ご存知の通り、カントリー・ガールズの島村嬉唄ちゃんがグループを脱退するとの発表がありました。


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このところブログの更新もなく、一部でちょっとした騒ぎになってはいましたが、まさか本当に辞めることになるとは。


驚きです。そして残念です。本当に。


わずか数ヶ月ではありますが、たちまち人気メンバーとなり、たぶんそのおかげでメジャーデビューが早まったほど期待されていただけに、事務所としても相当な痛手でしょう。


ファンのあいだでも、悲痛の声が止みません。




しかし決定してしまったものは、恐らく覆ることはない。


もはや何を言っても虚しいだけではありますが、色々と邪推してしまう気持ちはわかります。




事務所の説明によれば、うたちゃんの家族との話し合いのなかで、「埋めることができない隔たり」があることが明らかになったとのこと。


そして家族から「辞めたい」との話があり、事務所としてもマネジメントの範囲を超えていると判断して、それを了承したということらしい。


その辺の表現がイマイチわかりにくいんですが、とりあえず事務所が憤慨しているのは伝わってきました。


元Juice=Juiceの大塚つかぽんのときと似たような状況ですね。やや違いはありますが。



この説明だと、辞める意思が本人にあったのか、あるいは家族の意思なのか判断しかねます。


文面だけを素直に読み取れば、家族が辞めさせたがったように思えますが、それも本人の「辞めたい」という意思を家族が伝えただけなのかもしれないし、確かなことは言えないんですよねぇ。




憶測はいくらでもできてしまう状況ですが、どこまで考えたって所詮は憶測止まりなわけで、むしろそれでいいのかなとも思う次第。


事実を詳細に明らかにしたところで、なにも良いことはないでしょう。


事務所か、親か、あるいは本人か、怨むべき対象が明確になって、ファンの怨嗟が肥大していくだけです。


だったら曖昧なまま、誰が悪いのか(本当には)わからない状態でいたほうが、誰にとってもいい。




「うたちゃん本人の言葉を聞きたかった」という意見もチラホラありましたけど、それはやめたほうがいいんじゃないかなぁと思いますよ。


結果がこうなってしまった以上、その理由を知っても、これまた良いことはなにもない。


「本当は続けたかったけど、仕方なく辞めることになりました……」と言われれば、そうなった原因を恨み、悔恨だけがいつまでも残り続けるでしょう。


逆に、「辞めたいほどに苦痛でした……」と言われたら、ヲタはこれからどんな顔をしてアイドルを応援していけばいい?という話です。
オレたちは良かれと思って応援してたけど、それは本人にとってはすべて苦痛でしかなかったの?あの笑顔も言葉も全部嘘だったの?他のメンバーもそんな風に思って、我慢してアイドルやってるの?などと、重い罪悪感と不信感だけが残るでしょう。



どんな理由であれ、事実を詳細に公表せず、本人の言葉を聞かせなかった事務所は賢明だったと思います。







しかし、返す返すも残念なことです。


自分の目からは、うたちゃんは最初こそアイドルという世界に戸惑っていたものの、徐々に慣れてきて、その活動を楽しめるようになってきたように見えていたんですが……。




未成年の子供に仕事をさせるというのは、我々が思っている以上に大変なのでしょうね。全方位において。


ましてやアイドルという、大勢の人の前に立つ人気商売となればなおさら。



ちょっと想像してみました。
自分の子供(いないけど)がアイドルになりたいと言ってきたら、どうするだろうと。


まず反対する。あんたが考えてるほど甘い世界じゃないとかなんとか厳しいことを言って、諦めさせようとする。
それでも子供が「やりたい。やらせてくれ。どんなに大変でも頑張るから」と本気で願うのならば、やらせると思う。


そこで子供の“覚悟”を確認するわけですが、それは親にとっても同じこと。


まだ歳若い我が子が世間を相手に仕事をし、休む暇もないくらいに忙しくて辛そうな姿を見ても「あの子が望んだことだから」と我慢して見守れるだけの“覚悟”を、親も得る。


子供に仕事をさせるということは、そういうことなのでしょう。


実際に活動する子供にも、それを見守りサポートする親にも、覚悟が必要なんだろうなと思いました。


モーニング娘。の飯窪さんが、オーディションを受ける際に親に土下座して頼んだと話していましたが、たぶんそれくらいの、双方の覚悟が。




うたちゃんとその家族に、それくらいの覚悟が果たしてあったのでしょうか。


我々にはわかりません。
別に責めたいわけじゃなく、ただの分析です。


ただ、事務所がよほど鬼畜な要求をしたのでない限り、本人か家族あるいは両方にその覚悟が少々足りなかったが故に、活動に関しての話し合いで「埋めることができない隔たり」が生じてしまったのではないかと思わずにはいられません。


他の何十人というメンバーが、人によっては十年以上も活動していることから、それは推察できます。


少なくとも、うたちゃんだけが不当に扱われていたわけではないということ。




なんて、結局自分もどこかに依った意見に寄りかかりたがってますね。


いくら考えても仕方のないことですが、なにも考えずに受け入れろというのも難しい要求です……。








ともあれこうなってしまった以上、我々にとって大事なのは今後のカントリー・ガールズ及びハロプロのこと。


エース級なメンバーだっただけに、抜けた穴は大きい。


メンバーがとにかく気の毒です。
ももちもプレイングマネージャーとして、焦りと不安と悔しさがあると思います。


ファンがすべきなのは、これからも応援していくことです。


うたちゃんが抜けても大丈夫、変わらず応援し続けるという意思を伝えること。


みんな魅力的な娘たちばかりです。
5人でも大丈夫。だから負けないで、と。






まとまらない文章ですが、自分が思ったのはとりあえずこんなところ。



まったく。
何が起こるかわからないにも程があるわ。


いまなによりも欲するのは、安定w


安心して応援していられる状況をください事務所さん……。