活動停止まであと一週間となったBerryz工房について、こんなネット記事が出てました。


こちら


ああいよいよなんだな……という寂しい気持ちと、「後悔はない」という言葉に救われる部分もありつつ。




ところでちょっと前に某新聞でのインタビュー記事でも似たようなことを言っていましたが、メンバーはみな「一般常識」や「普通の生活」というものに対して、かなりの憧憬と焦燥を抱いているのだなと感じました。


自分たちは子供の頃から芸能界という特殊な環境にいたので、いわゆる一般的な常識や感覚が身に付いていないという焦り。そしてそれは多少の憧れをも含んでいるのだと思います。



まぁね。そうだろうね。


なんたってBerryz工房は(℃-uteもだけど)、みんな小学生からこの仕事をやってるわけで。


十代前半で夢を抱いて念願の芸能界に入って……というのとはまた違う、まだ子供中の子供でなんだかよくわからないうちに物事がトントン進んでいって気付いたらここにいた、みたいな感覚のほうが大きいとしても不思議ではない。



そんなみんなが、一般的な、いわゆる“普通の”生活と、それに伴う感覚を希求するのも当然なのかもしれません。




一方で、そんな“一般的”で“普通”の生活を営んできた我々一般ピーポーは、その感覚をアタマでは理解できても、感覚的に理解できない……というか単純に、「もったいないよなぁ」などと思ってしまう部分もなくはないというのが正直なところ。


ベリーズが“普通”を(焦燥にしろ憧憬にしろ)求めるのと同じで、普通の人はベリーズのような華やかな世界に憧れを抱く場合が少なくありません。


というかベリーズのみんなだって他のハロメンだって、ある程度はそういう華やかな世界への「憧れ」があったからこそ、その道を選んだのだとは思いますが。



ともあれ両者は、いわば「ないものねだり」、あるいは「隣の芝生は青く見える」のそれ。


そんなことはベリーズのみんなもわかっているとは思いますが、それでも周囲の友達やらなんやらを見て、自分がいかに“普通”で“一般的”なものからかけ離れているかを実感してしまうのでしょう。


我々からすれば金銀財宝を手放すように見える「活動停止」という決断も、本人たちにとっては価値のあること。


だからこそ、こんな重い決断をしたのでしょうからね。





停止後の進路が決まっているももちとまあさちゃんはともかく、それ以外のメンバーは、いざ活動停止して一般的な生活を得て、果たしてどう感じるのだろう、という部分にも興味があります。


色んな意味で華やかな世界で生き続けてきた彼女たちが夢見た……と言ったら大げさかもしれませんが、少なくとも「求めた」普通の生活は、思っていた通りなのかどうなのか。


あの娘たちにそれは、色褪せて見えやしないだろうか、という一抹の不安。



普通の暮らしをしている一般的な我々は、その平凡さを嫌というほど知っています。


遠くからは輝いて見えたその世界が、いざ来てみたらなんとも退屈な場所だった、なんてことにならなければいいなという願い。


身に着けなければと思っていた一般常識や普通の感覚が、いかにつまらないものかということを思い知るようなことにならなければいいな、と。



そういうちょっとした不安というか、「みんなが欲しがってるそれは、そんなに良いもんじゃないんだよ」というちょっと意地悪な気持ちもありつつの心配を、正直していました。



しかし最近、それは単に自分がそんな風にしか物事を見られていないからではないかという反省の念も湧いてきました。


あの娘たちならば、いわゆる普通の生活からも、輝かしいものを見つけ出せるのではないかという。



要するに、見る人が見れば日常もドラマであるという真理。


「華やかな世界から普通の世界に行って大丈夫~?つまんないんじゃな~い?」なんてのは、余計なお世話以外のなにものでもないのだという真実。


そんなこと言ってるからオマエは日常を平凡で退屈なものにしか感じられないんだろうが、という内なる自分からの叱責……。



自分で言ってて悲しくなってきましたが、とにかくあの娘たちならば、どの世界に行っても楽しく輝かしく人生を送れるだろうから心配ないさ~~~という結論に至る。


まぁファンとしては、「やっぱりステージの上が一番楽しいのー♪」と言って戻ってきてほしい気持ちはもちろんあるんですけどねw





とはいえ実際、どう思うのか。


それは実際そうなってみないと、本人たちにもわからないでしょう。


今からそんな停止後の話をするのもなんですが、願わくばそこから先の未来も輝かしいものでありますようにと祈らずにはいられません。


わざわざ祈らなくても大丈夫、オマエみたいなやつと一緒にしないで、という無慈悲な現実の声も聞こえてきます(半泣)



しかしまぁ、それを祈ってしまうのがヲタというものなので、許してワン。





というか、あんなまだ若くて美しく才能豊かで可能性に溢れた娘たちが普通の生活なんてできるんでしょうかね?という疑問のほうが大きいかも。


周りがそうさせてくれないんじゃないだろうか。色んな意味で。


だから、いずれはまた表舞台に戻ってきてくれるような気がするんですが、これはヲタの願望かもしれませんw






そろそろ話がまとまらなくなってきたので、この辺でトンズラしようと思います。