よしもとばなな 『まぼろしハワイ』


まぼろしハワイ (幻冬舎文庫)/よしもと ばなな

¥535
Amazon.co.jp




ハワイを舞台にした中編集を4年ぶりに再読。




パパが死んで三ヶ月。傷心のオハナは、義理の母でありフラダンサーのあざみとホノルル空港に降り立った。あざみの育ての親マサコの、永遠の踊りに出会い、薄青い空、濃い緑、白く尖った波を眺めるうちに、涙の嵐に襲われる日々が変わっていく。パパはもうどこにもいないけれど、人生は続くのだ。優しいハワイに包まれ、生命が輝き出す奇跡の物語。(Amazonより)




収録作は、


「まぼろしハワイ」

「姉さんと僕」

「銀の月の下で」




喪失の悲しみの中で、ハワイの優しい空気に包まれて再生する痛んだ心。


言葉のひとつひとつが意味を持ち、深く染み入ってくる。




三編の中では表題作が一番好きかな。


ハワイには二度ほど行ったことがあり、あのなんともいえない“癒し”と“赦し”の空気を思い出した。


ハワイは、色んなものを癒して、赦してくれる。気がする。




そんなハワイを感じたいときにおススメです。