフは多くなってましたし。
リコリスが言う、「あなたとわたしは二人で一人」という言葉、そして「二輪咲き」というタイトル。
ってゆうかもうこのタイトルで明白でしたよね。
ひとつの身体にふたつ咲く花。あくまでも、身体はひとつ。
まぁ二重人格(というか多重人格)であるというのはもう飯窪さんがブログに書いてるので正解なんですけども、これは要するに繭期の症状(あるいは特殊能力)ということなんでしょうかねぇ?
少なくともクランでこんな状態のヴァンプはシルベチカだけで、自分の死を視ているところなんかも普通じゃありません。
(『SPECTER』に、他人の死ぬ瞬間を視ることができるサトクリフというヴァンプがいましたが、シルベチカは他人の死は視られず、サトクリフは自分の死だけは視られない)
二重の人格であるシルベチカとリコリスの間には、シルベチカはファルスのイニシアチブの影響をモロにを受けてクランの秘密は何も知らず、キャメリアのことも「なんとも思ってない」と言い、リコリスは↑のような特殊能力の知識や、死んだピーアニーを覚えていて“誰かがみんなのイニシアチブを掌握している”ことに気付いていることや、キャメリアを深く愛していることなどの違いがあります。
シルベチカに対するファルスのイニシアチブがやや薄れてきているという事実が、シルベチカの内面で“リコリス”となって生きているのかもしれません。
そんな“リコリス”の人格が、月日が経つにつれてどんどん肥大していき、『LYCORIS』ではついに「秘密を知り、薬を飲まずに飛び降りて死ぬ」という決断をさせるまでになった。
飛び降りる瞬間、シルベチカは紛れもなくキャメリアを愛していたはず。
ということは、そのときシルベチカのなかにあった人格はリコリスということになる。
だってシルベチカ(の人格)は、キャメリアのことをなんとも思ってないのだから。
じゃあシルベチカ(の人格)はどこ行っちゃったの……。
その辺が『LYCORIS』で語られる……のでしょうか。
とにかく、本編には出てなかった飯窪さん、ここにきてかなり重要な役をもらいましたよね。
それ以外で思ったのは、まずリリーがすごく楽しそうだったということ。
クランのみんなと一緒に笑ったりお喋りしたり、「一緒にお昼を食べる」なんてことまでしてるとは。
そんなリリーの楽しげな姿を見れば見るほど辛くなる……。
あぁリリー。
たとえ偽りの花園であろうとも、君はこんな光景を自分の手で壊したんだよ……。
そしてその報いのように、望まない不老不死を得てしまった。
年表によると「二輪咲き」は『LILIUM』よりも200年くらい前のことなので、このときの記憶は『LILIUM』では消されているでしょう。
『LYCORIS』が『LILIUM』の10年前で、そこでもまた記憶は消されているでしょうが、その後の10年間(そのあいだにも記憶が消された可能性はある。ああややこしい)にだって楽しい思い出はたくさんあったはずで、そんなクランでの思い出を抱えたまま不老不死になるというのはどれほどの絶望なのでしょう。
もう仲間は誰もいない。自分が殺してしまったから。
「二輪咲き」での明るいリリーを見るほどに、『LILIUM』の結末を想って胸が苦しくなりました。
そして、そんなリリー以上に悲しい人物であるファルス。
「二輪咲き」ではファルス(と監督生二人)が裏でやっていたことが描写され、その苦悩と絶望がより強調された印象でした。
決して悪人ではなかったはずのソフィ・アンダーソンが、望まぬ不老不死を得て絶望し、“ファルス”と名を偽り、藁にも縋る想いで永遠の仲間を作ろうとしている光景。
なんの罪もない少女たちをクランに招き寄せ、イニシアチブを掌握し、ウルの成果を試すために次々と殺していく。
元々悪人でなかったファルスにとってそれは、自分を殺していくことにも等しかったはず。
しかしいくら少女たちを殺そうとも願いは果たされず、自分も死ぬことはできない。
いっそ心から狂い、本当の悪人になってしまえたら楽なのに。
そうなれないからこそ、ファルスは悲しみ、泣いていたのでしょうね。
なんて、なんて可哀想なやつ……。
ちなみにファルスの中の人は、1年経ってトライアングルも経て、より魅力的なファルスを演じられるようになっていたと思います。
より、カッコよさと、甘い雰囲気と、狂気が増していたような。
そんなファルスに理解を示し、裏の行いにも手を貸す紫蘭と竜胆のふたりもなかなかのトチ狂いっぷりでした。
『SPECTER』に出てきたヴァンプ4人も相当なイカレ野郎共でしたが、紫蘭と竜胆も負けず劣らずイカレてます。
適合試験と称して少女たちを次々殺めては埋めていく。
それを当たり前のように、なんなら選ばれた少女に「これは名誉あることなのですよ」的なことを言いながら葬っていく紫蘭と竜胆。
だてに300年近く仕えてないよね。
ファルスへの同情もあるかもしれませんが、自分たちが不老不死になるために(もはやそんな明確な目的意識は薄れてしまってるかもしれないけど)少女たちを実験材料にしていくとは。
「二輪咲き」では、チェリーの曖昧だった部分がほぼハッキリ描かれたのも印象的でしたね。
シルベチカとは幼馴染の親友で、キャメリアのことを好きなんだけど素直になれない。
そして自分がダンピールであることを必死に隠している。
チェリーはとにかく騒がしくて忙しい子なので、演じ甲斐があるだろうなぁと思ったりw
あそこまでハッチャけた演技ができるあゆみんは、やっぱり演技の才能あると思います。
『トライアングル』で主役になったのも頷ける。
新キャラでは、リコリスの次に出番が多かったピーアニー。
演じる野中チェルは初舞台の『トライアングル』でも結構いい役を貰ってましたけど、ここでもまた他の12期より抜きん出ていい役を貰っておりました。
末満さん、『トライアングル』見たのかな……?
それともチェルの演技の技量や評判を事務所の人から聞いたのか。
どうであれ、ここでもチェルは素晴らしかったですよ。
この娘はマルチな才能を持ってますよねぇ。
才能だけでなく、運も持ってるのかな。
あとで書きますが、トークショーの「シャッフル即興劇」でそのシーンの主役であるマーガレット役を引き当ててましたし。
持ってるなチェル。
とまぁ、二輪咲きの感想はとりあえずこんな感じで。
30分程度とは思えない濃密さでした。
マジでホントに心から、『LYCORIS』やってくださいお願いします。
これじゃ蛇の生殺し状態ですよ。
あれからどんなことがあってシルベチカが飛び降りるに至ったのか。
「来年はTRUMPシリーズはやらない」とおっしゃっていた末満さんですが、実はね……的なサプライズがないかとほんのちょっぴり期待せずにはいられない程度には、繭期をこじらせているハロヲタでした。